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ゲストブログ:VxWorksを正式にサポートした商用版Qt 4.8.3のリリース

投稿者:Tuukka Turunen, Digia, 2012/09/14

ディジアは今週、商用版Qt バージョン4.8.3をQt Projectと同時にリリースしました。ウインドリバーの協力を得ながら開発を進めた結果、今回のバージョンではVxWorksを正式にサポートしています。先進的なRTOSであるウインドリバーVxWorksはいまや、約10億もの機器に組み込まれおり、さまざまな業界に普及しており、宇宙空間でも使われているのです!

Qtは、VxWorks上で動作する、インタラクティブで動きの細かいユーザーインターフェースを作成する際に活用できる、すぐれたツールです。また、商用版Qtライセンス保有者向けに、正式にサポートされたプラットフォームを組み合わせたことは、製品としてのQtの進化において大きな一歩となりました。今回改善した点の多くは、オープンソース版のQtユーザーも利用可能です。ただし、オープンソース版ではVxWorks自体は提供していません。
組込用ARMやx86プロセッサなど実に多岐にわたるハードウェア上で、Qt はVxWorksと一体であるかのように動作します。DKMモードとRTPモードの両方がサポートされているので、たとえばOpenGLで加速したグラフィックス、Qt QuickやWebKitなど、さまざまなQt機能を幅広く活用できるようになりました。標準のQtモジュールが、プログラミングや移植が容易な点で広く支持されているのも当然です。

さらに詳しい情報と映像が、このブログのVxWorksに関する以前のエントリーに掲載されています。

VxWorksのサポート以外のバージョン4.8.3の目玉としては、Mac OS X 10.8 、QNX、新しい WebKit (2.2.3) のサポートを改善したことが挙げられます。また、QtCore、QtGui、QtNetworkを始めとして、大きく変更したモジュールも多数あります。

Qt Project の一環として、弊社はオープンソース版Qt 4.8.3のパッケージを製作し、テストを実施しました。Qt Project 4.8を担当したチームがこのバージョンも開発しました。4.8に対するパッチのリリースも、需要のある限り提供を続ける予定です。現在のところ、少なくともあと2回はパッチをリリースする見込みです。Qt 5ではQt 4との高い互換性を保つ予定なので、私どもはすべてのQtユーザー様に、Qt 5の最終製品版をリリースするタイミングで、進行中のアクティブなプロジェクトをQt 5.0.0に移行するよう推奨しています。

Qt 4.8.3は現在、商用版SDKならびにスタンドアロンインストーラーのすべてのユーザー向けのアップデートとして、商用版Qtのお客様用ポータルを通して提供しています。商用版Qtのお客様用ポータルをご存じないユーザーの方には、一度アクセスしていただき、ここからSDKのインストーラーを入手されることをお勧めします。Qt Projectリポジトリの中で、Qt 4.8.3 リリースにはタグを付けてあります。

今回の開発プロジェクトで、弊社は非常に刺激を受けました。これからもウインドリバーとの協力関係を継続したいと願っています。

トゥーカ・トゥルネンはディジア社で商用版Qtの研究開発部門の責任者を務め、商用版Qtについては、プランニング、開発、品質管理、市場投入の責務を担っています。

原文はこちら:http://blogs.windriver.com/vxworks/2012/09/qt-commercial-483-released-with-official-support-for-vxworks.html
本社ブログサイト:http://blogs.windriver.com/

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