Wind River Connect
より高性能なシステムに対する需要の高まりを背景に、ハードウェア設計エンジニアやソフトウェアエンジニアは、製品の性能を向上させ、低コストで競争力のあるソリューションを提供するため、マルチプロセッサ設計に移行しつつあります。
マルチプロセッサのアーキテクチャには、非常に多くの種類があります。たとえば、1つのプロセッサが専用スキャンチェーンに接続された単一ボード、複数のプロセッサがスキャンチェーン上で単一デバイスのようにふるまい、SoC(システム・オン・チップ)を実装した単一ボード、複数のプロセッサが共通のJTAGスキャンチェーン上でデイジーチェーン接続されたボード、各ボードにひとつまたは多数のデバイスを実装した複数ボードなどです。
Wind River Connectは、各プロセッサと関連づけられた個々のスキャンチェーンを、ひとつの連続したスキャンチェーンに連結することによって、開発者が複数のプロセッサ、スキャンチェーン、ボードを接続できるようにします。このプロセスには複雑なデバッグツールが必要ですが、開発者は、プロセッサのプログラム実行を同時に停止したり開始できるようになり、プロセッサの再始動はもとより、内部レジスタやメモリ内容の読み取りの同期をとることが可能です。
Wind River Connectは、非共通のJTAGスキャンチェーンを取り込み、それらを結合するハードウェアメカニズムを提供します。この製品はWind River ICEがサポートするパーソナリティモジュール群の拡張機能で、独立したJTAGスキャンチェーンを4つまで接続し、それを共通スキャンチェーンに連結します。
特長と利点
- 4つまでの独立したスキャンチェーンを1つの Wind River ICEに接続:各スキャンチェーンは1.65Vから3.3Vまでの異なる電圧でも動作可能
- 合計128個までのデバイスをサポートし、そのうち8個は同時に同期デバッグ可能
- オンチップ・デバッギングによるターゲット制御:ターゲットの起動と停止、ハードウェア/ソフトウェアのブレークポイント設定、ターゲットのスナップショット取得、ターゲットのリセット、1つのステートメント/命令を関数呼び出しにステップイン、関数のステップオーバーまたはステップアウト
- 組込型ハードウェア診断には、RAMテスト、スコープループ、巡回冗長検査(CRC)チェックから成る包括的スイートを搭載
- フラッシュデバイスのプログラミング用にターンキーアルゴリズムのライブラリを完備
- ビットレベル詳細表示とオンラインヘルプを備えた内部レジスタ自動コンフィギュレーション・ユーティリティ
- 合計960個のカスタムレジスタに対して32個のグループをサポート
- PowerPCおよびXScaleプロセッサ用の内部トレースバッファをサポート
- 業界をリードする開発環境Wind River Workbench および visionCLICK デバッグソリューションとの統合
テクニカルスペック
サポート対象ターゲット*
- Power PC
- PPC40x (Xilinx Virtex-II Proを含む)
- PPC44x
- PPC52xx
- PPC6xx
- PPC7xx
- PPC74xx
- PPC82xx
- PPC85xx
Supported Hosts
- Linux
- Solaris
- Windows 2000/XP
*利用可能な最新のターゲットについては、ウインドリバーにお問い合わせください。

