News Release
富士通、次世代RAIDディスクストレージシステムにウインドリバー製品を採用


ニュースハイライト
・富士通株式会社(以下、富士通)がWind River Hypervisor を導入。組込仮想化を利用し、VxWorks の高い性能とWind River Linux のオープンソースによるイノベーションを活用
・ウインドリバーのソフトウェアを使用し、高品質なRAID ディスクストレージシステム製品の迅速な開発とコスト削減を実現
・ウインドリバーの商用ソフトウェアは、高性能な製品、柔軟性、信頼性に加え、市場をリードする製品群とグローバルなサポートおよびメンテナンスによる安心感を提供

2012 12 11 日、カリフォルニア州アラメダ発 組込およびモバイルソフトウェアの世界的なリーディングカンパニー、ウインドリバーは情報通信技術大手の富士通が、次世代ETERNUS RAID ディスクストレージシステムの開発に、「VxWorks®リアルタイムOSRTOS)」、「Wind River Linux」、および「Wind River Hypervisor」を使用していることを発表しました。

企業におけるデータ量と通信量が爆発的に増加し続けるなか、ネットワークストレージの容量とコネクティビティの必要性が高まっています。また、マルチコア化の流れもソフトウェアを複雑化させており、コスト増につながるケースも少なくありません。
富士通はWind River Hypervisor による仮想化を導入することで、Intel®マルチコアプロセッサのパーティショニングを行い、64 ビット処理をサポートするVxWorks Wind River Linux の両製品を利用して、柔軟性のある高性能ストレージ製品の開発をスケジュール通りおよび予算内に進めることに成功しました。複数のウインドリバーのソリューションを併用し、併せてグローバルなカスタマーサポートを使用することにより、コスト削減を達成できたほか、将来の拡張に対応したスケーラブルなアーキテクチャの提供が可能になりました。

同社のディスクストレージシステム製品群は、中堅・中小企業から大規模データセンター、さらに、大容量を必要とする環境に高い記録密度で応える仮想化環境までのあらゆるレベルの業務に対応しています。新たなRAID ディスクストレージシステム製品ファミリは、2014 年に発売予定です。

富士通ストレージシステム事業本部ストレージシステム事業部、事業部長の金野茂生氏は、次のように述べています。「マルチコアの採用により複雑さを増すソフトウェアを管理し、機器の性能を確保するためには、柔軟かつ信頼できる開発環境が必要でした。ウインドリバーが提供する包括的な製品群と深い専門性を活用することで、マルチコアの能力を引きだすことが可能となり、開発期間とコストを大幅に圧縮できました。」

ウインドリバーのプロダクトマーケティング担当バイスプレジデント、ウォーレン・クリスは次のように述べています。「富士通のような世界的な大手企業に、ウインドリバーの各種テクノロジを採用いただいたことは、ウインドリバーのソフトウェアと専門性が信頼されている証しです。業界トップのRTOS、組込Linux、仮想化技術、サポートなどから構成される包括的なソリューションの提供により、富士通が開発プロセスを効率化し、現在および将来のネットワークのストレージ需要に対応できる、強力なデバイスを実現するのを支援しています」

ウインドリバーについて
ウインドリバーはインテル・コーポレーション(NASDAQINTC)の完全子会社であり、エンベデッドソフトウェアおよびモバイルソフトウェアをワールドワイドに提供するリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、1981年からエンベデッドデバイス向けソフトウェアを提供するパイオニアであり、そのテクノロジは10億を超える製品に使用されています。米国カリフォルニア州アラメダに本社を置き、世界20 カ国以上で事業を展開しています。
http://www.windriver.co.jp

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