News Release
ウインドリバー、最新版VxWorks 653プラットフォームで次世代のイノベーションを推進


ニュースハイライト

  • VxWorks 653の最新版には、マルチベンダによるDO-178C認証済みプラットフォームを実現する、マルチコアチップのサポートと堅牢なパーティショニング機能が搭載されています。
  • Future Airborne Capability Environment(FACE™)Technical StandardのSafety Base Profileのサポートも発表しました。
  • VxWorks 653は、185社を超える顧客の航空機70機種以上で325件以上のプロジェクトに使用されています。

 

2015年1月28日、カリフォルニア州アラメダ発 — ネットワーク対応インテリジェント システム向けソフトウェアを提供する世界的なリーダー、ウインドリバーは、VxWorks® 653の最新版を発表しました。複数レベルのRTCA DO-178C認証に対応した、マルチコアチップのサポートや堅牢なアプリケーションパーティショニング機能などが搭載されています。また、FACE™ Technical Standard 2.1のSafety Base Profileのサポートも発表しました。

VxWorks 653 3.0 Multi-core Editionは、ARINC 653に準拠した動作環境です。マルチコアチップアーキテクチャの優位性を活用するために特に開発されており、ARINC 653の厳格なアビオニクスソフトウェア要件に従って、柔軟性、パフォーマンス、アプリケーションの統合を強化できます。

この新しい統合プラットフォームでは、マルチコアによる分離やパーティショニングを利用することで、お客様は既存のソフトウェアを再利用しながら、シングルコアチップのプラットフォームでは不可能だった機能を実現できます。

また、VxWorks 653の本バージョンにより、複数のアプリケーションソフトウェアベンダから提供される、安全レベルの異なる複数のソフトウェアアプリケーションを、1つの共有コンピュートプラットフォーム上で統合することも可能です。VxWorks 653の堅牢な安全のパーティショニング機能や仮想化/分離機能は、ミッションクリティカルなアビオニクスシステムで認証済み、検証済みで、クリティカルなインダストリアル/輸送用ソリューションにも最適です。

併せてウインドリバーは、Wind River VxWorks 653 2.5プラットフォームを発表しました。同プラットフォームはARINC 653規格およびFACE ConsortiumのFACE Technical Standard 2.1のSafety Base Profileをサポートしています。FACE Technical Standardは、米国防省の複数のアビオニクスシステムで共通のアプリケーション動作環境を構築するためのガイドラインを定めたものです。VxWorks 653プラットフォームは、多数のオープンスタンダードをサポートしており、お客様はセーフティクリティカルな航空機搭載アプリケーションの開発に際して、多様なAPIを選択できます。

ウインドリバーのプロダクトマネジメント担当バイスプレジデント、ディニア・ダスツールは次のように述べています。「ウインドリバーはVxWorks 653の2種類の最新版により、セーフティクリティカル市場のマルチコアチップ採用への転換に貢献しているだけでなく、FACE Technical Standardのサポートにより、オープンスタンダードや移植性に対する取り組みも強化しています。今回のバージョンアップにより、お客様は最先端のマルチコアハードウェアやオープンスタンダードを活用して、収益性の向上、リスクの軽減、規制要件への対応を図ることができます」

ウインドリバーの安全かつセキュアなOS製品ラインアップの一翼を担うVxWorks 653は、セーフティクリティカルな統合化アビオニクス(IMA)アプリケーションを実現するためのCOTSプラットフォームです。185社を超える顧客の航空機70機種以上で325件以上のプロジェクトに使用されており、世界中の有人/無人機の商用、軍用、宇宙用途の幅広いセーフティ/ミッションクリティカルなプロジェクトに選ばれたプラットフォームです。エアバス社やボーイング社の軍用機や民間航空機(エアバスA400M、ボーイング787など)にも採用されています。

ウインドリバーとVector Software社は、3月3日に「FAA Regulatory Guidance for Multi-core Usage in Certified Avionics Systems(認証済みアビオニクスシステムにおけるマルチコア利用のFAA規制ガイダンス)」と題するウェブキャストを開催します。詳細や参加登録については、こちらをご覧ください。
http://event.on24.com/r.htm?e=927896&s=1&k=635BAF8B29981FC9321E9261539961E6&partnerref=windriver

Wind River VxWorks 653プラットフォームの詳細については、こちらをご覧ください。
http://www.windriver.com/products/vxworks/certification-profiles/?utm_source=PR&utm_medium=PR&utm_campaign=VxWorks653PR012815

 

ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテルコーポレーション(NASDAQ:INTC)の完全子会社であり、ネットワーク対応インテリジェント システム向けソフトウェアを提供する世界的なリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは20億を超える製品に使用されています。ウインドリバーは、業界でも屈指の包括的な組込みソフトウェアポートフォリオを有しており、ワールドクラスのプロフェッショナルサービスおよびサポートを提供し、さらにこれらは広範なパートナーエコシステムに支えられています。テクノロジと専門性を提供することで、安全、セキュア、そして信頼性に優れたインテリジェント システムの革新とデプロイを支援します。
http://www.windriver.co.jp

Wind Riverは、Wind River Systems, Inc. および同社の関連会社の商標または登録商標です。記載されているその他の商標は、各所有者に帰属します。

 

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