Wind River Linuxが選ばれる理由

Wind River® Linuxは、お客様独自のLinuxオペレーティングシステム上で動作する、堅牢で信頼性が高く、セキュアな組込みソリューションの開発、デプロイ、運用を実現します。

Wind River Linuxを活用することで、Roll-Your-Own LinuxやサポートされていないシリコンベンダーLinuxによって発生するリスクや労力を回避できます。また、コードベースの最新化、不具合の追跡と修正、セキュリティパッチの適用、技術的負債の回避、そして厳格な市場仕様や認証要件に準拠したLinuxのカスタマイズを支援します。 さらに、IPコンプライアンスや輸出コンプライアンスへの対応をサポートし、運用コストの大幅な削減にも貢献します。

Wind River Linuxとは?

Wind River Linux LTS 25は、 Yocto Project 5.2 (Walnascar)を基盤とし、完全に準拠しています。
Linuxカーネル 6.12 LTS (長期安定版)および更新されたユーザー空間を搭載しており、AMD、Intel、Marvell、Nvidia、NXP、Texas Instrumentsなど、複数のシリコンベンダーのBSPに対応しています。

長期的な商用サポートを提供するYoctoベースの組込みLinux

Wind River Linuxは、お客様のアプリケーション固有の要件に合わせて、Linux OSを柔軟にカスタマイズが可能です。また、開発チームとデプロイメントチームがアクセスできる統合されたアーティファクトリポジトリを備えており、組織全体での共有とコラボレーションを効率化します。

ウインドリバーは、Yocto Projectの創設メンバーであり、プラチナメンバー、かつ主要なコントリビューターとして、コード、ドキュメント、ガバナンス、普及活動、そしてコミュニティ全体への関与に積極的に取り組んでいます。プロジェクト発足以来、全体の51%以上の貢献を行ってきた7組織のひとつでもあります。ウインドリバーは、次世代のWind River PlatformにYocto Projectのサポートを組み込みながら、修正や機能強化を積極的にアップストリームし、継続的にプロジェクトに貢献しています。

長期サポート(LTS)

  • 定期的なメンテナンスリリースと継続的な脆弱性監視により安全性を確保
  • 毎日実施されるテストとハードニングにより脅威を軽減
  • すべてのLTS(Long Term Support)リリースにおいて10年以上サポートを提供
  • 幅広いx86/Armハードウェアに対応した各種ボードサポートパッケージ(BSP)を提供
  • 繰り返し簡単に実行できるビルドプロセスを実現するビルドシステム
  • カスタマイズ履歴のトラッキングにより、社内ナレッジの蓄積と共有を促進
  • BOM(部品表)および世界の輸出規制に準拠したコンプライアンスに対応
» Linuxのサポートと保守の詳細はこちら

製品に最適な開発方法を提供

柔軟なソースコードリリース形態:長期サポート(LTS)

無償版 商用組込みLinux

リリースの頻度

Yocto Projectと同期

LTS:1年毎

ライフサイクル

6~24か月、コミュニティに合わせたサイクル

10年以上

サポート

コミュニティ メーリングリスト

サービスレベル契約(SLA)に基づく

プレミアムサポート(オプション)が利用可能

メンテナンス

コミュニティ

商用グレード(定期的に実施)

CVE 対策

コミュニティ

専任のPSIRTチームによる積極的な通知と迅速な修復、旧バージョンへのバックポート対応

主な特長

  • コミュニティLTSカーネルとYocto Project LTSからの定期的な新しいリリース
  • ベンダーのソフトウェア開発キット(SDK)アップデートに基づいたBSPのサポート
  • 必要に応じたリアルタイムカーネルのサポート
  • プロジェクト単位での価格設定、製品出荷数単位でのロイヤリティは不要

Wind River Linuxの採用事例

ウインドリバーはWind River Linuxと、受賞歴のあるサポートサービスにより、お客様のビジネスの成功を支援しています。

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