News Release
ウインドリバー、インテリジェントなネットワーク向けの特許申請中のパケットアクセラレーションテクノロジおよびリアルタイムトラフィック解析を初公開


ニュースハイライト
・特許申請中のテクノロジを利用することで、アプリケーションを修正せずに最大300%のパフォーマンス向上を実現。大規模なネットワークトラフィックまたは大量のトランザクションに対応します。
・ネットワークフロー分析向けの新しいデータプレーンソフトウェアエンジンによって、ネットワークトラフィックの動作をリアルタイムに可視化してトラフィック管理の向上が実現します。
・Wind River Intelligent Network Platform Mobile World CongressEmbedded WorldRSA Conference 2013 でデモンストレーションを行う予定です。

2013 2 19 日、カリフォルニア州アラメダ発 組込およびモバイルソフトウェアの世界的なリーディングカンパニー、ウインドリバーは、特許申請中のパケットアクセラレーションテクノロジを発表し、ネットワークトラフィックフロー分析向けのデータプレーンソフトウェアエンジンをWind River Intelligent Network Platform に搭載しました。ソフトウェアプラットフォームは、4G/LTE ワイヤレスアプリケーション、ファイアウォールソリューション、および急増している高性能ネットワーク向けの拡張可能なパケット分析が必要な機器の設計に特に適しています。

Wind River Application Acceleration Engine に追加された、新しいパケットアクセラレーションテクノロジのWind River Intelligent Socket Layer は、エンジニアリングの労力とコストを増やさずに、大規模のネットワークトラフィックまたは大量のトランザクションの処理をサポートしてパフォーマンスを迅速かつ劇的に向上させます。特許申請中のこのテクノロジによって、既存のアプリケーションを修正したりポート識別したりしなくても、トラフィックをより高速な経路に導くことができます。Linux ネイティブのネットワークスタックと比較すると、Wind River Intelligent Socket Layer は、User Datagram Protocol アプリケーションの処理能力を瞬時に大300%向上させることができます。

Wind River Flow Analysis Engine は、リアルタイムのパケット分類およびプロトコルやアプリケーションの識別など、レイヤ4 - 7 のトラフィックフローの可視化を実現するソフトウェアライブラリおよびツールです。トラフィックを異なるフローに分類することで、ユーザは、ダウンロードされるファイルの種類やデータの種類(電子メールかテキストか)など、メタデータの配信をより明確に識別できます。この可視性を生かして、企業は、ソリューションをアプリケーションレベルで展開し、処理能力を向上させたりトラフィックをスピードアップさせたり、あるいは悪意のあるデータ攻撃から保護したりすることができます。既存のWind River Application Acceleration Engine およびWind River Content Inspection Engine Wind River Flow Analysis Engine を組み合わせることで、ハイパフォーマンスで完全統合型のディープパケットインスペクション(DPI)ソリューションを創造することができるのです。Wind River Intelligent Network Platform は、最新のインテル© Platform for Communications Infrastructure など、インテル©アーキテクチャに最適化されており、インテル©データプレーン開発キット(インテル© DPDK)とインテグレーション済みです。

ウインドリバーの通信プラットフォーム担当シニアディレクター、ポール・セニシンは次のように述べています。「トラフィックが増加し続けることを考えると、業界では、より優れたパフォーマンス、拡張可能性、インテリジェンスを実現するネットワーク機器が必要となっています。優れた可視性とインテリジェンスを備えたイ

ンテリジェントなネットワークによって、お客様は、トラフィックの解析・管理能力を向上させて質の高いサービスを提供できるだけでなく、新たなサービスを導入することもできるようになるのです。ソフトウェアエンジンおよびアクセラレーションの画期的な最新テクノロジによって、ウインドリバーは今後も進化し続ける市場の課題に取り組み、現在および将来にわたってお客様のインテリジェントなネットワークの構築をサポートしていきます」

Radisys のプラットフォームグループ本部長兼副社長のキート・デスペイン氏は次のように述べています。「ディープパケットインスペクション(DPI)の新たな機能によってネットワークドメインにより強固な基盤を築くことができ、包括的でハイパフォーマンスのパケット処理ソリューションを提供するための大きな一歩となるでしょう。Wind River Intelligent Network Platform Radisys のネットワークアプライアンスプラットフォームとソリューションを利用することで、市場投入までの時間を短縮し、テレコミュニケーション分野のお客様のリスクを大幅に削減すると同時に、他社よりも優れたネットワークインテリジェンス技術を提供することができます」

2012 年に発売開始したWind River Intelligent Network Platform は、データプレーンとコントロールプレーン統合システムを管理するソフトウェアと、パケットアクセラレーション、ディープパケットインスペクションの機能を提供するソフトウェアエンジンから構成されています。標準構成としては、Wind River Linux、および包括的な統合開発ツールが提供されるほか、他のLinux ディストリビューションなど、異なるコンポネントの組み合わせにも対応します。

ウインドリバーでは、2 25 日より、Mobile World CongressHall 7/Area 7C66Embedded WorldHall 5/Booth 5-334、および、RSA Conference 2013Intel booth 1439 で、Wind River Intelligent Network Platformのテクノロジのデモンストレーションを行います。Wind River Intelligent Network Platform およびコンポネントはすでに入手可能です。詳細についてはhttp://www.windriver.com/announces/intelligent-networkplatform/を参照してください。

ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテル・コーポレーション(NASDAQINTC)の完全子会社であり、エンベデッドソフトウェアおよびモバイルソフトウェアをワールドワイドに提供するリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは10億を超える製品に使用されています。米国カリフォルニア州アラメダに本社を置き、世界20 カ国以上で事業を展開しています。
http://www.windriver.co.jp

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