Wind River ICE
Wind River ICEは、10/100イーサネット・ホスト・インタフェースやJTAG Accelerator、各種JTAGサーバ・テクノロジを備えたトップクラスのJTAGエミュレータです。Wind River ICEはあらゆる開発ニーズに対応でき、共通のJTAGエミュレータによる標準化を組織や企業の規模にかかわりなく推進できます。
概要
マルチコア・デバッギング
Wind River ICEは高度なマルチコア・ソリューションで、並列接続された128個のプロセッサを特定/管理し、そのうち8デバイスを同時にデバッグできます。さらに、業界トップのマルチコンテキスト・デバッギング環境Wind River Workbench, On-Chip Debugging EditionにWind River ICEを統合すれば、複雑で難易度の高いデバッグ項目も解決する高機能のマルチコア/マルチプロセッサ開発ソリューションを構築できます。
リモート・デバッギング
Wind River ICEはイーサネット/IP機能を備えていますので、世界中どこに設置してもイーサネット/IPネットワークを介してアクセスできます。Target Consoleポートを使用すれば、ターゲット・デバイスのシリアル・ポートからのデータにアクセスし、所定の情報をモニターできます。
柔軟で拡張性に富んだプラットフォーム
Wind River ICEの各種機能は開発ライフサイクルのどの段階でも簡単に活用できます。Wind River ICEをWind River On-Chip Debugging APIと組み合わせてWind River Workbenchに統合すれば、製造テストにも使用できます。モジュール方式でアップグレードできますので、開発要件の進展に応じて新しい機能やサポートを追加するのも容易です。
RoHS/WEEE準拠
ウインドリバーが提供する全製品は、欧州連合(EU)が定めるRoHSおよびWEEE指令の要件に準拠しています。
特長と利点
特長
- フラッシュ・プログラミング可能
- リアルタイムOS認識機能によりVxWorksやLinuxターゲットもサポート
- 複数のマイクロプロセッサへのJTAGデバッグ接続をサポート
- スキャン・チェーン上の1デバイスへアクセス、または同時に複数のデバイスへアクセスして起動/停止を同期化
- 1つのマイクロプロセッサでのブレークポイント設定で複数のマイクロプロセッサの実行を同時に停止
- 接続の確立/解除時もスキャン・チェーン上のマイクロプロセッサやデバイスには影響なし
- デバイス接続後すぐにターゲットで作業を開始、ターゲットやレジスタの初期化は不要
- ハードウェア・コンフィギュレーションの設定へアクセス/制御、ターゲット・レジスタ・コンフィギュレーション・ファイルの作成/管理も可能
- ハードウェア診断やシステム診断を高速実行
- 条件付きブレークポイント、プロファイリング・ツール、トレースなどの高度な実行制御機能を、ソフトウェア開発のどのプロセスでも使用可能
利点
- 1台のエミュレータで複数のプロセッサをデバッグ可能(真のマルチコアデバッグ機能)
- 集中型開発環境で複雑なマルチプロセッサ・システムをデバッグ
- ツールへの投資を節約: ハードウェア・デバイス1つでスキャン・チェーン上の複数のデバイスをサポート
- スキャン・チェーン内(最大128個のJTAGデバイスを接続可能)の8デバイスに同時アクセス
- 1台のエミュレータを開発プロセス全体で使用可能
- プロジェクトに依存せず使用可能
- 多様なプロセッサやOSをサポート
- 優れたスケーラビリティにより初期ハードウェア投資を抑制
- 指定のPowerPCやXScaleプロセッサで内部トレース機能をサポート
- 指定のPowerPCやCFプロセッサで外部トレース機能をサポート( Wind River Traceのオプション追加が必要)
- 高速ダウンロードと柔軟な開発環境構築
- 10/100イーサネット接続をサポート
- 遠隔配置でも社内IPネットワークやインターネットを介してアクセス
- 業界最先端の開発スィートおよびデバッギング・ツールと統合
- Wind River Workbench, On-Chip Debugging Edition
- Wind River On-Chip Debugging Utility
対応ハードウェア
サポートされるホスト*
- Red Hat Enterprise Linux Workstation 4.0 (Update 3)
- Red Hat Enterprise Linux Workstation 5.0 (Wind River Probeは32ビット動作をサポート)
- Fedora 7
- SUSE Linux Enterprise Desktop 10 (SP 1)
- OpenSUSE 10.2
- Windows XP/Vista
- Solaris 9/10
サポートされるターゲット*
*利用可能なターゲットの最新情報については、ウインドリバー販売代理店にお問い合わせください。
サポートされるターゲットOSシステム
- VxWorks 5.5
- VxWorks 6.x
- VxWorks 653
- Wind River Linux 1.x, 2.x
- Linux (kernel.org, semiconductor Linux, roll-your-own Linux kernels 2.4 and 2.6)
- ThreadX 4.0, 5.0
サービスとサポート
ウインドリバーのプロフェッショナルサービス
ウインドリバーは、包括的なインダストリアルソリューションの一環として、お客様がインダストリアル市場の厳しい納期を守ると同時に、開発コストの削減を実現できるよう、その支援を特に目的として設計された委託エンジニアリングサービスを提供します。ウインドリバーの専門技術者チームは、ウインドリバー製品に関する深い知識を備えているだけでなく、Wind Riverオンチップ・デバッギングのカスタマイズやあらゆるバーティカルマーケットにおける製品設計を支援する豊富な経験を備えています。サービス内容には、デバイス設計、BSPとドライバの最適化、ソフトウェアシステムとミドルウェアの統合、レガシーアプリケーションとインフラストラクチャのマイグレーション、リアルタイム性能の最適化などがあります。
トレーニングサービス
ウインドリバーでは、各企業向けの専用トレーニング を社内で受講していただけます。オンサイトトレーニングでは、当社の専門インストラクタと特定プロジェクトの要件、プロジェクトの技術要件、プロジェクトの問題点などについてマンツーマンで話し合う機会を設けています。
ウインドリバーサポート
ウインドリバーサポートとは、お客様に問題が発生した場合に、個別ヘルプライン、広範かつ詳細な知識ベース、Webベースのサポートによって問題を解決するサポートです。オンラインサポート トサイトでもウインドリバーの製品とサービスに関する詳しい情報を提供しているため、この情報を参考にして課題をクリアし、デバッグ問題を素早く解決する革新的な方法を見つけることができます。
製品マニュアル、ダウンロード可能なソフトウェア、およびその他のリソースへの簡単アクセスには、ウインドリバーのオンラインサポートのページを参照してください。パッチや共通問題のテクニカルチップなどそのほかの情報に関しては、保守契約を交わしたお客様に提供しています。また、オンラインサポートでは、問題や経験の意見交換を行う開発者コミュニティへもアクセスできます。
ウインドリバーは、SCP(Service Capability and Performance)の認定を取得しています。SCPは、グローバルなテクニカルサポートを提供していることを証明する名誉ある認定基準です。
Wind River オンチップ・デバッガー ビデオ
ARM、ColdFire、Intelアーキテクチャ(Intel Atomなど)、MIPS、およびPowerPCで実行される32ビット/64ビットアプリケーションのデバッグを単純にするウインドリバーのJTAGデバッギングソリューションについて説明しています。
「Embedded World 2010」でのマルチコアデバッグのデモ
Freescale P2020開発ボードにWind River ICE 2とWind River Workbenchを使用した、ウインドリバーのマルチコアデバッグ機能をデモ紹介しています。
Wind River ICE 2の紹介
ウインドリバーのテクニカルアカウントマネージャー、Andy Youngが最新のJTAGデバッガWind River ICE 2について説明しています。また、Eclipseベースの開発環境であるWind River WorkbenchとICE 2の統合性についても説明しています。
Wind River Hypervisorおよびオンチップ・デバッギングのデモ
Mark Hermelingが仮想化されたマルチコアシステムをデバッグする方法をいくつか紹介しています。
Wind River Workbenchオンチップ・デバッギング:SMPデッドロックのデバッグデモ
このビデオでは、ウインドリバー開発ツールのプロダクトマネージャー、Joel FearがWind River Workbenchオンチップ・デバッギングを使用して複雑なSMPデッドロックを診断・デバッグする方法を紹介しています。

