ウインドリバー グラフィック

Wind River Media Library

Wind River Media Libraryは、拡張性の高いグラフィックスやビデオ、オーディオ、および入力デバイス用のハードウェアなどのアブストラクションレイヤを備えているので、VxWorks開発者に対して、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)実装の実現を可能とします。たとえば、2D APIを用いることにより、ハードウェアに依存せずにハードウェアクセラレート機能を利用することができます。また、統合されたウィンドウマネージャと入力イベントルーティング機能により、1つの画面上に複数のアプリケーションを表示することができるようになり、たとえば、ネイティブC/C++ベースのアプリケーションとJavaベースのアプリケーションを同時に画面上で実行することができます。

Wind River Media Libraryは、ソフトウェア開発コンポーネントとドライバ開発コンポーネントの2つのAPIで構成されています。ソフトウェア開発コンポーネントは、さまざまなプラットフォーム用のハードウェアに依存しないアプリケーションを開発する目的に使用されます。ウィンドウ管理、2Dグラフィックス、リージョン管理、テキスト表示、カラー管理、ビデオオーバーレイ、アルファブレンディング、JPEGイメージサポートなど、さまざまなプラットフォーム用のハードウェアに依存しないアプリケーションを開発するための各種APIが用意されています。イベントサービスでは、入力イベントを処理した後、それらを特定のアプリケーションに送り、マウスやタッチスクリーン、リモコンなどのポインタデバイスのカーソル制御も行います。また、メモリ管理のカスタマイズが可能なので、オフスクリーン用グラフィックデバイスメモリの利用を最適化できます。

ドライバ開発コンポーネントは、グラフィックスチップス、ビデオコントローラ、 LCDディスプレイ、オーディオ、キーボード、タッチスクリーンなどのアプリケーション用ハードウェアデバイスと直接インタフェースを取るドライバを実装し使用するために、一般的なハードウェア構成用の各種リファレンスドライバを提供しています。これには以下のような特長があります。1ビット、4ビット、 8ビット、16ビット、32ビットのカラーモード対応の一般的なフレームバッファドライバが備えられているので、迅速にドライバを開発し、簡単にグラフィックスデバイスに対応することができます。デバイスにおける特定のハードウェア機能に対応するよう、拡張性を備えています。