Customer Success - OMRON | Wind River-Japan

オムロン株式会社の
未来工場実現を支援

IoTを活用したイノベーションが製造業のデジタル
トランスフォーメーションを推進

採用事例

課題

インダストリアルオートメーションのグローバルリーダーであるオムロン株式会社(以下、オムロン)では、相互接続された装置からの情報の収集と分析を活用するファクトリーオートメーションソリューション(IIoTの導入)への顧客需要が高まると見込んでいました。オムロンのチームは、PCアーキテクチャを基盤にした、高度なオートメーション制御機能に、ネットワークに接続しているシステムやデバイスのデータ活用機能を組み合わせた、新型のコントロールソリューションの開発を目指していました。

「IPC RTOSコントローラは、リアルタイム制御とITの両方を1台でサポートします。VxWorksまたはWind River Linuxにより、高速かつ高精度なオートメーション技術を、柔軟な開発プログラミング環境と組み合わせて利用できます」

—オムロン株式会社、コントローラープロダクトマネジメント
グループ 部長 夏井 俊樹

アプローチ

ウインドリバーは、同社のIPC RTOSコントローラの開発を支援しました。同製品は、VxWorks® またはWind River Linux上で動作可能で、装置の機能のリアルタイム制御をプログラムすると同時に、高度なデータ処理タスクを実行できます。

導入効果

2016年に発売したIPC制御プラットフォームにより、オムロンは製造業のデジタルトランスフォーメーションの最前線に立っています。同プラットフォームは、製造装置のスマート化に役立ち、パフォーマンスや信頼性の厳格な基準を満たしながら、IoTコネクティビティとビッグデータ分析を通じて、生産性と生産品質の向上を図っています。

リソース

ケーススタディ

オムロン株式会社の未来工場実現をウインドリバーが支援

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Customer Success - Parkeon | Wind River-Japan

Parkeonと
「スマートシティ」の実現
に向けて協働

パーキングメーター市場のグローバルリーダーが、ウインドリバープロフェショナルサービスによりインテリジェントな舗道のパーキングメーターを統合

採用事例

課題

Parkeonは、次世代パーキングターミナルを開発する、都市モビリティテクノロジーにおけるグローバルリーダーです。同社は、主要なインテリジェンスをパーキングメーターからクラウドに移行し、便利でIoTネットワーク化されたキオスクを実現したいと考えていました。また、新しい舗道のパーキングメーターを同社のバックオフィスのビジネス業務システムと接続し、統合したいと考えていました。

「思い描くオープンプラットフォームを構築するために必要なアーキテクチャを考えたとき、自社で構築するよりもはるかに堅牢な接続ソリューションが必要だということがわかりました」

—Parkeon StreetSmartプログラム ディレクター マーク・ブロジー氏

アプローチ

Parkeonは、オープンプラットフォームを構築するためには、自社で構築するよりもはるかに強力で堅牢な接続ソリューションが必要であることを認識していました。同社は、市場投入までの時間を短縮し、リスクを軽減してエンドツーエンドのソリューションを実現するため、ウインドリバーのプロフエショナルサービスを採用しました。

導入効果

ウインドリバーとのパートナーシップにより、Parkeonは自社開発に比べて、短時間かつ低コストで、プロジェクトのリスクを抑えることができました。コストの削減だけでなく、市場投入までの時間を1年から半年に短縮できました。

リソース

ケーススタディPDF

Parkeonがインテリジェントな舗道のパーキングメーターの統合にウインドリバープロフェショナルサービスを採用

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Customer Success Story - Toshiba-Japan

小売業の未来を変革する
Toshibaを支援

Wind River Linuxが革新的なプラットフォーム
TCx Sky をサポート

採用事例

課題

Toshibaは、次世代のリテール向けTCx™ オペレーティングシステムを構築する必要がありました。TCx Skyオペレーティングシステムは、広く流通したPOSシステムに、強固な安定性とセキュリティ、性能を提供し、バイオメトリクスや匿名の顔認識などの最先端IoTイノベーションの基盤となるものです。TCx Skyは100万台以上のレジカウンターで使用されており、小売業向けアプリケーションに適した最新の組込みLinuxカーネル上で動作しています。Toshibaは、組込みLinuxの展開に伴うセキュリティ監視や、進化を常に把握するための技術パートナーを必要としていました。

「ウインドリバーとのパートナーシップはToshibaにとって、また小売業界における当社の方向性や投資計画にとって、非常に重要です。安全でセキュアなインテリジェントシステムを30年以上提供してきた実績のあるウインドリバーとの協働により、当社はクライアントが期待するデジタルトランスフォーメーションを実現することができます」

—Toshiba、フレドリック・カーレグレン氏

アプローチ

ToshibaがWind River® Linuxを採用した理由は、キャリアグレードの組込みLinuxに関する深い専門知識を有しており、グローバルな小売企業向けにセキュアでサポートされ、常に進化し続けるLinuxプラットフォームの開発とデプロイが可能なためです。Toshibaは、カスタマイズされたウインドリバーLinuxベースのプラットフォームを使用しており、ライフサイクル管理とメンテナンスは、ウインドリバーのコンテンツマネージメントサービス(CCM)を活用しています。Toshibaの顧客基盤は多岐にわたるため、同社は最新のシリコンバレー企業やセキュリティ機能に対応するために、常に新製品をリリースするウインドリバーは必要不可欠なパートナーです。Toshibaはオープンソースコミュニティからまだリリースされていないカーネルを必要としており、ウインドリバーはミスが許されない状況でした。ウインドリバーはToshibaとの協働により、キャリアグレードプラットフォームの強化に必要なカスタマイズや、パッケージとツールの選択を支援してTCx™ Skyを開発しました。ウインドリバーは、プラットフォームとユーザを保護する継続的なセキュリティモニタリングの実施においてもToshibaを支援しました。新しいカーネルが確定した2カ月後、ウインドリバーは新しいカーネルをWind Linux Continuous Delivery(CD)リリースに統合しました。

導入効果

ウインドリバーの協力により、ToshibaはTCx Sky製品のリリースを加速することが出来ました。Toshibaはウインドリバーとの協働より、安全でセキュア、かつ堅牢なリテールプラットフォームをお客様に提供することが可能になりました。お客様のニーズに対応するとともに、最新機能を搭載したリテール体験の進化をサポートしていきます。Toshibaはグローバルな小売企業のお客様に、TCx Skyの導入のために、最先端のサポートをスピーディーに提供していきます。

リソース

動画

Toshiba、ウインドリバーとのパートナーシップでTCx Skyを発売

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Customer Success: Mitsubishi Electric-Japan

三菱電機株式会社の
エッジコンピューティングにインテリジェンスを提供

FAの装置制御・エッジコンピューティング向け
最先端ソリューションにVxWorksを搭載

採用事例

課題

FA用途電子機器の世界的メーカーである三菱電機株式会社(以下、三菱電機)は、生産現場でのエッジコンピューティング用途向けに、新製品の発売を準備していました。目標は、装置のリアルタイム制御と、高速なデータ収集・処理・診断・フィードバックを単一の筐体に統合することでした。

「MI5000は、VxWorksを搭載することで装置のリアルタイム制御とエッジコンピューティングを単一の筐体で実現しました。 過去10年以上にわたりウインドリバーの製品やサービスを利用しています。ウインドリバー製品のコアテクノロジーへの信頼性は高く、安心して利用できます。サポートにも満足しており、今後も長く利用していきたいと
考えています」

—三菱電機株式会社 名古屋製作所 FAシステム第一部
コントローラ開発課 課長 綿部 良介氏

アプローチ

VxWorks®リアルタイムOS(RTOS)が採用されました。VxWorksにより、MI5000は、リアルタイム制御を担保しながらIoT機器からのデータ収集を実行することができます。このソリューションには、VxWorks上に構築されたウインドリバー仮想化テクノロジーも搭載されています。これにより、複数のワークロードを1つのエッジコンピューティングプラットフォーム上で統合することができました。

導入効果

三菱電機は、産業用PC「MELIPCシリーズ」を2018年に発売。製造業におけるエッジコンピューティングを進展させるとともに、インダストリアルIoT(IIoT)をリードする同社の立場を強化することができました。

リソース

ケーススタディPDF

三菱電機がウインドリバーを採用し、エッジコンピューティングにインテリジェンスを提供

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Customer Success - Ford Motor Company | Wind River-Japan

フォードの
コネクテッドカーの
リモート更新に貢献

OTAアップデートにより、リコールのない、スマートで安全なインテリジェントカーを実現

採用事例

課題

フォードは、引き続き顧客満足度を高め、自動車業界の最先端を走り続けるために、OTA(Over-the-Air)アップデートテクノロジーを次世代自動車に導入したいと考えていました。OTAアップデートにより、安全でコスト効率の高いアップデートと新機能をコネクテッドカーに迅速に展開し、ソフトウェアのリコールやそれに付随するコストを削減することを目指しました。

「顧客満足度を向上させるために、継続的かつリモートでアップデートを行い、問題解決や新機能の導入を行うことは、これまで以上に重要です。フォードのような企業に新しいイノベーションを提供することで、ウインドリバーは自動車メーカーとそのお客様の効率性と体験向上に貢献しています」

—ウインドリバー バイスプレジデント、マーカス・マキャモン

アプローチ

フォードはWind River® Edge Syncを採用しました。Edge Syncのテクノロジーは、データ量、転送時間、メモリ利用量を最小限に抑える、更新の差分を含む車両ソフトウェアのOTAアップデートを可能にします。 Edge SyncはインテリジェントなOTAアップデート/ソフトウェアライフサイクル管理ソリューションです。Edge Syncを利用することで、リモートで、組込みシステムの完全性の維持、機能とパフォーマンスの強化や重要なデータの収集と報告を車両のライフサイクル全体を通して行うことができます。

導入効果

Edge Syncを使用することで、ドライバーの体験と車両の安全性の両方において、ソフトウェアイノベーションが果たす役割を最大限に生かすことができ、未来の自動車の新しいコンセプトを描くための強力なツールを得られました。ウインドリバーのOTAおよびライフサイクル管理テクノロジーは、自動車メーカーのコネクテッドカーの進化を支援しています。

リリース

動画

Ford Motor Company

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プレスリリース

フォードがWind River OTAアップデートテクノロジーを採用

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Customer Success: NASA JPL-Japan

VxWorks、NASAの
火星探査機キュリオシティを支援

「キュリオシティは、着陸成功には絶対的な精度が要求されることから、「恐怖の7 分間」と表現される、EDL(突入、降下、着陸)と呼ばれる複雑な着陸手順を、VxWorks によって実現しました」

採用事例

課題

NASA JPLのキュリオシティチームは、これまでのミッションで必要とされてきた以上に、過酷な宇宙環境に耐え、より正確に火星に安全に到着する宇宙船とローバーを作る必要がありました。EDL(エントリー、ディスカント、ランディング)と呼ばれる着陸シーケンスは、最初の打ち上げ以外で最もアクション性の高いオペレーションを披露しました。また、キュリオシティはこれまでの探査機に比べ、10倍の科学機器を搭載し、より広い範囲を探査する計画でした。

アプローチ

ウインドリバーの VxWorks®リアルタイムOS(RTOS)は、この歴史的なミッションで中心的な役割を果たしています。2011年11月26日のロケット打ち上げからミッションの終了まで、宇宙探査機の制御システムの核となるオペレーティングシステムを、VxWorksが提供します。太陽系のロボット探査をリードするNASAのジェット推進研究所(JPL)は、ミッションクリティカルなOSの中枢として、20年以上にわたりVxWorksを使用してきました。キュリオシティプロジェクトにかかった総費用は約25億ドル、作業期間は8年間に及びます。莫大な費用と労力が費やされたプロジェクトのため、失敗のない、レジリエントなRTOSが要件の中心でした。

導入効果

2012年8月6日、マーズ・サイエンス・ラボラトリー探査機キュリオシティが火星のゲール・クレーターに着陸し、米航空宇宙局(NASA)は宇宙探査における偉業を達成しました。キュリオシティは、宇宙探検史上で最先端の技術を駆使した自律ロボット型宇宙探査機であり、地質探査機です。火星に生命の維持に適した環境がこれまであったかどうかを調査するとともに、今後の人類のミッションにおける居住可能性を評価するという、画期的なミッションを遂行します。

リソース

動画

NASA Jet Propulsion Laboratory MSL Curiosity

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サクセスストーリーPDF

VxWorks、NASAの火星探査機「キュリオシティ」に採用

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プレスリリース

VxWorks、NASAの火星探査機「キュリオシティ」に採用

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Customer Success - Collins Aerospace-Japan

世界初のマルチコアでの
DO-178C認証取得を支援

世界初のマルチコア設計安全認証の取得に向けた
マルチコアアビオニクスを共同開発

採用事例

課題

マルチコア製品は、最小のフットプリントで最大限の処理能力を提供し、サイズ、重量、消費電力(SWaP)に関連するコストを低減して、パフォーマンスを向上させます。コリンズエアロスペース社とウインドリバーの両社は、アビオニクス向けオープンシステムアーキテクチャ対応ソフトウェア仮想化プラットフォームの、明確な必要性を認識していました。このプラットフォームは、新しいアプリケーションをホストし、古いアプリケーションを統合して、高度にディターミにスティックである必要があります。その上、自律型およびオプションパイロット型のビジョンをサポートし、最高レベルのアビオニクス安全認証を取得する必要がありました。しかし、これまでにマルチコアで厳格なアビオニクス安全規格に認定された設計はなく、業界を根本的に変える可能性を秘めていました。

アプローチ

ウインドリバーとコリンズエアロスペース社は、DO-178C DAL A認証プロセスの一環として、FAA CAST-32Aマルチコア認証の目標を達成するための、設計、問題解決、認証作業を共同で行いました。両社は、今後の開発にむけて柔軟性を最大限に高めるたに、複数かつ安全レベルの異なるゲストOSを単一のマルチコア対応ハードウェアプラットフォーム上で安全に展開できる、VxWorks® 653 Multi-core Editionを採用しました。

導入効果

ウインドリバーとコリンズエアロスペース社は、テクニカルおよびプログラム認証取得を行うリスクを大幅に削減すると同時に、利用可能な開発リソースを増加させました。マルチコアでDO-178C DAL A認証を取得するための共同アプローチについての詳細は、ホワイトペーパーをご覧ください。コリンズ・エアロスペース社とウインドリバーは、Safety-Critical Systems Symposium (SSS’19)、Avionics Expo、SAE AeroTech Americasで論文を発表するために選ばれました。

リソース

動画

The Road to Multi-core Certification(マルチコア認証取得への道のり)

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