ウインドリバーのオートモーティブ機器開発プラットフォームは、テレマティクス、インフォテイメント、ナビゲーションやエンターテイメント機器のデベロッパを対象に、スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO)ソリューションを、業界を主導するリアルタイムOSのVxWorks、ならびに優れたオープンデバイス・ソフトウェア開発スィートであるWind River Workbench、さらには必要不可欠なマルチメディアとコネクティビティ関連のミドルウェアと統合して提供しています。オートモーティブ機器開発プラットフォームは、より多くの選択肢、高度な柔軟性、より強固な製品統合を促進する包括的なパートナー・エコシステムを提供することにより、テレマティクス・デベロッパが直面する様々な問題を解決します。また、このプラットフォームはウインドリバーのデバイスソフトウェア業界における25年の経験と、世界トップクラスのサポート組織、専門のプロフェッショナルサービス・チームによりバックアップされています。
主要な特長と機能特長
- リアルタイムOSのサポート: オートモーティブ機器開発プラットフォームは、業界をリードするVxWorksオペレーティング・システムをベースとしています。VxWorksは、プロセスや標準規格のサポート、高度なメモリ保護、コンフィギュレーション可能なエラーマネジメント、Wind River Media Libraryを介したローカルGUI実装、先進的なPOSIX準拠、TIPC対応などを備えています。
- 先進的なインダストリアル・コネクティビティ:このプラットフォームでは、接続型の車載機器、コンシューマ電子機器やネットワーク・インフラストラクチャに関するドライバとプロトコルを提供します。CAN、USB、Wi-Fi、IPv4/IPv6などのサポートを含みます。
- ネットワーキングとセキュリティのサポート:このプラットフォームは、ネットワーク・データ保護のためのネットワーキングとセキュリティのプロトコルに関する広範なポートフォリオであるWind River Advanced Networking Technologiesを統合しています。このポートフォリオでは、IPsecとIKE、ファイアウォールとNAT、RADIUSクライアント、 802.11iワイヤレスセキュリティ、SSL、デジタル証明書を実装しています。また、ワイヤレスやモビリティ・アプリケーションのサポートも提供しています。これらのプロトコルは、いかなる組み合わせでも使用可能で、アクセス管理や認証、機密性が要求されるセキュアなアプリケーションを構築できます。
- Wind River Workbench:Eclipseフレームワークをベースとした統合開発スィートであるWorkbenchは、ハードウェアの立ち上げからプラットフォームやアプリケーション開発に至る開発サイクル全体をサポートする高度な機能を提供しています。そのため、企業全体で一つの共通開発スィートによる標準化が可能になります。拡張可能でスケーラブルなWorkbenchなら、開発者はプロジェクトの特殊な要求事項に応えることができ、何百ものサードパーティ製プラグインをシームレスに統合できます。
- 多彩なパートナー・テクノロジ: 包括的な統合テクノロジを確保するため、ウインドリバーは、DSO業界で最大規模のパートナー・エコシステムを確立しており、主要なハードウェアやソフトウェア・プロバイダと協力して、音声認識、テキスト音声変換、Java、高度なグラフィックス機能、BluetoothおよびIEEE1394などのテクノロジに対応しています。
採用事例
日本のザナヴィ社は、ウインドリバーのオートモーティブ機器開発プラットフォームを利用して、世界中の自動車用インフォテイメント・デベロッパ向けに機能コンポネントを開発しています。 |
マニエッティ・マレリ・システム・エレクトロニクスは、ウインドリバー製品を利用して、フィアットやマセラティ、プジョーなどの顧客向けに、テレマティクスおよびインフォテイメント・システムを構築しています。 |
サービス
ウインドリバー オートモーティブ サービス
ウインドリバーでは、包括的なオートモーティブ・ソリューションの一環として、開発コストを抑えながら、テレマティクス・プロバイダの市場の厳しいスケジュールに間に合わせるための支援に特に主眼を置いた、委託エンジニアリング・サービスを、オートモーティブ・サービス・プラクティスと共に提供しています。サービスには、機器設計、BSPやドライバの最適化、ソフトウェア・システムとミドルウェアの統合、レガシーアプリケーションとインフラストラクチャのマイグレーション、リアルタイムのベストプラクティスなどが含まれます。
アーキテクチャとホストサポート
- ターゲットプロセッサ アーキテクチャ
- プロセッサベンダ
- Freescale Semiconductor (PowerPC, ARM)
- Intel (IA, XScale)
- ホストOS
- Linux
- Solaris
- Windows
オートモーティブ パートナー
ウインドリバーの世界トップクラスのパートナー・エコシステムにより、弊社のコア・テクノロジと、ソリューション構築のために選ばれた一流のハードウェアおよびソフトウェア企業の持つコア・テクノロジとの間で、強固な統合が確保されます。パートナー企業は、動きの速いオートモーティブ市場で主要テクノロジの革新的な統合やサポートを提供し、ウインドリバーの開発およびランタイム・プラットフォームの機能拡張を支援しています。弊社のカスタマーサポートチームは、ウインドリバー製品に使用されているパートナーのテクノロジに関してもトラブルシューティングの訓練を受けており、弊社のパートナー・エコシステムは、DSO業界において最も包括的な最高のサポートを誇るものとなっています。
弊社のオートモーティブ・プラットフォーム・パートナーに関する詳細は、下記のテクノロジ名をクリックしてください。
関連団体
ウインドリバーは、オープンな業界標準への動きを歓迎しています。世界はあまりにも目まぐるしく変化しており、お客様を企業独自のテクノロジの中に閉じ込めることはできないと考えているからです。そこで弊社では、DSOソリューションをオープンスタンダードに基づいて構築し、巧みな統合とインテリジェントな適用を図っています。
ウインドリバーでは、ただオープンスタンダードを採用するだけでなく、オープンな業界標準の確立に向けて主導的役割を担っています。Eclipse ファウンデーションでは、デバイスソフトウェア開発プラットフォームプロジェクトを推進しています。オープンソース・デベロプメント・ラボ(OSDL)と共に、異なるオペレーティング・システム間のバックプレーンでのメッセージングにTIPCのサポートを提供し、キャリア・グレードLinux(CGL)に先鞭をつけました。また、Auto SARにも参加しています。これらは、標準化の発展に対する弊社の取り組みのほんの一例です。
AUTOSAR
AUTOSARパートナーシップは、自動車向けEnd-to-Endアーキテクチャ用のオープンスタンダード確立に尽力しています。将来的なオートモーティブ・アプリケーションや標準ソフトウェア・モジュール双方で使用される機能の管理に関し、基本インフラストラクチャの役割を果たすことが期待されています。
CE Linux Forum
CE Linuxフォーラム(CELF)は、2003年7月に設立され、Linuxベースのコンシューマ製品の確立および推進を目的としています。CELFの主な活動には、Linuxベースに様々な機能拡張を明確化、検討、ならびにオープンソースプロジェクトやLinuxコミュニティと協力してコンセンサスを得ることにより、CE Linuxベースのコンシューマの普及促進を図っています。
CVTA
コネクテッド・ビークル・トレード・アソシエーション(CVTA)は、車両通信にかかわる団体の相互交流促進と、利益向上を目的に設立された非営利の業界団体です。企業(自動車メーカーを除く)、公共団体、規格および仕様団体、教育機関、適格とされた個人であれば、誰でも会員になることができます。 CVTA会員には、車載テレマティクスやインフォテイメント、車両通信にかかわる、あらゆる主要産業分野の企業が名を連ねており、新しい製品やサービスの設計、開発、採用に参画する機会を得ています。
Eclipse ファウンデーション
Eclipseは、ツールプロバイダのオープンコミュニティにより設立された、ツール統合のためのオープンプラットフォームです。Eclipseプラットフォームは、オープンソースというパラダイムのもとで運用され、Common Public License(CPL)と呼ばれるライセンスにより、ロイヤルティーフリーのソースコードと全世界における再配布権を付与します。そのため、ツール開発者は、ソフトウェアテクノロジに関して最大限の柔軟性を得つつ、そのコントロールが可能になります。




