News Release
アプティブ、TPGからのウインドリバーの買収を完了


  • ミッションクリティカルな業界におけるデジタルトランスフォーメーションを加速
  • ソフトウェア定義型のモビリティの未来を可能に

 

20221223  ダブリン発  — モビリティをより安全に、より環境に優しく、よりコネクテッドなものにすることに注力しているグローバルテクノロジー企業、Aptiv PLCNYSE: APTV、以下アプティブ)は、インテリジェントエッジ向けソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーの買収を完了しました。ウインドリバーのソフトウェアは、ミッションクリティカルなインテリジェントシステムのセキュアな開発、デプロイ、運用、サービスを実現します。ウインドリバーのテクノロジーは航空宇宙・防衛、通信、産業機器、医療機器、自動車業界などの高付加価値産業における1,700以上の顧客の20億台を超えるエッジデバイスで採用されています。

アプティブの社長兼CEO、ケビン・クラークは次のように述べています。「複数の業界においてデバイスのスマート化とデータ生成量の増加に伴い、ミッションクリティカルなアプリケーションはデジタル変革を遂げつつあり、新しいビジネスモデルを生み出すためにエッジでのさらなるインテリジェンスとエッジツークラウドのソフトウェアソリューションへのニーズが生まれています。中でも自動車業界は変革が続いており、ソフトウェア・デファインド・ビークルへの移行が加速しています。企業がこの変革に対応するためには、次世代ハードウェアアーキテクチャだけでなく、ソフトウェア開発の加速や車両へのデプロイメントの効率化、ライフサイクル管理を可能にするクラウドネイティブなソフトウェアアーキテクチャとエッジツークラウドのDevOpsプラットフォームが必要です。アプティブとウインドリバー両社の補完的なポートフォリオとセーフティクリティカルなシステムにイノベーションを提供してきた数十年に及ぶ経験を組み合わせることで、お客様に大きな価値を提供してまいります」

 ウインドリバーの実証済みのテクノロジーは、複数の業界で、自動車業界が直面している課題に取り組むために使用されてきました。クラウドネイティブなソフトウェアプラットフォームであるWind River Studioをアプティブの業界をリードするスマートビークルアーキテクチャーに統合することにより、お客様はソフトウェア・デファインド・ビークルの可能性をそのライフサイクル全体にわたって最大限に引き出せるようになります。この統合されたエンドツーエンドソリューションの初回リリースは、20231月に開催されるCES 2023で紹介される予定です。

買収価額は、20221月に合意した当初の価格の43億ドルではなく35億ドルと評価され、アプティブとTPGはこの修正後の買収価格で合意しました。価格修正の理由の一つとして、規制当局の承認過程を満足のいく結論に導くために、ウインドリバーの現在の事業構成に特定の変更が必要となったことが挙げられます。この変更による、ウインドリバーの戦略の方向性およびウインドリバーの価値創造に対する当社の期待への影響はありませんが、一時的費用および経常的な営業費用が必要となります。この買収に伴い、2023年の調整後1株当たり利益に対する押し上げ効果が見込まれます。当社は、202322日の第4四半期の業績発表にて、この買収に関する詳細を説明する予定です。

アプティブについて

アプティブは、より安全で、より環境に優しく、よりコネクテッドなソリューションを開発し、より持続可能なモビリティの未来を実現するグローバルテクノロジー企業です。アイルランドのダブリンに本社を置き、19万人以上の従業員を世界中の顧客にサービスを提供するために戦略的に配置しており、ソフトウェア定義型の電気自動車への移行を加速するスケーラブルでインテリジェントなプラットフォームにより、業界で最も困難な課題を解決しています。同社独自の車両の”脳と神経系”をつなぐソリューションポートフォリオとサステナビリティへの取り組みの詳細についてはaptiv.comをご覧ください。

将来の見通しに関する記述について

本プレスリリースおよびAptiv PLC(以下「当社」)が発表したその他の記述には、ウインドリバーの買収による潜在的影響を含め、現在の事象、特定の投資および買収、業績に関する当社の現在の見解を反映した将来の見通しに関する記述が含まれています。このような将来の見通しに関する記述は、当社の事業および事業環境に関連する多くのリスク、不確実性、および要因の影響を受けるため、当社の実際の業績が将来の見通しと大きく異なる結果となる可能性があります。将来の営業、財務、業績、または当社の戦略や期待に関するすべての記述は、将来の見通しに関する記述です。実際の業績がこれらの将来の見通しに関する記述と大きく異なる可能性がある要因には、以下が含まれますが、これらに限定されません。金融市場に影響を及ぼす状況を含む、世界経済と地域経済の状況。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックによってもたらされる不確実性と、その将来の経過および世界経済と当社の将来の事業への影響を予測することの難しさ。ウクライナ・ロシア間の紛争によって生じる不確実性と、それが欧州、世界経済、当社の各国での事業に与える影響。金利および為替レートの変動。世界の自動車販売と生産の周期的な性質。現在の半導体供給不足を含む、当社の製品に不可欠な原材料およびその他のコンポーネントの供給における潜在的な混乱および競争環境の変化。当社の事業にとって重要な契約を維持する能力。米国・メキシコ・カナダ協定などの有益な自由貿易法および規制に対する変更の可能性。最近の取引の期待される利益を統合して実現する会社の能力。主要な幹部を引き付け、動機付け、および/または維持する会社の能力。当社の組合員または主要顧客の従業員によるストライキ、または部分的な業務停止や操業停止を回避または継続する能力。顧客を引き付け、維持する当社の能力。その他の要因については、米国証券取引委員会に提出した書類の「リスク要因」および「財務状況および業績に関する経営陣の考察および分析」の項で説明されています。新たなリスクや不確実性は随時発生するものであり、これらの事象やそれらが当社にどのような影響を与える可能性があるかを予測することは不可能です。普通株式の価格とそれらからの収入は上下する可能性があることをご承知おきください。当社は、法律で義務付けられている場合を除き、新しい情報、将来の出来事、および/またはその他の結果として、将来の見通しに関する記述を更新または改訂する意図や義務を負いません。

投資家からのお問い合わせ先
IR@aptiv.com

報道関係者からのお問合せ先
mediarelations@aptiv.com

※本プレスリリースは2022年12月23日にアプティブから発表されたプレスリリースの抄訳です。https://www.aptiv.com/en/newsroom/article/aptiv-completes-the-acquisition-of-wind-river-from-tpg