ウインドリバーのテクノロジーが、NASA の ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の歴史的なマイルストーンに貢献~初めて撮影された画像が公開~

July 12, 2022 航空宇宙・防衛

著者:Alex Wilson/アレックス・ウィルソン

NASAがジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)から科学観測で初めて撮影されたフルカラー画像を公開しました。これは、宇宙に打ち上げられた最も強力な望遠鏡からの最初の画像であり、宇宙の夜明けに対する私たちの理解を変えるものになるでしょう。ウインドリバーは、この歴史的な宇宙でのマイルストーンに参加し、素晴らしいインテリジェントシステムの開発に貢献できることを誇りに思います。

NASAのJWSTチームから最初の画像が公開されるまで、私は身の引き締まる思いで見守ってきました。この複雑なミッションが開始されるまで長い時間がかかりましたが、待った甲斐がありました。NASA TVは、ウインドリバーのソフトウェア、特にVxWorksリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)で動くISIMの組付け等、様々な段階を経てJWSTが構築される様子をタイムラプス動画で紹介しています。JWSTのクリティカルなミッションソフトウェアの開発・検証にはウインドリバーのフルシステムシミュレーションテクノロジー(Simics)が使用されています。

ウインドリバーの本プログラムへの関わりや詳細については、ポール・パーキンソンのブログ「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がL2軌道に無事到着-ウインドリバーのテクノロジーが、宇宙での新たなマイルストーン達成に貢献-」をご覧ください。

私たちは今、公開された最初の1枚の画像というJWSTの科学を目にしています。7月11日に公開された画像は、これから起きることを予感させるような素晴らしいものでした。それは、手のひらに乗る砂粒ほどの大きさの空に何千もの銀河が映し出された、これまで見たことのない新しい鮮やかな宇宙の姿でした。JWST によって宇宙の小さな一片である「SMACS0723」として知られる銀河団がとらえられ、宇宙で最も古い銀河の1つである、約46億光年離れた銀河団のきらめく複数の光を鮮明に映し出しています。

JWSTの活動が始まり、これからも素晴らしい画像や発見があることを期待しています。NASAとJWSTチームの皆さん、おめでとうございます。ウインドリバーは、この記念すべき宇宙のマイルストーンを一緒にお祝いしたいと思います。