News Release
ウインドリバー、航空宇宙・防衛システム向けVxWorks DO-178B プラットフォームの最新リリースを発表


カーチスライト・コントロールズのSVME/DMV-183 Power Architecture e600 COTS ボード向けの認証エビデンス一式が含まれたVxWorks DO-178B プラットフォームが登場

2010 1 19 日、カリフォルニア州アラメダ・バージニア州リーズバーグ発 ウインドリバーカーチスライト・コントロールズ・エンベデッド・コンピューティングは本日、航空宇宙・防衛業界の厳格な安全性認証要件に対応したウインドリバーのVxWorks DO-178B プラットフォームの即時提供を開始したことを発表しました。新リリースのプラットフォームは、シングルボードコンピュータ「SVME/DMV-183」向けのDO-178B レベルA 認証用エビデンス一式が付属したリファレンス・ボード・サポート・パッケージ(BSP)を含むほか、Intel™Core™2 Duo IA-32 およびPower ArchitectureÒ e600 を含む多くのプロセッサをサポートしています。そのため、ユーザーにとって高性能なハードウェアへのマイグレーションがしやすく、その結果、製品の市場投入までの時間を短縮することが可能です。

VxWorks DO-178B プラットフォームの新リリースは、従来どおり業界をリードするウインドリバーのセーフティ・クリティカル・プラットフォーム、VxWorks をベースにしています。そのため、COTScommercialoff-the-shelf:複数の汎用パッケージを組み合わせた)ハードウェアへのマイグレーションが簡単で、ユーザーにとっては自社の要件に最も適したハードウェアを柔軟に選択できるようになります。

ウインドリバーは、ユーザーがDO-178B プラットフォームをベースとしたCOTS ソリューションの開発を簡素化および迅速化できるよう、SVME/DMV-183 シングルボードコンピュータ向けのFAA D-178B 認証用エビデンスが付属したBSP などが含まれるパッケージ済みソリューションも提供します。既にカーチスライト・コントロール社のボードを使用している多くのユーザーにとっては、このDO-178B 認証用エビデンスが準備されたソリューションを利用することで時間とコストを節約することが可能です。

カーチスライト・コントロールズ・エンベデッド・コンピューティングのヴァイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャーのリン・パターソン氏は次のように述べています。「われわれはウインドリバーとパートナーを組み、当社のSVME/DMV-183 シングルボードコンピュータ向けの初のVxWorks DO-178B プラットフォーム用BSP を開発することができたことを非常に嬉しく思っています。これにより、両社共通の航空宇宙・防衛業界のお客様に対して、開発期間とコストを大幅に軽減するセーフティ・クリティカル・アプリケーション向けの実証済みの汎用ソリューションを提供するという両社の目標の達成に向けて、われわれは大きな第一歩を踏み出しました。」

VxWorks DO-178B プラットフォームには特に次のような機能や特長が備わっています。
・IA-32 アーキテクチャおよびPower Architecture e600 コアへのサポートが追加され、セーフティ・クリティカル・アプリケーションを開発するうえで、アプリケーションに応じて、より優れたコストパフォーマンスを実現可能なプロセッサを選択することが可能です。また、Power Architecture e600およびe300 コア両方に対応したDO-178B レベルABCD 認証エビデンスが利用可能です。
・SVME/DMV-183 シングルボードコンピュータ向けのDO-178B レベルABCD 用エビデンスが付属したBSP が同梱されているため、セーフティ・クリティカル・デバイスの開発にあたって、コスト効果的なCOTS ハードウェアおよびソフトウェアソリューションを使用して大幅に時間とコストを節約することが可能です。

ウインドリバーのVxWorks 製品部門マーケティングおよび戦略担当ヴァイス・プレジデントのマーク・ブラウンは次のように述べています。「ウインドリバーは今後も、航空宇宙・防衛産業の厳格な安全性認証要件に対応したソフトウェア開発ソリューションの提供において業界をリードしていきます。ウインドリバーとカーチスライト・コントロールズ・エンベデッド・コンピューティングとの強力なパートナーシップおよびDO-178認証用エビデンスに対応したBSP は、ユーザーがセーフティクリティカルな環境で汎用ソリューションを使用できるようにすることで、効率的な開発を実現できるよう手助けするというわれわれのコミットメントをあらためて裏付けるものです。」

VxWorks DO-178B プラットフォームに関する詳細は
http://www.windriver.com/japan/products/platforms/safety_critical_do-178b/ をご覧ください。

カーチスライト・コントロールズについて
ノースカロライナ州シャーロットを本拠地とするは、カーチスライト・コーポレーション(NYSE: CW)のモーションコントロール部門です。Curtiss-Wright Controls は、全世界に工場を有し、最先端技術を用いて、航空宇宙および防衛市場に対してニッチなモーションコントロール製品、サブシステム、およびサービスを国際的に提供しています。詳細は、カーチスライト・コントロールズのウェブサイトhttp://www.cwcontrols.com)をご覧ください。

ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテル・コーポレーション(NASDAQ: INTC)の完全子会社であり、エンベデッドソフトウェアおよびモバイルソフトウェアをワールドワイドに提供するリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981 年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは5 億を超える製品に使用されています。米国カリフォルニア州アラメダに本社を置き、世界15 カ国以上で事業を展開しています。国内ではウインドリバー株式会社より最新の製品/サービスを提供しています。