News Release
ウインドリバーとキャビウムネットワークスがパートナーシップを締結


OCTEONプロセッサをベースとした次世代マルチコア・ソフトウェア・ソリューションを提供

2010 3 22 日、カリフォルニア州アラメダ・マウンテンビュー発 - エンベデッドソフトウェアおよびモバイルソフトウェアをワールドワイドに提供するウインドリバーと、高度に統合化された半導体製品のトッププロバイダーであるキャビウムネットワークス(NASDAQ: CAVM)は本日、最適化されたVxWorks およびLinux マルチコアソリューションを、世界のネットワーク機器および通信市場のお客様に共同販売することを目的に、複数年にわたる戦略的パートナーシップを締結したことを発表しました。両社で長期的な製品ロードマップを連動させるとともに、ウインドリバーは、ウインドリバーの多様なソフトウェアポートフォリオ向けのボード・サポート・パッケージを用いて、キャビウムのOCTEON II および後続プロセッサファミリを通じてOCTEON®マルチコア・プロセッサ・ファミリを商業的にサポートします。

ウインドリバーの提携・事業開発担当ヴァイス・プレジデントのロジャー・ウィリアムズは次のように述べています。「キャビウムとウインドリバーの両社がパートナーシップを組むことで、キャビウム製品を何世代にもわたってサポートするというわれわれの長期的な意欲を市場に対して強くアピールできるはずです。両社は長年、多くの大手ユーザーに対し、多数の製品系列を共同で提供することで、良好な関係を築いてきました。それを基盤に、今後は両社の長期的な製品ロードマップを連動させ、世界標準のマルチコアソリューションを提供し、ユーザーが商業的にサポートされた優れたソリューションを用いて、一貫して迅速に新製品を市場に投入できるよう手助けしていきます。」

キャビウムネットワークスのヴァイス・プレジデント兼ネットワーキング&コミュニケーションズ部門担当ジェネラル・マネージャーのラジブ・ケマニ氏は次のように述べています。「この提携をとおして、われわれは、マルチコア・ソフトウェア・ソリューションの提供に向けて、ネットワーク機器および通信市場における商用化パートナーシップを強化していきます。ウインドリバーとキャビウムは共同で、両社共通のユーザーが、キャビウムのマルチコアプロセッサとウインドリバーのエンベデッド・ソフトウェア・ポートフォリオで構成された広範な、高度に最適化されたソリューションを用いて、新製品を迅速に市場投入できるよう手助けしていきます。現行のOCTEON ファミリだけでなく、次世代のOCTEON ファミリについても、出荷後すみやかにウインドリバーによってサポートおよび最適化される予定です。」

キャビウムネットワークスのOCTEON プロセッサファミリの「Multi-Core MIPS64®」は、100Mbps40Gbps のパフォーマンスを誇るインテリジェントアプリケーション向けの、業界で最も拡張性およびパフォーマンスに優れ、消費電力の低いソリューションです。1 つのチップに132 個のcnMIP コアが搭載されたこれらソフトウェア互換プロセッサは、次世代ネットワーク機器向けI/O を先進のセキュリティ、ストレージ、アプリケーション・ハードウェア・アクセラレーションと統合し、インテリジェントネットワークのレイヤー2 からレイヤー7 までのプロセッシング要件に対応した、過去に前例のない優れたスループットとプログラム可能性を提供します。

ウインドリバーの包括的なマルチコア・ソフトウェア・ソリューションは、SMP(対称型マルチプロセッシング)、AMP(非対称型プロセッシング)、仮想化、ネットワーク向けアクセラレーションおよびオフロード機能、受賞歴のあるEclipse ベースのマルチコアソフトウェア設計最適化ツール「Wind River Workbench」、業界をリードするOSVxWorks」および「Wind River Linux」を含む柔軟性に富んだマルチコア・ソフトウェア・コンフィギュレーション・セットを提供します。

キャビウムネットワークスについて
キャビウムネットワークスは、ネットワーク機器、通信、無線、ストレージ、ビデオ、セキュリティ・アプリケーションのためのインテリジェントなプロセッシングを可能にする高度に統合化された半導体製品の業界をリードするプロバイダです。 キャビウムネットワークスは、エンタープライズ、データセンター、ブロードバンド/コンシューマ、アクセスおよびサービス・プロバイダー機器における安全でインテリジェントな機能を実現し10Mbps20Gbps のパフォーマンスを誇る統合化されたソフトウェア互換のプロセッサを幅広く提供しています。キャビウムネットワークスのプロセッサは、オペレーティングシステム、ツールサポート、リファレンスデザイン、その他のサービスを提供するエコシステムパートナーによってサポートされています。キャビウムネットワークスはカリフォルニア州マウンテンビューを本拠地として、カリフォルニア州、マサチューセッツ州およびインドに設計チームを有しています。詳細は、キャビウムネットワークスのWeb サイト(http://www.caviumnetworks.com)(英文)をご覧ください。

ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテル・コーポレーション(NASDAQ: INTC)の完全子会社であり、エンベデッドソフトウェアおよびモバイルソフトウェアをワールドワイドに提供するリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981 年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは5 億を超える製品に使用されています。米国カリフォルニア州アラメダに本社を置き、世界15 カ国以上で事業を展開しています。