Wind River VxWorks 653 Platformは、統合モジュラーアビオニクス(IMA)基盤の航空宇宙・防衛(A&D)企業の厳しいニーズを実現し、ミッションクリティカルなアプリケーションの安全面およびセキュリティ面の要件だけでなく、クリティカルではないアプリケーションの移植や再利用に関する要件も満たします。このプラットフォームは、ARINC 653 Part 1, Supplement 2に完全に適合し、ARINC 653 XMLコンフィギュレーション機能を拡張して、完全に独立したRTCA DO-297/EUROCAE ED-124 IMAサプライヤソーシングをサポートする真のマルチベンダープラットフォームを実現しています。
VxWorks 653 Platformは、業界をリードするCOTS RTCA DO-178B/EUROCAE ED-12B Level A認証取得用ドキュメントで裏付けされています。65,000以上のファイルを含みますが、すべてにハイパーリンクの付いたDVDで提供されるためレビューも簡単に行えます。
デバイスソフトウェアで培った25年の経験、ハードウェアおよびソフトウェアパートナーとの幅広いネットワーク、世界クラスのサポート組織、専門知識を持つプロフェッショナルなサービスチームを擁するウインドリバーは、お客様の次期IMAプロジェクトを確実に支援することができます。
特長
VxWorks 653の重要な特長および機能は以下のとおりです。
- VxWorks 653 RTOS: VxWorks 653は、複雑なARINC 653 IMAシステムを制御するための、ウインドリバーが提供する堅牢なオペレーティングシステムです。
- Wind River Workbench開発スイート: VxWorks 653 Platformには、広く採用されているEclipseフレームワークに基づくWorkbench開発環境が含まれています。Workbenchは、JTAGまたはその他のつながりを経由したハードウェアの企画から、プラットフォームおよびアプリケーション開発、テストおよび導入に至るまでのソフトウェア設計・開発ライフサイクル全体をサポートし、エンタープライズ全体にわたる1つの共通開発スイートの標準化を可能にします。Workbenchは拡張可能かつスケーラブルで、A&Dサプライヤが特定のプロジェクトのニーズを満たし、安全性を最重視した導入のための設計フロー全体のサポートに必要となるさまざまなサードパーティプラグインをシームレスに統合できるようにします。
- XMLコンフィギュレーションツールスイート: VxWorks 653 Platformには、あらゆるARINC 653ランタイムオブジェクト(パーティション、ポート、ヘルスモニタリングなど)を設定するためのXMLベースのユーティリティが含まれています。また、このプラットフォームには、DO-178B/FAA 8110.49ガイドラインで開発ツールとして認証された、XMLからバイナリへのコンパイラも含まれています。この認証XMLコンパイラにより、表形式パーティションコンフィギュレーションデータがバイナリ形式で正しく生成され、IMAシステムでの個別アプリケーションの独立した開発、テスト、認証、再認証を行えます。
- DO-297/ED-124サプライヤロールサポート: VxWorks 653 Platformでは、RTCA DO-297/EUROCAE ED-124 IMA開発ガイダンスおよび認証考慮事項の完全サポートが可能です。当社のツールは、プラットフォームプロバイダ、システムインテグレータ、アプリケーションデベロッパといった独立サプライヤロールをサポートし、各IMAサプライヤのロールを明確に定義します。これにより、初期開発、統合、認証にかかる時間とコストだけでなく、その後の開発プロセスにおける変更および保守コストも削減可能です。
- IBLLサポート: VxWorks 653 Platformは、IBLL(独立ビルド、独立リンク、独立ロード)を完全にサポートします。独立ビルドとは、システムの一部のビルドのためにシステムのソースコード全体を必要としないものであり、システムですべてのソフトウェアモジュールを構築する「システム」プロジェクトを作成する必要がありません。独立リンクとは、アプリケーションをリンクするOSバイナリを必要としないものです。独立ロードは、バイナリのロード、アップデート、または更新を個別に行えます。これは、VxWorks 653 Platformの重要機能であり、非同期のソフトウェアビルドを提供しながら複数のアプリケーショングループまたはサードパーティホストの機能サプライヤをサポートする必要のある、IMA環境の重要要件でもあります。
- DO-178Bネットワークスタック: このVxWorks 653へのオプションのアドオン製品は、IPv4ベースのUDP、TCP、IGMPv1、およびマルチキャストネットワーキング機能を提供します。DO-178B Level A認証取得用ドキュメントは、個別のプロセッサでご利用いただけます。
- DO-178Bファイルシステム: このVxWorks 653へのアドオン製品は、パワーフェールセーフでトランザクションベースのファイルシステムを提供し、標準I/OライブラリAPIを使用するアクセスでデータボリュームおよび階層型ファイル編成をサポートします。
- DO-178B Levels A-D認証取得用ドキュメント: ウインドリバーは、VxWorks 653 Platformの最も完成度の高いRTCA DO-178B/EURO CAE ED-12B認証取得用ドキュメントを提供することで、航空宇宙業界をリードします。当社のVxWorks 653 Platform認証取得用ドキュメントDVDには、DO-178B Level A、B、C、D認証をサポートするために必要なあらゆる文書および認証取得用ツールが収録されています。認証取得用ドキュメントは、簡単なナビゲーションとトレーサビリティを目指したハイパーリンク付きの完全パッケージとしてDVDに収録され、認証局が必要とする時間と費用を削減します。この認証取得用ツールのパッケージは、あらゆる産業、交通および医療用途のデバイスクラスレベルを満たす、IEC 61508、EN 50128、FDA 510(k)デバイス認証の基礎としてもご利用いただけます。
- 広範囲な言語サポート: VxWorks 653 Platformは、C、C++、Ada、Javaソフトウェア開発をサポートします。Wind River VxWorks 653 Platformでは、CおよびC++が標準となっています。ウインドリバーのパートナーは、以下のようにAdaおよびJavaをサポートします。
あらゆるサポート対象言語で、当社の強力なWorkbench/Eclipse開発環境の多彩な機能を活用できます。
- 包括的なパートナーエコシステム: 幅広い統合テクノロジを確かなものにするため、ウインドリバーはデバイスソフトウェア最適化(DSO)業界において広範囲にわたるパートナーエコシステムを構築し、業界をリードするハードウェアおよびソフトウェアプロバイダの力を結集しました。COTSボード、システムモデリングツール、制御設計ツール、テストツール、認証サービス、プラットフォームシミュレーションアプリケーションといったテクノロジに対応しています。
お客様の成功事例
European Aeronautic Defense and Space (EADS) Companyは、新型軍用機の空対空給油のための洗練された制御ソフトウェア開発にWind River VxWorks 653 Platformを選択 |
ウインドリバーは、Eurocopterでの最先端製品の期日までの開発、およびDO-178B Level A安全認証の取得を支援 |
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Raytheonは、広域補強システム(WAAS)をウインドリバーのVxWorks上で構築 |
Smiths Aerospace は、Wind River VxWorks 653 Platformを採用し、Boeing 787 Dreamliner 共通コアシステムの構築に活用 |
ウインドリバーのプロフェッショナルサービス
ウインドリバーの航空宇宙・防衛サービス・プラクティス
ウインドリバーのVxWorks 653 Platformは、航空宇宙・防衛デバイス製造業者に、新製品の市場投入を加速させながら開発コストを最小限に抑えるように特別に設計された専門外注エンジニアリングサービスを提供する、当社のプロフェッショナルサービスでさらに補完されます。サービスには、BSPパッケージの適応、ソフトウェアシステムおよびミドルウェア統合、レガシーアプリケーションおよびインフラストラクチャの移行、プラットフォーム拡張、プロセスコンプライアンスが含まれます。
アーキテクチャおよびホストサポート
IBM PowerPC 750GX
PowerPC 7xx
PowerPC 74xx
PowerPC 82xx
PowerPC 83xx
PowerPC 85xx
Intel Celeron
Intel Core 2
PowerPC 86xx
COTSボード
Aitech S950 (PPC 750fx), SBS RL4 (PPC 750/755)
CES RIO3 806x (PPC 750)
Curtiss-Wright Rhino 10 (PPC 7410)
Curtiss-Wright Rhino DX (PPC 7455)
Curtiss-Wright SVME-181 (PPC 7410)
Curtiss-Wright VPX6-185 (MPC8641D)
Freescale HCP-NET 8641D (ArgoNavis) (シングルコアモードのみ)
GE Intelligent Platforms V7768 (Intel Core 2およびCeleron)
Lockheed Martin SPC103C (PPC 7455/7457)
Motorola MVME5100 (PPC 750/74xx)
Motorola MVME5500 (PPC 7455)
Motorola MVME2400 (PPC 750)
Radstone IMP1A-xC1345 (PPC 7410)
Radstone PPC7A-xC1345 (PPC 7410)
SBC7447 (PPC 7447)
SBC7457 (PPC 7457)
SBC8641d (PPC 8641D)
Wind River PPMC7xx (PPC 750/755)
Wind River PPMC74xx (PPC 74xx)
SBC750GX (PPC 750gx)
Wind River PPMC8245 (PPC 8245)
SBC_PowerQUICC_II for 8260 (PPC 8260)
SBC_PowerQUICC_II for MPC8270 (PPC 8270)
SBC8349E (PPC 8349E)
SBC8560 (PPC 8560)
ウインドリバーの航空宇宙・防衛パートナーエコシステム
ウインドリバーの世界クラスのパートナーエコシステムは、当社の中核となるテクノロジと、当社のソリューション構築のために選び抜いたパートナーハードウェアおよびソフトウェア企業のテクノロジを緊密に統合します。当社のパートナーは、航空宇宙・防衛市場の重要テクノロジのための独創的な統合およびサポートを提供することで、ウインドリバーの開発プラットフォームおよびランタイムプラットフォームの機能の強化に寄与しています。当社のお客様サポートチームは、ウインドリバー製品との併用におけるパートナーテクノロジのトラブルシューティングを行えるように訓練されており、DSO業界における総合的かつサポートの充実したパートナーエコシステムを実現しています。
| 開発ツール | ランタイムミドルウェア | OTSハードウェア |
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Communications Research Centre Canada (CRC Canada) Objective Interface Systems Inc. |
CES ? Creative Electronic Systems SA Curtiss-Wright Controls Embedded Computing GE Fanuc Companies |
ウインドリバーの航空宇宙・防衛での提携
ウインドリバーは、オープンな業界標準への移行を歓迎しています。世界の変化は予想以上に速く、独自のテクノロジにお客様を縛り付けておくことはできないと考えたため、専門的に統合され、インテリジェントな適用を行ったオープンな標準を基にデバイスソフトウェア最適化(DSO)を構築しました。
ウインドリバーは、単にオープンな標準を取り入れただけでなく、その構築でもリーダー的立場にあります。Eclipse Foundationでは、デバイスソフトウェア開発プラットフォームプロジェクトを推進し、異なるオペレーティングシステム間のバックプレーンでのTIPCサポートを提供しています。また、Open Source Development Labs(OSDL)によるCarrier Grade Linuxをリードし、AUTOSARに参加しています。標準の発展における当社の関与についていくつか例をご紹介します。
APEX Working Group of the AEEC
航空会社電子技術委員会(AEEC)は航空会社代表による国際団体で、商用、軍用、ビジネス航空で使用される航空電子機器のための技術標準の開発を主導しています。組織のAPEX作業グループは、従来のアビオニクスおよび統合アビオニクスのためのARINC仕様653や、アプリケーションソフトウェア標準インタフェースの更新に重点を置いています。
Eclipse Foundation
Eclipseは、ツールプロバイダのオープンコミュニティにより作成されるツール統合のためのオープンプラットフォームです。ロイヤルティフリーのソースコードおよび世界規模の再配布権利を提供する共通の公開ライセンスが付随したオープンソースパラダイムのもとで運営されるEclipseプラットフォームにより、ツール開発者は制約のない柔軟性とソフトウェアテクノロジの制御を手に入れることができます。
Object Management Group
オブジェクトマネージメントグループは、非営利のオープンメンバーシップコンソーシアムで、相互運用可能なエンタープライズアプリケーションのコンピュータ業界仕様を作成・維持します。
Open Source Developers Lab
Linux制作者のLinus Torvaldsの母体であるOSDLは、エンタープライズにおけるLinuxの発展および導入の加速に尽力しています。OSDLは2000年に設立され、IT業界リーダーの世界的なコンソーシアムにサポートされており、世界中の開発者のための最新のコンピューティングおよびテスト設備を米国および日本に持つ非営利組織です。OSDLの設立メンバーには、IBM、ヒューレットパッカード、インテル、NECが名を連ねます。
RTCA Inc.
RTCA Inc.は民間の非営利団体で、通信、ナビゲーション、調査、航空交通管理(CNS/ATM)システムの問題に関する合意ベースの推奨事項を策定します。RTCAは、連邦諮問委員会としての機能も持ちます。策定した推奨事項は、ポリシー、プログラム、規制の決定の基礎として連邦航空局(FAA)で使用されるとともに、開発、投資、その他のビジネス意思決定の基礎として民間部門でも使用されています。
The Open Group
The Open Groupとは、ベンダー中立およびテクノロジ中立のコンソーシアムで、その「Boundaryless Information Flow」というビジョンにより、オープンスタンダードな世界規模の相互運用性に基づく、エンタープライズ内およびエンタープライズ間の統合情報へのアクセスを可能にしています。Real-Time and Embedded Systems Forumは、さまざまな既存アーキテクチャアプローチを利用するリアルタイムおよび組込システム標準を定義、調整、統合、優先順位付けします。また、フォーラムは、これらの標準に忠実な製品のためのテストスイートや認証プログラムも定義し、POSIXプロファイル、組込システム用Linux、安全性重視のミッションクリティカルなリアルタイムJavaなど、整合リアルタイムシステムおよび組込システムの普及を可能にしています。
UVS International
Unmanned Vehicle Systems Internationalは、無人車両システムの促進に特化した非営利組織です。UVSは公開サイトのUCAREを運営しており、規制および公的文書、見解書や意見書、UAV関連の耐空性、認証、航空交通管理に関する国際会議のプレゼンテーションを大々的に提供しています。











