News Release
Vodafone、欧州のOpen RAN展開にウインドリバーを採用
2025年10月20日 — カリフォルニア州アラメダ発 — アプティブ社のグループ企業であり、インテリジェントエッジ向けソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーは、Vodafoneがドイツおよび欧州各国において、Open RAN展開のContainer-as-a-service(CaaS)レイヤーにWind River® Cloud Platformを採用したことを発表しました。今回の協業により、VodafoneのOpen RAN展開が大きく拡大され、運営会社が展開する数千の拠点において、よりオープンで柔軟性が高く、エネルギー効率に優れたネットワークアーキテクチャの構築に向けた取り組みがさらに強化されます。
ウインドリバーの最高技術責任者、ポール・ミラーは次のように述べています。「Vodafoneは、Open RANの可能性を実現するために、業界での協業を継続的に推進しています。今回のパートナーシップの拡大により、次なる大規模展開を支援できることを誇りに思います。Wind River Cloud Platformは、サービスプロバイダーが次世代ネットワークを効率的に運用するために必要な、スケーラブルで分散型のクラウドインフラストラクチャを提供します」
従来のRANに代わるクラウドベース環境のOpen RANは実証済みの選択肢であり、サービスプロバイダーによるビジネスモデルの変革を可能にし、運用コストの削減やエネルギー効率の向上、新たなユースケースの創出、顧客体験の向上といった成果につながる可能性があります。
Cloud Platformは、オープンソースのStarlingXプロジェクトを基盤に、Kubernetesおよびコンテナ技術を活用した分散型クラウドアーキテクチャを提供し、大規模な分散エッジネットワークの開発、デプロイ、運用、サービスの提供を可能にします。また、vRANやOpen RANの展開において従来RANと同等以上の性能を実現しながら、コアからエッジに至る分散型クラウドネットワークにおけるクラウドネイティブなインフラストラクチャの展開と管理という、サービスプロバイダーが直面する複雑な課題に対応します。
ウインドリバーのテクノロジーは、コアからファーエッジに至るクラウド全体にわたり展開されており、世界の通信業界における数々の重要なマイルストーンで中心的な役割を果たしています。
- 完全仮想化ネットワーク上で、世界初となる5Gデータセッションの成功
- カナダにおける初の商用Open RAN展開
- 5G Open RANネットワークで通信業界最大規模のCaaSプラットフォーム移行
- 商用サービス向けとして初の完全自動化エッジデータセンターの実現
ウインドリバーの通信業界における取り組みについては、以下をご覧ください。
www.windriver.com/japan/solutions/telecommunications
ウインドリバーについて
ウインドリバーは、ミッションクリティカルなインテリジェントシステム向けソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。40 年以上にわたり、イノベーターかつパイオニアとして、最高レベルのセキュリティ、安全性、信頼性を数十億台を超えるデバイスやシステムに提供しています。ウインドリバーのソフトウェアと専門性は、オートモーティブ、航空宇宙・防衛、インダストリアル、メディカル、通信など、あらゆる業界のデジタルトランスフォーメーションを加速させています。ウインドリバーは、ワールドクラスのグローバルなプロフェッショナルサービスとサポート、および幅広いパートナーエコシステムによってサポートされた包括的なポートフォリオを提供しています。ウインドリバーの詳細については、以下をご覧ください。
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※本プレスリリースは 2025 年10 月20 日に発表したプレスリリースの抄訳です。
www.windriver.com/news/press/news-20251020