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Wind River Linux Performance Studio for
Intel® Architectureが発売開始
投稿者:Davide Ricci 2011/10/04
こんにちは。
本日、Wind River Linux 4、Update Pack 2ユーザ向けに、x86プロセッサ上で実行されるコードを最適化する3部構成のブースターパックが発売されました。
これはPerformance Studio for Intel® Architectureと命名され、これによりWind River Linuxに次の能力が加わることになります。
- インテル® C/C++ コンパイラー
(http://software.intel.com/en-us/articles/intel-compilers/)
- インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブ
(http://software.intel.com/en-us/articles/intel-ipp/#support)
- インテル® VTune Amplifier XE
(http://software.intel.com/en-us/articles/intel-vtune-amplifier-xe/)
Wind River Linuxユーザにとって、これがなぜ重要なのでしょう。
多くの場合、アプリケーションをインテル® C/C++コンパイラーでコンパイルし直すだけで、パフォーマンスが向上します。その理由は、このようなコンパイラーにより、インテル® SoCの高度な命令とレジスタのセットを最大限に有効利用できるようになるからです。では、再コンパイルで効果がない場合はどうしましょう。そもそも、最適化とは、何度も繰り返し行うプロセスです。gccコンパイラーとインテル® C/C++コンパイラーのどちらも、最善の結果を得るためには、コンパイルフラグをいろいろいじってみる必要があるのです。
そのためインテル®では、最適化のためのガイドを広範にわたって用意しています。
http://software.intel.com/sites/products/collateral/hpc/compilers/compiler_qrg12.pdf
今回、幸いなことに、インテル® C/C++コンパイラーはWind River LinuxビルドシステムであるLDAT(Linux Distribution Assembly Toolkit)に完全に統合されました。Wind River Workbenchでの代替build仕様として使用できるので、面倒なコンパイラー設定に悩まずに済むということです。
Workbenchで期待通りの水準に達することができれば、何もしなくても、Wind River Linuxビルドシステムがバックグラウンドで同じことを可能にします。インテル® C/C++コンパイラーを使用してユーザスペースWind River Linuxパッケージの(ほぼ)全部のセットを再ビルドして、それを証明しました!
そう、約600もあるLinuxパッケージで証明したのです!
ところが、インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブを使ってみると、さらに面白いことが起こります。インテル® インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブは、コンパイラー単独で達成できること以上のパフォーマンスを出すように設計されており、これを使用することによって、プリミティブのセットを自由に使用することができるのです。それにより、使用可能な命令セットレベルを検出して最適化されたコードを割り当て、SIMD命令の利点を生かすことができるのです。
そのため、たとえば暗号化アルゴリズムを必要とする安全なネットワークデバイスなどの計算機能集約型のデータ処理アプリケーションを開発している場合であっても、動画圧縮プリミティブを必要とする動画ストリーミング、エンコード/デコードのための次世代型画像処理アプリケーションを開発している場合であっても、安心して任せておくことができるのです!
そして、このPerformance Studioを使用して、われわれはさらに先へと進みました。インテル®インテグレーテッド・パフォーマンス・プリミティブとWind River Linuxビルドシステムをテンプレートセットで統合したのです。このテンプレートにより、こうした強力なライブラリをプロジェクトのsystrootにすぐに追加し、アプリケーション開発を簡単かつ迅速に進めることができるというものです。なかなかやるでしょう?
では、コードの検査をしたり、コンパイラー内でマルチスレッドやパラレルコード最適化フラグを有効化することでコードが本当に最適化されているかを確認したりするにはどうしますか?複数のコアにまたがるスレッドが、どのようにバランスを取っているかを見たい場合は?
というわけで、インテル® Tune Amplifier XEについても触れておきましょう。このツールもPerformance Studioの一部です。Wind River Workbenchと統合され、これも両者の世界をパワフルに結びつけてくれます。


