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IoTコラボレーションでサイロを解消


投稿者:Neil McLellan, 2/19/2016

先週、モノのインターネット(IoT)が風力発電業界へ与える潜在効果について、サンディエゴで開催されたAmerican Wind Energy(AWEA)の運用/保守セミナーで講演する機会がありました。風力発電でも、再生可能エネルギーでも、発電の専門家でもなく、ネットワーキングの専門家としてパネルディスカッションに参加したのです。同席していた尊敬する同僚達の各種専門知識を耳にしながら、私は次のような理想的な風力発電ソリューションの構成を即座に浮かべていました。

  • センサー
  • IoT接続/セキュリティ
  • アナリティクス
  • オートメーション

そしてIoT戦略と実装に話が移りかけた頃、次のような質問が投げかけられ、場が一気に白けてしまったのでした。「どの時点で、IBM、Cisco、オラクルといった世界的な企業に設計やサポートをお願いすれば良いのでしょうか。」私は、「どうして依頼する必要があるのでしょうか」という短い回答と、それに関して掘り下げたいくつかの質問の後で、自分の話のポイントが伝わってなかったことに気付きました。特にクラウドサービスと仮想化による実際の影響について、うまく伝えられていなかったのです。完全なIoTソリューションの実現には、実績とリーダーシップに基づくコラボレーションと、進化をサポートするための啓もう活動が必要だということもよくわかりました。物理的な世界から離れ、クラウドと仮想化/統合のメリットを実現するためには、「物理的な世界」に、先端技術を普及させるためにはどうすればよいのか、 誰が全市場での啓もう活動や、テクノロジの必要性を確認する責任を担うのか、という点について考える必要があります。

昔のような「万屋タイプのデータセンター」とクライアント/サーバーモデルからの急激な進化によって、主流だった「ベンダー固定」ソリューションが減少しています。医療やエネルギーといった業界では、製品のライフサイクルが長いため、これに高速な技術の進化が加わることで、私が「構想の陳腐化」と呼んでいる現象が発生してしまいます。新しいテクノロジ中心のアプリケーション投資を行えない場合に、このような状況が発生します。コード移植は高額で、レガシーシステムはハードウェアやオペレーティングシステムに依存しているため、製品とサポート組織を完全に作り替えなければ、次世代のソリューションを実現することができないのです。

センサーだけでなく、エッジデバイス、デバイスのクラウドテクノロジスタック、データの可用性、データから得たアクションに結び付くような情報により、従来型のビジネスモデルのトランスフォーメーションがすでに実現しています。大きな成功を収めた事例を紹介し、そこから何らかのインサイトを得てもらえるようにしました。エネルギー業界でIoTが「いつ」実現するのか、ではなく、「どうやったら」実現できるのかについて検討する時期が来ています。ユーティリティ業界全体がすでにデータセンターからクラウド、すなわちハードウェア依存からソフトウェア定義に移行し始めています。

明確なことは、ソフトウェア定義戦略によって、昔のハードウェア依存環境でのオーバーヘッドや将来的なニーズに対応する手間が解消されるという点です。完全なソリューションによるメリットは単一企業の製品から生まれるのではなく、主要なエキスパート達がコラボレーションによって、顧客の示すビジョンに沿ってコンサルティングと実装を行うことで生まれるのです。主要なエキスパート達の協力を得ることで、データセキュリティ、プライバシーといったデメリットを回避でき、拡張性と使いやすさが確保できます。この種の要件に応えることが、Wind River Helix製品ポートフォリオの主な特長になっています。これによってエッジツーエンドの接続性を実現し、主要なエキスパート達にコラボレーションと革新のためのプラットフォームを確立します。そしてコラボレーションこそが新たな戦場という新しい考え方を完全にサポートしています。