世界初の
DO-178Cマルチコア認証に向けた共同開発
Collins AerospaceとWind Riverは、複数のコア上で動作するアビオニクス向けとして、世界初のマルチコア設計の安全認証を取得するための開発計画に共同で取り組みました。
採用事例
課題
マルチコア製品は、よりコンパクトなサイズで高い処理能力を提供し、サイズ、重量、消費電力(SWaP)に関連するコストを削減するとともに、パフォーマンスを向上させます。Collins AerospaceとWind River®は、航空電子機器向けに、オープンシステムアーキテクチャ対応の高性能なソフトウェア仮想化プラットフォームに対する明確なニーズを認識していました。このプラットフォームには、新しいアプリケーションをホストし、レガシーアプリケーションを統合し、かつ高度にディターミニスティックであることも求められました。 自律型およびオプション操縦型航空機のビジョンをサポートできるだけでなく、最高レベルのアビオニクス安全認証を取得できることが求められていました。しかし、複数のコアにおいて最高レベルの重要度でアビオニクス安全認証を取得したマルチコア設計は、これまで存在しませんでした。そのような設計を実現することは、業界を根本から変える可能性を秘めていました。
アプローチ
Wind RiverとCollins Aerospaceは、DO-178C DAL A認証プロセスの一環として、FAA CAST-32Aマルチコア認証目標を達成するため、設計、問題解決、認証作業を共同で行いました。将来の開発における柔軟性を最大化するため、両社はVxWorks® 653 Multi-core Editionを採用しました。これにより、単一のハードウェアプラットフォーム上で、異なる安全重要度レベルを持つ複数のゲストOSを実行することが可能になります。
導入効果
Collins AerospaceとWind Riverは、利用可能な処理リソースを拡大しつつ、技術的およびプログラム認証上のリスクを大幅に低減しました。マルチコア環境におけるDO-178C DAL A認証取得に向けた両社の協業アプローチは、技術的な知見やベストプラクティスとともに、詳細なホワイトペーパーで紹介されています。 さらに、Collins AerospaceとWind Riverは、「Safety-Critical Systems Symposium (SSS’19)」、「Avionics Expo」、および「SAE AeroTech Americas」において、それぞれの会議論文を発表する企業として選出されました。