Wind River Conductor
マルチクラウドアーキテクチャ向けの統合型ゼロタッチ・エッジオーケストレーションおよび自動化ソリューション
分散型クラウド環境の管理は、ますます高度かつ複雑になっています。特に、エッジサイトからデータセンター、ハイブリッドインフラまでを大規模にスケールさせることで、運用負荷はさらに増大します。一方、ワークロードを手動でオーケストレーション・デプロイ・管理する従来の方法では、作業が煩雑となり、エラーのリスクやリソース消費が増えてしまいます。そのため企業や通信事業者には、運用を簡素化し、サービス品質を向上させ、多様な環境を一貫して管理できる“統合管理アプローチ”が求められています。
集中型の自動化・オーケストレーションツールであるWind River®Conductorは、エッジ、コア、エンタープライズITなどの環境を横断して、分散クラウドインフラストラクチャおよびアプリケーションのデプロイ、スケーリング、ライフサイクル管理を効率化します。Conductorは、仮想化・コンテナ化されたワークロードの管理を単一のコントロールプレーンに集約し、ゼロタッチプロビジョニング、ポリシー駆動型オーケストレーション、自動障害復旧を提供します。これにより企業や通信事業者は、地理的に分散した数千規模のノード環境においても、手動作業を最小限に抑えながら、エンドツーエンドのサービス展開を自在にコントロールできます。
Conductorは、インフラ運用の複雑さを解消し、サイト初期化やワークロード配置、継続的なコンプライアンス適用、ローリングアップデートといった機能を通じて、一貫した動作と高い可用性を実現します。そのため、運用のシンプルさ、スケーラビリティ、そして高いレジリエンスが求められる、動的でリソース制約の大きいエッジ環境において、特に大きな力を発揮します。
主な利点
Wind River Conductorは、新しいワークロードの導入を効率化し、構成監査を自動化することで、監査時間を最大80%、人的介入を90%削減します。また、デプロイがより多くのサーバーへ拡大しても、自動化によってシステム全体の効率がさらに高まります。Conductorは、次のような機能特徴によって運用を大幅に簡素化します。
- 収益化までの時間短縮
新たな収益サービスを、数週間・数か月ではなく、わずか数分で自動化して立ち上げることができます。 - 運用コストの削減
複数サイトにまたがるサービスを作成し、数千規模のパブリック/プライベートクラウドおよびサブクラウドを自動的にデプロイできます。 - コンプライアンスとセキュリティの強化
アプリケーションカタログから事前設定済みサービスを選び、ドラッグ&ドロップで簡単にデプロイできます。これにより、人的ミスが減少し、ITポリシーの適用もシンプルになります。 - トポロジー管理の簡素化
ソフトウェア主導のデリバリーにより、クラウド間にわたるワークロードのデプロイと管理をシンプルに実行できます。これにより、コスト削減と迅速なプロビジョニングが実現します。
主要機能
Wind River Conductorの主な機能は、次のとおりです。
- マルチクラウドオーケストレーション
集中管理と自動化によって、分散クラウド環境全体でも、一貫したポリシー適用を実現します。 - スケーラビリティ
単一ノードから数千ノードまでクラウド展開を柔軟に拡張でき、分散した環境全体を一元的に管理できます。 - ユーザーフレンドリーなドラッグ&ドロップ式グラフィックエディタ
サービスの作成を簡素化し、人的ミスを抑えながら、デプロイワークフローをスピードアップします。 - カスタマイズ可能なポータルおよびカタログサービス
柔軟なUIカスタマイズと事前設定済みサービスにより、リソースへのアクセスを効率化し、サービス提供をより迅速にします。 - TOSCAベースのブループリントモデリング
再利用可能なポリシー駆動型テンプレートにより、高い移植性を確保し、サービス設計を標準化します。 - Kubernetes管理
コンテナ化されたワークロードをオーケストレーションし、クラスタ間で一貫した運用を実現。分散クラウド環境でのデプロイ効率を向上させます。 - ワークロードオーケストレーション
複雑なアプリケーションのデプロイからライフサイクル管理まで対応し、リソース活用を最適化。分散環境全体で一貫したパフォーマンスを実現します。 - ロールベースアクセス制御
ユーザーアクセスを制御し、セキュリティを強化します。
集中型オーケストレーション
Wind River Conductorは、分散クラウド環境におけるワークロード、サービス、インフラストラクチャのライフサイクル全体を統合的にオーケストレーション・管理する自動化ツールです。集中管理により、ワークロードのデプロイから監視、保守までの作業を容易に行うことができます。
- コンテナ/仮想化ワークロードの統合オーケストレーション
- 分散クラウド/サブクラウドの一元管理
- インフラおよびワークロードのライフサイクル(デプロイから更新、ディコミッションまで)を自動化
- ポリシーベースによるクラウド運用の一貫性確保
- オーケストレーション、ゼロタッチプロビジョニング、監視、障害管理、ライフサイクル運用を支える拡張可能
なプラグイン機構
ゼロタッチ自動化
分散環境全体にわたる複雑かつ反復的なタスクを自動化することで、より迅速なサービス提供と人的ミスの削減を実現します。自動化機能は、プロビジョニング、スケーリング、アップグレード、保守を管理します。主な機能は次のとおりです。
- TOSCAベースのブループリント
事前定義された再利用可能なテンプレートを活用し、サービスの自動作成およびライフサイクル管理を実現します。 - ポリシー駆動型オーケストレーション
セキュリティ、スケーリング、フェイルオーバー、リソース割り当てに関する運用ポリシーを自動的に適用します。 - アップグレードとパッチ適用
システムの更新および脆弱性パッチを、ダウンタイムなしで実行します。 - ワークフロー自動化
エンドツーエンドのサービスワークフローをオーケストレーションし、反復的でエラーが発生しやすいタスクを排除します。
マルチクラウドおよびマルチサイト管理
Wind River Conductorは、大規模な集中型データセンターから地理的に分散したエッジ環境まで、プライベートクラウドおよびパブリッククラウドにわたる分散デプロイメントを一元的に管理します。
主な機能は次のとおりです。
- 複数クラウドおよびサイトにまたがるワークロードとインフラストラクチャの統合可視化・制御(リソース制約のあるエッジ環境を含む)
- サブクラウドおよびエッジサイト管理機能(一貫した運用と集中ガバナンスによる大規模分散環境の管理)
- プライベート/パブリック/エッジに対応したマルチクラウド自動化
ミッションクリティカル環境に求められる高可用性
Wind River ConductorはWind River Analyticsと緊密に統合されています。両者は、分散クラウド環境全体に組み込まれた高い回復力と高可用性により、ミッションクリティカルなワークロードの信頼性を確保します。
ConductorとAnalyticsを組み合わせて使用することで、ダウンタイムを最小限に抑え、リソース制約のあるサイトや地理的に分散したエッジ環境においても、フェイルオーバーを伴うシームレスな運用を支援します。
- 自動修復と回復
障害を検知すると、Conductorがワークロードやサービスを健全なノードへ自動的に再デプロイします。 - ポリシー駆動型障害管理
定義されたポリシーに基づき、エラー処理や回復アクションを一貫した方法で実行します。 - ゼロタッチ更新
システム更新やパッチ適用を中断なくシームレスに実行します。 - 包括的モニタリング
リアルタイムのシステム健全性の可視化により、問題を事前に把握し、プロアクティブな対処を可能にします。
分散クラウド環境向けスケーラビリティ
Wind River Conductorは、集中型データセンターから地理的に分散した数千規模のエッジサイトまで、シームレスにスケールします。そのアーキテクチャは、増加するワークロード、多様な環境、拡大するインフラストラクチャに柔軟に対応します。主な要素は次のとおりです。
- 階層型オーケストレーションモデル
集中ガバナンスのもとで、クラウド、サブクラウド、エッジ環境全体の管理をスケールできます。 - 統合管理
インフラの拡大に応じて、一元管理画面で統一的な可視性と制御を提供します。 - エッジからコアまでのサポート
1,000の同時ワークフローにより最大50万ノードの分散デプロイメントをオーケストレーションし、大規模環境からリソース制約のあるエッジサイトまで幅広く支援します。
お客様を支援するサポート体制
受賞歴のあるグローバルサポートチームが、ウインドリバーのプライベートクラウドソリューションをご利用のお客様を支援します。複数のタイムゾーンに対応したライブサポート、24時間365日の緊急復旧およびサービス復旧、ならびに標準的なTier1/Tier2の障害対応サポートを提供します。さらに、多様なセルフヘルプ機能を備えたオンラインのWindRiverSupportNetworkに加え、オプションのプレミアムサービスにより、迅速な問題
解決を実現します。詳細はwww.windriver.com/japan/supportをご覧ください。
ご購入方法
クラウド、データセンター、エッジサイトにわたるワークロードの展開と管理を、より効率的に実現しませんか。
詳しくはwww.windriver.com/japan/contactからお問い合わせください。