通信事業者や携帯端末メーカ、半導体メーカは、新たなスマートフォンやシングルコアベースの携帯電話を市場に出荷する上で共通の難問に直面しています。増大する研究開発費や利益確保までの時間を削減しなくてはならない、といったプレッシャーを抱えながら、差別化のための機能開発を行う必要があります。このような努力にもかかわらず、一般的な携帯電話が市場に留まれるのはわずか4カ月に過ぎず、市場での競争力を維持するためには新機種を次々と導入せざるを得ません。平均すると、エンドユーザは、わずか18カ月で、飛躍的に機能向上した新しい端末を探し始めるのです。この過剰なイノベーションと低マージンとが相まって、携帯電話市場は、非常に厳しい状況となっています。
スマートフォン開発のためのプラットフォームに対するニーズ
- 急速な技術革新への対応と商品化を容易にサポートするツール
- 主要な市販ソリューションに統合済みのオープンソース・ミドルウェア
- プログラム化されたテストと検証による市場投入までの時間の削減
- 確立されたロードマップによる供給の安全性
Linuxベースのシングルコア携帯電話端末に特有のニーズ
- 無線通信に代表される高度な機能を実現するハードリアルタイム性能
- 重要度の高い無線スタックなど知的所有権の保護
- 迅速な市場投入およびベンダ依存低減のためのオープンソースの活用
- 最先端の半導体に強固に統合されたオペレーティングシステム
モバイル ソリューション
スマートデバイス搭載ソフトウェア最適化(DSO)の第一人者であるウインドリバーは、包括的なソリューションであるWind River Platform for Consumer Devices, Linux Editionによって、携帯電話端末におけるLinux利用の複雑さを軽減します。
このプラットフォームには、以下の内容が含まれます
- デバイスソフトウェアの開発ライフサイクル全体に活用可能な、強固に統合されたEclipseベースの開発環境、Wind River Workbench
- マートフォンとシングルコア携帯電話端末の双方に拡張可能なシングルLinuxランタイムディストリビューション
- リアルタイム機能拡張、Wind River Real Time Core(オプション)
- グローバルサポート
- 製品の市場投入時期を確実とするプロフェッショナルサービス
ウインドリバーは、携帯電話の端末メーカを対象に、製品ライン全体を通じたデバイスソフトウェア開発のための、スタンダードベースのプラットフォームを提供しています。当社のEclipseベースの開発スィート、Wind River Workbench は、さまざまな供給元の何百ものプラグインをシームレスに統合でき、プロジェクト間、グループ間、開発サイト間にわたって共通に活用しながらコード再利用や最適化が可能です。Wind River Linuxでは、透過的なクロス・ビルド環境によりレイヤ化されたプリスティンソースを提供、パッケージ管理の強化によって開発者の生産性を向上させます。ウインドリバーは、先端をゆく半導体やボードのベンダと協力し、ハードウェア選択とボード立ち上げをより迅速に、容易にするためのリファレンス設計を提供します。
ウインドリバーはシングルコア携帯電話端末向けとして、Wind River Real-Time Coreをご用意しています。これは、無線制御などの高性能アプリケーションにハードリアルタイム性能をもたらすものです。また、GPLの要件から複雑な知的所有権を守りつつ、シングルコアLinux携帯電話端末の市場投入を実現します。
ウインドリバーは、上位レイヤから下位レイヤまでプラットフォームを最適化するために、ACCESS、Celunite、Mizi Research、Trolltechなどの主要なアプリケーションソフトウエアベンダーとの協力体制を組んでいます。また、ウインドリバーは、携帯電話向けのプラットフォームの構築を目指す、LiMoファウンデーションや、CELF(Consumer Electronics Linux Forum)、Elcipseファウンデーションなどの関連団体で主要な役割を果たしています。