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Wind River Workbench オンチップ・デバッギング
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Wind River ICE 2およびWind River Probeと統合して、より強力なソリューションを生み出すEclipseベースの開発環境

業界唯一であるEclipseと規格をベースとしたグラフィカル・デバッギング・ソリューションは、開発初期段階のハードウェア構築プロセスから製品テストに至るまで、すべての工程をサポートします。Wind River Workbenchオンチップ・デバッギング、Wind River ICE 2、Wind River Probe JTAGデバッグユニットは、密接に統合されているため、複数ベンダを使用する場合よりも、シンプルでリスクのないソリューションとなります。高度なハードウェア診断機能や特許申請中のマルチコア・デバッギング機能によって、最先端のマルチコア/マルチプロセッサ半導体技術を適用できます。

 


特長

  • 集中管理されたプロジェクト指向の開発環境、Wind River LinuxやVxWorksと同じ環境を共有することでデバッグプロセスを簡素化
  • Wind River JTAGデバッグユニット(マルチコア対応Wind River ICE 2、入門者向けのポータブルなWind River Probe)をサポート
  • ARM、ColdFire、Intel、MIPS、PowerPCアーキテクチャをベースとする多様なプロセッサをサポート可能*
  • Wind River JTAGデバッグユニットと組み合わせた場合、JTAGデバッギングエンジンによって次のことが可能になる
    • ターゲットの完全制御:実行/再実行、停止/一時停止、ステップイン/オーバー/再実行、ソース、ファンクション、アセンブリ・モード・デバッギング
    • コアや周辺レジスタへのアクセス、最大32のユーザー指定レジスタグループなどのビットレベルの詳細アクセスが可能
    • L1/L2命令キャッシュおよびデータキャッシュへのアクセス(サポートプロセッサの場合)*
    • グラフィカルJTAGエディタにより、スキャンチェーン上の分かりやすいデバイスレイアウトやコンフィギュレーション
    • フラッシュプログラミング機能により、ボード構築が簡素化:一般的なフラッシュデバイス向けのターンキーアルゴリズム
  • 条件付きブレークポイントのサポートにより、高度なソース/アセンブリ言語のシンボリックデバッギング
  • JTAGベースの実行制御、ソフトウェアエージェント、シミュレータをサポートする柔軟な高性能デバッグエンジン
  • 異なるOSで実行する複数コアなどの多様なコンフィギュレーションに使用できるマルチコア/マルチプルスレッドのデバッギング(例:AMP)
    • JTAGスキャンチェーン上で最大128個のデバイスをサポートできるターゲットコネクション管理
    • 最大16個のコアと32のスレッドに対する相関的ブレークポイント
    • 色分けや番号付されたデバッグセッションにより、問題のコアを素早く認識
    • 高度なマルチコア診断により、複数コアにおけるソフトウェアとハードウェアの依存関係を認識
  • 単一のグラフィカル画面で、プロセッサ、コア、スレッドの接続および設定状況を一元管理
  • キャッシュメモリ解析機能により、複数コアでのキャッシュの干渉性問題を認識して解決
  • ハードウェア開発者とソフトウェア開発者の間でプロジェクトが確実にハンドオフされるように、JTAGベースとエージェントベースのデバッギングを同時サポート
  • 下記の製品に対して、カーネルオブジェクトへのアクセスを提供するOS認識機能があるため、OSやデバイスドライバの安定化がスムーズ
    • VxWorks 5.5/ 6.3、およびそれ以降のバージョン(サポートプロセッサの場合)*
    • Wind River Linux(サポートプロセッサの場合)*
    • Wind River Real-Time Core for Linux (サポートプロセッサの場合)*
    • Linuxカーネル、オープンソースのバージョン2.4.26およびそれ以降(サポートデバイスの場合はバージョン2.6)*
    • Express Logic社製ThreadX 4.0/5.0(サポートプロセッサの場合)*
  • ボード構築、カーネルモジュールのデバッギング、ユーザモードのデバッギングをサポート
  • 包括的な診断機能:RAMテスト、アドレス・バス・テスト、CRCチェック、スコープ・ループがバス配線問題を解決
  • 統計的なコードプロファイリング(プログラムカウンタに基づく)によって、システムの問題点を認識でき、システム性能解析用にソフトウェアの実行を最適化
  • 内部/外部トレース機能によって問題の原因が特定され、デバッグ時間が大幅短縮
  • 高度な修正機能によって、何度も繰り返されるデバッグサイクルの複雑性が削減
  • ホストシェル・スクリプティング・フレームワークを使用した詳細スクリプティング機能で、デバッグ動作を制御
  • 変更/コンパイル/デバッグプロセスを一元管理する総合的なビルドシステム
  • Microsoft Windows、Linux、およびSolaris 32/64ビットのホスト環境で利用可能**
  • VxWorksおよびWind River Linuxプラットフォームなどを含むWind River Workbench開発環境へアドオン機能として追加できるため、開発者へ完全なオンチップ/エージェントベースの解析/診断環境を提供可能

*サポートされるデバイスおよび機能に関する最新情報については、ウインドリバー販売代理店へお問い合わせください。

**サポートされるコンフィギュレーションについては、Wind River Workbenchオンチップ・デバッギングの製品ページを参照してください。

 

利点

ラボ周辺や各現場など、すべての製品開発プロセスを一つに統合

一元管理されたデバッギングと解析

Wind River Workbenchオンチップ・デバッギングは、デバッグと解析プロセスを一元管理して自動化します。つまり、1つのデバッグ環境だけで、初期段階のハードウェア構築からファームウェア設計、OP実装、プラットフォーム/アプリケーション開発、システム統合に至るまで、開発サイクルの全工程を完全サポートします。また、このオンチップ・デバッギング環境では、業界最先端のハードウェア診断機能、フラッシュプログラミング、スウリプティング機能によって、初期開発プロセスをスムーズに行うことができます。開発者は追加ツールの実装など無駄な時間をかけることなく、開発中にいつでもデバッグを実行できます。

製品メーカーやテストエンジニアは、オプションのWind River On-Chipオンチップ・デバッギングAPIを使用して、Wind River On-Chipオンチップ・デバッギングと同じ機能のWind River ICE 2、Wind River ICE、あるいはWind River Probeハードウェア機能へプログラムでアクセスできます。

Wind River On-Chipオンチップ・デバッギングAPIとWind River JTAGデバッグユニットを統合して使用すると、従来のスキャナでは認識できないハードウェアやソフトウェアの欠陥を検出できるようになるため、常に着実なテスト結果を得ることができます。

VxWorksあるいはWind River Linuxで開発する場合は、Workbench On-Chipオンチップ・デバッギングを追加することによって、これらのプラットフォームに備わっているエージェントベースのデバッグ機能を拡張できます。これによって、ソフトウェアの問題を解析/診断する方法に柔軟性が備わります。

高度なハードウェア診断機能

従来のハードウェア診断機能は、複数のデバッグツールやプロセッサテクノロジに関する専門知識が必要なため、製品開発プロセスが長期化します。近年では、高性能シングルコアやマルチコア32ビット/64ビットプロセッサをデバッグするようになり、幅広いプロセッサをサポートする、革新的なハードウェア診断ツール環境が必要です。Workbenchオンチップ・デバッギングは、複雑なシステムオンチップ(SOC)マイクロプロセッサを包括的にサポートしています。すべてのハードウェア・イニシャライゼーション・プロセスは、プロセッサのJTAGインターフェイスを介してエミュレータによって実行されるため、開発者はターゲットファームウェアの機能に依存する必要がありません。

スケーラブルかつ強力なオンチップ・デバッギング

Workbenchオンチップ・デバッガの特許申請中テクノロジは、マルチコア環境というエンベデッドソフトウェア開発における最も大きな問題を解決します。つまり、単一ボードにある複数プロセッサや、システム内にある複数ボード上のプロセッサに対してエンベデッド・アプリケーション・ビヘイビアを診断/解析します。

集中管理ロケーションから最大16個のコアへ同時にアクセスしてデバッグできます。各コアのメモリ、スタック、スレッド、プロセッサの状態が明確に分かるため、このデバッグ情報に基づいて、素早く問題を解決します。Wind River Workbenchオンチップ・デバッギングは、AMP(asymmetrical multiprocessing)やSMP(symmetrical multiprocessing)などの多様なマルチコアコンフィギュレーションをサポートしています。ブレークポイント応答を使用すると、相関ブレークポイントが可能になるため、設定した場所で特定プロセッサあるいはシステム全体を停止できます。

ブレークポイントにエラー追跡やキャッシュ管理を組み合わせることによって、マルチコア環境用の最先端オンチップ・デバッギング機能が完成します。また、カスタムのリアルタイムOSやDWARF2形式で構築したシンプルな実行ファイルをデバッグすることも可能です。Wind River Workbenchオンチップ・デバッギングは、VxWorks、Wind River Linux、その他のエンベデッドLinuxコンフィギュレーション、ThreadXなどに対してOS認識するため、開発者はシステムレベルのデバッグやプロセッサの特定スレッドのファンクショナルデバッギングを実行できます。

拡張性のある開発環境

Workbenchオンチップ・デバッギング・ソフトウェアは、数々の賞を受賞しているEclipseベースのJTAGデバッギング環境を提供します。これは、弊社ソフト、サードパーティソフト、オープンソース、あるいは商用のEclipseプラグインを介して簡単に拡張できます。ウインドリバーのオンチップ・デバッギング・ソリューションは、Eclipseエコシステムを利用できるように開発されているため、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアの各開発者たちがより良い環境で協力し合うことができます。その結果、デバッグプロセスでのスムーズなハンドオフが可能になり、次回製品への自信となります。

 

サービスとサポート

ウインドリバーのプロフェッショナルサービス

ウインドリバーは、包括的なインダストリアルソリューションの一環として、お客様がインダストリアル市場の厳しい納期を守ると同時に、開発コストの削減を実現できるよう、その支援を特に目的として設計された委託エンジニアリングサービスを提供します。ウインドリバーの専門技術者チームは、ウインドリバー製品に関する深い知識を備えているだけでなく、Wind Riverオンチップ・デバッギングのカスタマイズやあらゆるバーティカルマーケットにおける製品設計を支援する豊富な経験を備えています。サービス内容には、デバイス設計、BSPとドライバの最適化、ソフトウェア・システムとミドルウェアの統合、レガシーアプリケーションとインフラストラクチャのマイグレーション、リアルタイム性能の最適化などがあります。

トレーニングサービス

ウインドリバーでは、各企業向けの専用トレーニングを社内で受講していただけます。オンサイトトレーニングでは、当社 の専門インストラクタと特定プロジェクトの要件、プロジェクトの技術要件、プロジェクトの問題点などについてマンツーマンで話し合う機会を設けています。

ウインドリバーサポート

ウインドリバーサポートとは、お客様に問題が発生した場合に、個別ヘルプライン、広範かつ詳細な知識ベース、Webベースのサポートによって問題を解決するサポートです。オンラインサポートサイト でもウインドリバーの製品とサービスに関する詳しい情報を提供しているため、この情報を参考にして課題をクリアし、デバッグ問題を素早く解決する革新的な方法を見つけることができます。

製品マニュアル、ダウンロード可能なソフトウェア、およびその他のリソースへ簡単にアクセスするには、ウインドリバーのオンラインサポートのページを参照してください。パッチや共通問題のテクニカルチップなどそのほかの情報に関しては、保守契約を交わしたお客様に提供しています。また、オンラインサポートでは、問題や経験の意見交換を行う開発者コミュニティへもアクセスできます。

ウインドリバーは、SCP (Service Capability and Performance)の認定を取得しています。SCPは、グローバルなテクニカルサポートを提供していることを照明する名誉ある認定基準です。

 

Wind Riverオンチップ・デバッギングのビデオ

ARM、ColdFire、Intelアーキテクチャ(Intel Atomなど)、MIPS、およびPowerPCで実行される32ビット/64ビットアプリケーションのデバッグを単純にするウインドリバーのJTAGデバッギングソリューションについて説明しています。



「Embedded World 2010」でのマルチコアデバッグのデモ

Freescale P2020開発ボードにWind River ICE 2とWind River Workbenchを使用した、ウインドリバーのマルチコアデバッグ機能をデモ紹介しています。




Wind River ICE 2の紹介

ウインドリバーのテクニカルアカウントマネージャー、Andy Youngが最新のJTAGデバッガWind River ICE 2について説明しています。また、Eclipseベースの開発環境であるWind River WorkbenchとICE 2の統合性についても説明しています。





Wind River Hypervisorおよびオンチップ・デバッギングのデモ

Mark Hermelingが仮想化されたマルチコアシステムをデバッグする方法をいくつか紹介しています。





Wind River Workbenchオンチップ・デバッギング:SMPデッドロックのデバッグデモ

このビデオでは、ウインドリバー開発ツールのプロダクトマネージャー、Joel FearがWind River Workbenchオンチップ・デバッギングを使用して複雑なSMPデッドロックを診断・デバッグする方法を紹介しています。