News Release
ウインドリバーのシミュレーション テクノロジがNASAの長期的なコスト削減に貢献


ニュースハイライト
・ウインドリバーのテクノロジにより、NASA のプログラムでは時間とコストを削減してフルシステムのシミュレータを開発することが可能になりました。
・ Wind River Simics は、NASA のグループの高忠実度のシミュレータ製品に不可欠な構成要素として実装されています。
・ Wind River Simics を利用したシミュレーションモデルの80-90%が将来のミッションに再利用できるため、NASA のプログラムにとって長期的なコスト削減となります。

2012 12 17 日、カリフォルニア州アラメダ発組込およびモバイルソフトウェアの世界的なリーディングカンパニー、ウインドリバーは、NASA の独立検証・妥当性確認(IV&V)プログラムの高忠実度シミュレータGO-SIM に、フルシステムシミュレータである「Wind River Simics」が使用されていると発表しました。

NASA IV&V プログラムは、ミッションクリティカルなソフトウェアについて最高レベルの安全性と費用対効果を実現することを目指したNASA の戦略の一環として設立されました。ソフトウェアのテストと検証が同プログラムの重要な任務であるため、ソフトウェアのシミュレーション機能は必要不可欠です。そこでSimicsが、NASA IV&V グループのGO-SIM 製品にとっての重要な構成要素として採用されました。GO-SIM の主な機能として、バイナリを変更しないフライトソフトウェアの読み込みと実行、フライトスクリプトの実行、シングルステップデバッグの実行、地上システムによるエラーの挿入、システムのストレステスト、他の分析結果の妥当性確認などが挙げられます。

Simics では、物理的ハードウェア上と同じように仮想プラットフォーム上でターゲットソフトウェアを実行できます。また、スクリプトの作成、デバッグ、テスト、不具合挿入の機能に加え、物理的ハードウェアのような制約なくシステムを設定、開発、統合する機能を備えています。NASA IV&V チームは、Simics を組み込むことで、シングルプロセッサから複数のデバイスが協調稼働する大規模で複雑なシステムまで、ターゲットハードウェアのシミュレーションを行い、望ましい機能すべてを備えたGO-SIM 製品を作成することが可能になりました。

ウインドリバーのツール/ライフサイクル ソリューション担当バイスプレジデントのミッシェル・ジェナールは次のように述べています。「ウインドリバーのテクノロジによって、NASA IV&V グループが、従来のハードウェアシミュレーションよりも短時間・低コストでフルシステムのシミュレータを開発できたことを非常に嬉しく思います。Simics によりターゲットハードウェアの依存性を最小限に抑えられるうえ、シミュレーションモデルの8090%を他のミッションにも再利用でき、長期的かつ大規模のコスト削減を実現することになるのです」

ウインドリバーの航空宇宙・防衛分野向けソリューションの詳細については、こちらをご覧ください。
http://www.windriver.com/japan/solutions/aerospace-defense/

NASA IV&V GO-SIM 製品の詳細については、こちらをご覧ください。
http://www.nasa.gov/centers/ivv/jstar/ITC.html および http://www.youtube.com/watch?v=ImtzXv-DahY

 

ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテル・コーポレーション(NASDAQINTC)の完全子会社であり、エンベデッドソフトウェアおよびモバイルソフトウェアをワールドワイドに提供するリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは10億を超える製品に使用されています。米国カリフォルニア州アラメダに本社を置き、世界20 カ国以上で事業を展開しています。
http://www.windriver.co.jp

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