組込仮想化による性能向上

マルチコアCPUを採用する際には、多くの場面で設計の性能を向上できます。その一方、マルチコアCPUへのアプリケーションの移植に伴って開発者が直面する課題も少なくありません。各CPUメーカーから販売されているコア数の多いマルチコアプロセッサで、最高の性能を発揮するためには、最適化されたアプローチが必要です。マルチコアCPUでは、単一コアプロセッサと比べて消費電力当たりの処理能力が上がります。多くの場合、ハードウェアアクセラレータ機能やネットワーク機器が組み込まれています。

課題は、最小限のリスクと労力で、しかも最も短期間で容易に、マルチコアCPUの性能を有効に活用できるかどうかです。組込仮想化は、移行プロセスを単純化して、マルチコアCPUの性能上の利点の実現を支援します。

ウインドリバーの組込仮想化ソリューションとは?

組込仮想化とマルチコアCPUを利用すれば、デバイスメーカーはアプリケーションの大々的なチューニングや検証を行うことなく、従来の単一コア向けアプリケーションをマルチコアCPU向けに移行できます。

Embedded virtualization for performance improvements

組込仮想化を利用して、スケーラブルな性能を実現し、性能要求の高まりに対応

ウインドリバーの組込仮想化では、完全なオペレーティングシステムとともに、仮想ボード内またはゲストオペレーティングシステム内にアプリケーションをホストするか、オペレーティングシステムのオーバーヘッドなしにハードウェア上で直接アプリケーションを実行します。

組込仮想化によって性能向上を実現できる例を以下に挙げます。

  • ネットワークパケットアクセラレーション: 新しいサービスが多様な性能を発揮できるかどうかは、ネットワークにかかっています。ネットワークは、膨大なマルチメディアパケットも瞬時に処理できる必要があります。また、将来的にネットワーク対応デバイスでバンド幅の需要が増大したときに容易に対応できる柔軟性も必要です。パケットアクセラレーションは、機器プロバイダが組込仮想化によって高い性能とスループットを達成し、高水準の体験を提供できる1つの例です。
  • イメージ、レーダー、オーディオ、データの処理: 一定クラスの組込デバイスでは、きわめて高いスループットや計算負荷の高い処理を実行するため、消費電力(ワット数)当たりの性能が設計上の重要な制約になります。たとえば、レーダー処理、医療用画像処理、複雑な制御システムなどの場合です。マルチコアプロセッサは、組込開発者が性能や電力消費、部品コストという点で現在の製品ラインから飛躍できる新しいビジネスチャンスを生み出しています。
  • ハイエンドの携帯機器: スマートフォンやタブレットなどの性能に対する消費者の期待は、デスクトップコンピュータに対する期待に勝るとも劣りません。マルチコアプロセッサの性能/消費電力比は、携帯機器の開発者にとって魅力的な選択肢です。マルチコアと電力管理のテクノロジによって、携帯機器はバッテリーの持続時間が大幅に伸び、性能も劇的に向上しています。

組込仮想化ソリューションの評価と選定を行う際には、リアルタイムオペレーティングシステムの完全な製品ポートフォリオを提供できるベンダを利用することが重要です。そのリアルタイムオペレーティングシステムは多数のハードウェアアーキテクチャ上で、リアルタイムハイパーバイザや完全な開発ツールチェーンと緊密に統合されている必要があります。Wind River Embedded Development Kitsを確認して、専用ハードウェア上に事前インストール済みのウインドリバーの包括的なリアルタイム組込製品群を評価するようにしてください。立ち上げ時間は、週単位から分単位に短縮されます。事前準備をスキップし、アプリケーションに必要なマルチコアCPUの潜在的な性能を、現実化をすぐに開始できます。

ウインドリバーが組込仮想化サプライヤとして他にはない適格性を持つ理由

ウインドリバーは、業界で最も包括的な組込仮想化開発ポートフォリオを提供します。ウインドリバーのソリューションは、Intel®、Power、ARM、MIPSなど複数のアーキテクチャをサポートしており、優れたプロフェッショナルサービスとカスタマーサポート、ハードウェア統合の専門技術、盛んなパートナーエコシステムによって支えられています。

組込仮想化によってスマートなネットワーク対応デバイスを構築するという課題を支援する、他にはない適格性を有します。

その他のソリューション

マルチコアによるネットワークアクセラレーション
Download now

「モノのインターネット」におけるインテリジェンスの強化
Learn more

Thank You

Wind River, a wholly owned subsidiary of Intel Corporation (NASDAQ: INTC), is a world leader in embedded and mobile software. Wind River has been pioneering computing inside embedded devices since 1981 and its technology is found in more than 500 million products