メディカル
SIRONA DENTAL

SIRONA DENTAL

ウインドリバープラットフォームが革新的なデンタルソリューションの市場投入期間を短縮

デンタルテクノロジーのリーダーが、記録的な速さでネットワーク化されたX線製品を実現

事例の詳細はこちら

「Wind River Platform for Medical Devices(医療機器開発プラットフォーム)によって、業界認定の堅牢なリアルタイムOSソリューションが実現しました。このプラットフォームと包括的なウインドリバープロフェッショナルサービスを組み合わせることで、非常に厳しい開発スケジュールをクリアできました」

—Sirona Dental Systems Inc.、組込みソフトウェア画像システム部門責任者、マイケル・ダルピアズ氏

課題

デンタルテクノロジーのリーダーであるSirona Dental Systems, Inc.(以下、Sirona)は、歯科医師の専門性を高めるツールを開発することで、競争力を高めています。同社の口腔外2次元/3次元X線装置は画期的なものでしたが、X線画像をPCに送信して処理・表示するネットワーク機能を追加することで、その地位を確立したいと考えていました。同社は、パフォーマンスと信頼性を保証するためにRTOSを必要と考えており、また迅速な開発が求められていました。

アプローチ

Wind River® Platform for Medical Devicesは、組込み開発スイート、コアネットワークスタック、堅牢なセキュリティコンポーネントの統合したものです。更に、カスタムBSPにより PowerPC アーキテクチャがサポートされていました。また、ウインドリバープロフェショナルサービス を活用し、Sirona の自社者開発者を迅速に立ち上げることができました。

導入効果

Sironaはウインドリバーの協力により、実証済みの高性能な製品を記録的な速さで市場に投入することができました。

オートモーティブ
PATEO

PATEO

ウインドリバー、PATEOのOS-Agnostic IVIシステムの構築に貢献

Android車載システムにiOS接続を追加

「自動車の環境は複雑なため、新しいソフトウェアや機能を導入するのは非常に難解な作業です。最高水準の品質を提供し、より迅速に市場に投入するには、ウインドリバーのようなエキスパートとの協力が不可欠です」

—PATEO社バイスプレジデント、ケルビン・ドゥー氏

課題

中国の自動車メーカーのパイオニアであるPATEOは、熱心なAppleファンをターゲットとする市場に参入するためには、Androidベースの車載インフォテインメント(IVI)システムにiOS接続機能を追加したいと考えていました。消費者の要求に答えるためには、迅速な対応が必要でした。しかし、PATEOは、クロスプラットフォームのソフトウェアエンジニアリングは得意分野ではなかったため、厳しい納期に直面する中、ウインドリバーにコンタクトしました。

アプローチ

PATEOは、ユーザーが人気の高いiOSデバイスからマルチメディアコンテンツにアクセスできるようにするために、 Wind River Connectivity Solution Accelerator for Android を選択しました。ウインドリバーのソフトウェアにより、外部プラットフォームは、ドッキングされたAppleデバイスのアクセサリーのように動作し、そこからコンテンツの再生が可能になりました。

導入効果

インフォテインメントプラットフォームが重要な市場参入の鍵となる市場において、ウインドリバーはPATEOが開発スケジュールを守りながら、IVIシステムにiOS接続を迅速かつ安全に追加する支援をしました。

ウインドリバーの採用事例

Shiron Satellite

「単なる製品開発と業界をリードする一流ソリューション構築の違いを、ウインドリバーチームが示してくれました」

 

—Shiron Satellite Communicationsプロジェクト、研究開発担当バイスプレジデント、エイアル・エルハヤンニー氏

ウインドリバーを活用して、Shiron Satelliteがより優れたブロードバンドをより低コストで開発

今日、驚くほど世界はつながっています。そのつながりを担っている企業の1つが、イスラエルのShiron Satellite Communications社です。同社のInterSKYシステムでは、質が高く低価格のインターネットアクセス、インタラクティブマルチメディア、さらに遠隔地用のインターネットプロトコル(IP)ブロードバンドアプリケーションが提供されています。当初Shiron社では、パソコン上で動作するWindows®ベースのOSを使ってInterSKYを開発していました。そのOSでは十分な成果が得られなかったため、リアルタイムOSへの変更を決めました。いくつかの候補を検討した末、文句なしでVxWorks®に決まりました。

Shiron Satellite使用ソリューション

VxWorks

紹介コンテンツ

サクセスストーリー
ウェブサイト

製品の小型化、市場投入までの時間の短縮

現在では、Shiron社のすべてのソリューションが、Wind River® Platform for Consumer Devices(コンシューマ機器開発プラットフォーム、VxWorks Edition)上で構築されています。そして、EclipseベースのWind River Workbenchによる共通ツールセットの標準化で開発チームを支援し、市場投入までの時間の短縮を実現しています。同社は、ウインドリバーを活用してリアルタイム性能を実現し、成長を続けるブロードバンド衛星市場に適した、よりコンパクトでより安定した製品を開発できるようになりました。フットプリントや重量など、製品のサイズの縮小を実現し、予算も抑えることができました。同社はVxWorksのおかげで製品コストが半減したとコメントしています。

メディカル
VARIAN MEDICAL SYSTEMS

バリアン メディカル システムズ

バリアン、放射線治療および放射線外科手術システムのミッションクリティカルな精度を実現するためにウインドリバーを採用

医療機器メーカーが革新的な画像誘導がん治療システムを開発

「ウインドリバーは、画像誘導放射線治療用装置TrueBeamに必要な非常に高い精度を実現するためのテクノロジープラットフォームを提供してくれました」

—株式会社バリアン メディカル システムズ ワールドワイドカスタマーサポートサービス担当、バイスプレジデント兼ジェネラル・マネージャー、パトリック・ヨーダ氏

課題

バリアン メディカル システムズ(以下、バリアン)は、放射線治療、放射線手術、陽子線治療、小線源療法によるがんやその他の疾患の治療に特化した医療機器メーカーです。毎年何十万人もの命を救うため、バリアンは10ミリ秒に1回の精度チェックと治療プロセス全体を通して10万以上の異なるデータポイントを継続的監視することができる、がん治療を再定義するシステムの開発を必要としていました。

アプローチ

バリアンは、最先端のTrueBeam 放射線治療および放射線外科手術システムの動作環境として、ウインドリバーを選択しました。ウインドリバーは、TrueBeamシステムの画像誘導がん治療に必要な、ミッションクリティカルな精度を支える信頼性の高いテクノロジプラットフォームをバリアンに提供しています。ウインドリバーは、画像処理、患者のポジショニング、モーション管理、ビームシェーピング、線量付与テクノロジーの各技術を新たなレベルで同期化させるための支援を行っています。

導入効果

バリアンは、 VxWorks® リアルタイムOSの信頼性の高い性能をベースにした、放射線治療の再定義に貢献するシステムを開発しました。

ウインドリバーの採用事例

テルコ・システムズ

「ウインドリバーは、当社にとって単なるサプライヤではありません。ウインドリバーはパートナーです。当社のソフトウェアソリューションの大部分が、Wind River Linuxをベースにしています」

 

—テルコ・システムズ社、R&D担当バイスプレジデント、デヴィッド・モーゼス氏

テルコ・システムズがWind River Linuxで製品の強化と新規市場への参入を実現

テルコ・システムズ社は、ノキア、IBM、BT、タタ・コミュニケーションズ、アルカテル・ルーセントといった世界中の大手通信/データ通信企業に、各種通信機器や高性能なネットワーク機器を提供しています。同社のイーサネットアクセスソリューションを活用することで、キャリアイーサネットネットワーク全体で複合サービスのサポートが可能となり、顧客は新サービスを導入し、売上増加を実現しています。LinuxベースのOSへの顧客の需要に応えて同社では、ルータ、スイッチ、デマケーションデバイスといった自社製品用のOSであるBiNOSを開発しました。OSのアップグレードに際し、次世代OS、BiNOXの基盤にWind River® Linuxを採用することにしました。

テルコ・システムズ使用ソリューション

Wind River Linux

紹介コンテンツ

サクセスストーリー
ウェブサイト

お客様の需要に柔軟に対応

Wind River Linuxを基盤としたキャリアグレードのソリューションBiNOXでは、リアルタイムマルチタスクが可能で、ユーザセキュリティが強化されています。また、オンラインパッチサポートとコンポーネントベースの開発により、顧客の製品開発サイクルをスピードアップし、市場投入までの時間を短縮することができます。Wind River LinuxベースのBiNOS/BiNOXソリューションによって、テルコ・システムズ社製品のスケーラビリティは高まり、より簡単に顧客の需要やニーズに応じた展開、管理、制御、強化を行えるようになりました。さらに、ウインドリバーを利用して、ハードウェア製品に加えて、ソフトウェアソリューションの開発、提供が可能になり、サードパーティのOEMや通信企業向けの高性能RTOSソリューションとして提供できるなど、アピールできる市場が広がりました。

インダストリアル
KUKA

KUKA

ウインドリバー、KUKAの革新的なロボットコントローラの納期遵守を支援

グローバルロボティクスのリーダーが、高性能化と機能拡張を推進

ビデオ: KUKA、KR C4にVxWorks SMPソリューションを採用

「ウインドリバーは、タイミング良く最適なテクノロジーを提供してくれる信頼できるパートナーです。VxWorksによって、お客様の求める品質を備えたソリューションをスケジュールどおりに提供できました」

—KUKA Robotグループ研究開発、バイスプレジデント、ラルフ・ケッペ博士

課題

産業用ロボットでは、信頼性が最も重要です。KUKA Robot Groupの新しくよりインテリジェントなPCベースのコントローラKR C4の導入にあたり、開発者はマルチコア処理をサポートするソフトウェアプラットフォームを必要としました。また、ロボット制御、モーション制御、シーケンス制御、プロセス制御などの制御システムを統合する必要がありました。また、安全性や接続性などの機能も追加したいと考えていました。しかし、最大の課題はハードウェアのコストを削減することでした。

アプローチ

1996年以来、KUKAはVxWorks® リアルタイムOSをロボットの基盤として採用しています。また、ウィンドリバープロフェッショナルサービス を活用して開発を加速させてきました。

導入効果

KR C4は、制御、HMI、および安全性を標準的なPCベースのプラットフォームに統合した初の製品であり、KUKAにとって画期的な製品です。VxWorksは、ハードウェアベースの機能をソフトウェアベースのタスクに置き換えることで、コスト削減とパフォーマンスの向上を実現しました。開発者は、複数の統合コントローラが共通のデータベースとインフラストラクチャを共有するアーキテクチャを構築しました。KUKAは、VxWorksと信頼できるパートナーであるウインドリバーにより、開発リスクを低減し、革新的な製品を納期通りに提供することができました。

メディカル
FEDEGARI AUTOCLAVI

FEDEGARI AUTOCLAVI

VxWorksがFedegariのパフォーマンス保証を支援

医薬品や医療機器の無菌状態を保つためのリアルタイム制御システム

事例の詳細はこちら

「ウインドリバーが単なるRTOSプロバイダではないことは、すぐにわかりました。常に新しいソリューションの開発を支援し、すばらしいテクニカルサポートを継続的に提供してくれました」

—FEDEGARI AUTOCLAVI社オートメーションマネージャー、マッシモ・ゲルフィ氏

課題

Fedegari Autoclavi(以下、Fedegari)は、医療用滅菌器のリーディングベンダーであり、厳しい国際基準に準拠することが求められる医薬品や医療機器に対して、信頼性と費用対効果の高いソリューションを提供しています。同社の目標は、市販のハードウェアで動作する、性能に妥協しない、低コストで柔軟性の高い、堅牢で汎用性の高いリアルタイムプロセスコントローラを開発することでした。

アプローチ

ウインドリバーの業界をリードするリアルタイムオペレーティングシステムであるVxWorks®は、温度、湿度、圧力、気流の信頼性の高いリアルタイム監視と調整を支える安定したアーキテクチャを提供し、安定したパフォーマンスを実現します。Fedegariは、ウインドリバーの産業機器ソフトウェアプラットフォームの専門知識を活用して、医薬品や医療機器の滅菌器向けに信頼性が高く、アップグレードが容易な制御システムを構築しました。

導入効果

制御ソフトウェアは標準的なプラットフォーム上で動作するため、Fedegari社は特定の顧客のニーズに合わせて新しい制御モジュールや通信モジュールを柔軟に作成することができます。また、このアーキテクチャにより、ソフトウェアを介して滅菌器の性能をアップデートすることが可能となり、高価な滅菌器の耐用年数を延ばすことができました。

オートモーティブ
Mobis

現代モービス

ウインドリバー、現代モービス株式会社の最先端技術を支援

パートナーシップにより、次世代IVIソフトウェアプラットフォームの構築をスピードアップ

「ウインドリバーはオートモーティブ分野のエキスパートとして定評があります。経験豊富なエンジニアを擁しており、カスタムソフトウェアの開発、インテグレーション、テストに関する複雑な問題に対応できます。ウインドリバーとの提携には、多大な価値があると考えています」

—現代モービス社プリンシパル・リサーチ・エンジニア、ジェオ・チャ氏

課題

韓国の大手自動車部品メーカーである現代モービスは、競争力を維持するために最先端の車載インフォテインメント(IVI)システムを構築する必要がありました。それは、映画、ゲーム、インターネット、ラジオ、CD、GPS、ナビゲーション、モバイル接続などのエンターテイメントサービスを限られた時間内で、プラットフォームを構築することを意味していました。

アプローチ

現代モービスは、オートモーティブ業界向けの大規模で複雑な組込みソフトウェアシステムの開発経験を持つウインドリバーの技術者に、最先端のインテリジェントIVIシステムの開発を一任しました。Wind River Automotive Solutions チームは、カスタムIVIプラットフォームの記録的な速さで開発、統合、テストを実現しました。

導入効果

ウインドリバーとの提携により、現代モービスは、時間と予算をかけて競争力の高い車両の開発に集中することができました。一方でウインドリバーは、消費者が自動車メーカーに期待する車載デバイスやアプリケーション向けのソフトウェアプラットフォームを構築しました。