Elisaとウインドリバー、欧州初の5G向け完全自動化ファーエッジクラウドの構築に向けて協業

Feb 22, 2022 通信

ウインドリバー、最高技術責任者 ポール・ミラー

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Elisaとウインドリバーは、欧州初の分散型かつ完全自動化された5G向けファーエッジクラウドを構築するために協業しました。このパートナーシップは、大規模な5Gの立ち上げに拍車をかけ、ヨーロッパ全体のデジタル変革の次の波を先導するものとなると確信しています。具体的には、Wind River Studioは、低遅延と高スループットが求められる高度な5Gユースケース向けに、ミッションクリティカルなネットワーク機能とアプリケーションをホスティングする分散型クラウドネイティブプラットフォームを提供するクラウド基盤技術として機能することになります。また、分散型クラウドプラットフォームの一部として、このような分散型ネットワークを大規模に運用するために必要な自動化およびアナリティクス機能も提供します。

Elisaは、フィンランドにおける通信事業のマーケットリーダーであり、5Gとデジタルサービスのパイオニア的存在です。Elisaは、継続的な開発、イノベーション、さまざまな分野のパートナーとの協業によって未来のサービスが構築される業界で事業を展開しています。

ElisaのエグゼクティブバイスプレジデントであるSami Komulainen氏は、次のように述べています。「欧州発の分散型および完全自動化された5Gエッジ商用デプロイメントという重要なマイルストーンにおいて、ウインドリバーと協業できることを嬉しく思います。フィンランドでは5Gが大きく普及しつつあり、当社の5Gのお客様は最も満足度の高いお客様です。Wind River Studioによるエッジクラウド機能は、新サービスや顧客体験の向上という形で当社の顧客満足度をさらに向上させ、業務の自動化におけるデジタルサービスプロバイダーのリーディングカンパニーとしてのElisaの地位を強化するものと考えています」

未来の5Gを成功させるための分散型クラウド

Elisaはプライベートモバイルネットワーキングなどの新しい5Gサービスで効果的にビジネスチャンスを獲得するために、拡張性、低遅延、高性能、容量に加え、高度な自動化と監視を含む新しい運用モデルを必要としています。したがって、エッジインフラストラクチャで5Gサービスを提供するためには、ユーザと近い場所で超低遅延でデータを処理する必要があるため、エッジクラウドインフラテクノロジーが重要な投資分野となります。

Elisaの目標は、エッジクラウドのネイティブなインフラストラクチャにより、一元化されたクラウドからエッジクラウドを定義、委託、管理する能力を使った、「オペレータが関与しないゼロタッチのデプロイメント、設定、有効化」です。Elisaは、概念実証(PoC)の選定プロセスを経て、ウインドリバーを分散型クラウドのパートナーとして選定しました。

Elisaとウインドリバーのエッジクラウド検証活動

Elisaの5G向けエッジクラウドインフラストラクチャは現在生産計画段階で、2022年中のデプロイメントを目標としています。初期のスコープは、Elisaの現在の5Gコアベンダーによる完全にコンテナ化された5G UPFのサポートです。これに続いて、ネットワークのファーエッジでリアルタイム処理が必要なユースケースを対象とした一連の技術評価(O-RANなど)が行われる予定です。

Wind River Studioは、分散型コアおよび無線機能のクラウド化をさらに進めるために、複数のベンダーと複数の技術をホストする共通の分散型クラウドプラットフォームとして使用される予定です。

ウインドリバーはElisaと密接に協力し、ネイティブエッジクラウドソリューションの加速と革新、そしてオープン性とエコシステムのダイバーシティを促進できることを楽しみにしています。

ウインドリバーは、5G市場におけるリーダーとして、Verizon、Vodafone、KDDI、そして今回のElisaなどのグローバル通信事業者とともに、5G vRAN/ORANの展開を促進していることを誇りにしています。Wind River Studioは、物理的に分散した超低遅延のクラウドネイティブインフラストラクチャのデプロイと管理といった、サービスプロバイダの複雑な課題に対応します。

Wind River Studioは、ミッションクリティカルなインテリジェントエッジシステムの開発、デプロイ、運用、サービスを行うためのクラウドネイティブプラットフォームです。Wind River Studio cloud platform は、StarlingXプロジェクトをベースとし、完全にクラウドネイティブなKubernetesおよびコンテナベースのアーキテクチャにより、大規模な分散エッジネットワークに対応しています。Wind River Studioは、クラウドネイティブのvRAN/ORANインフラストラクチャのデプロイと管理の複雑性に対応します。地理的に分散したマネージドソリューション基盤を提供し、物理的な場所に関係なく、一元集中管理(SPoG)によって何千ものノードをゼロタッチで自動管理し、Day1とDay2の運用の簡素化を実現します。

Wind River Studioの詳細については、以下をご覧ください。
https://www.windriver.com/japan/studio