2008年7月17日

【 報道用参考資料 】

#本リリースは、米国本社で発表されたプレスリリースの抄訳です。
原文は、http://www.windriver.com/news/press/pr.html?ID=6141 をご覧ください。

ウインドリバーのVxWorks MILS 2 が、セキュリティ評価の
国際基準コモンクライテリアEAL6+の認証取得へ

 

ウインドリバーの継続的な取り組みにより、VxWorksが
米国国家安全保障局認定の最高レベルのセキュリティと堅牢性を立証

2008年6月25日、カリフォルニア州アラメダ発 –   スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO)の世界的なリーダーであるウインドリバー(NASDAQ: WIND)は本日、ウインドリバーのVxWorks MILS 2が、コモンクライテリア(ISO/IEC 15408)認定の評価保証レベル6+(EAL6+、NSA [米国国家安全保障局] 認定の高い堅牢性を示すセキュリティレベル)の認証を受けるための評価段階にあることを発表いたします。

全世界的な防衛システム、ネットワーキングシステム、産業インフラシステムおよびその他のインフラシステムの構築に従事する企業は、かつてないほどの多くの機能と、故意または偶発的なエラーの脅威から確実に保護してくれるセキュアで安定したオペレーションを要求しています。と同時に、それらのシステムはSWaP(Space、Weight and Power)として知られる小型化、軽量化、低消費電力化への要求にも応えなければなりません。これらの矛盾した要求を満たすために新たに登場したシステムアーキテクチャが、「Multiple Independent Levels of Security」、いわゆるMILSです。MILSアーキテクチャに基づくOSは、1つのプロセッサを複数のソフトウェアコンポーネントごとに“パーティション”に分離し、リソースの割り当て、情報フロー、障害の切り離しを開発会社やシステムインテグレータが定めた規則に則って厳密に実施します。

VxWorks MILS 2はMILSアーキテクチャが実装されたウインドリバーの製品です。VxWorks MILS 2では、世界で最も広く採用されているパーティション管理型OS、「VxWorks 653」の技術を活用しています。その技術は、「ボーイング787ドリームライナー」の共通コアシステムや「エアバスA330マルチ・ロール・タンカー・トランスポート(MRTT)」の給油システム、およびその他の100を超えるプログラムの基盤となっています。EAL6+の認証を取得することで、ウインドリバーの防衛産業に携わるお客様はVxWorks MILS 2を使用して「マルチ・レベル・セキュア」システムを構築することができるようになります。マルチ・レベル・セキュア・システムとは、最高機密までの異なるセキュリティ区分の情報またはさまざまな連合相手の情報をランク付けしたり、組み合わせたりするシステムを含め、データを3つ以上のセキュリティドメインから同時に処理することができるシステムを指します。

コモンクライテリアEAL6+の認証評価を受けるにあたって、ウインドリバーはソフトウェア情報保証業界をリードする専門家とパートナーを組んでいます。CygnaCom Solutionsにはコモンクライテリアの試験所として、またアイダホ大学にはEAL+6に要求されるフォーマルメソッドについて協力を仰ぎました。CygnaCom Solutionsは米国で最初にコモンクライテリア評価を行った会社であり、2004年には機密扱いのEAL7評価に関してウインドリバーとパートナーを組んでいます。また、アイダホ大学は、1999年5月にNSAによって、最初の7つの「Centers of Excellence in Information Assurance(卓越した情報保証機関)」の1つとして認定され、それ以来ソフトウェアのフォーマルメソッドを用いた保証に関する開発をリードしています。

VxWorks MILS 2 には、お客様の製品ライフサイクルのコストとリスクを軽減する、競合製品には見られない次の3つの主な差別化技術が採用されています。

  • システム性能の向上と製品原価の削減を可能にする2レベルのスケジューリングアーキテクチャ - VxWorks MILS 2 に基づくシステムでは、比較的少ない消費電力で同等の機能を実行することができます。
  • アプリケーションの完全な切り離しを可能にする、画期的な独立型のビルド、リンク、読み込み、および設定機能 – 実行時はもちろんのこと、製品ライフサイクル全体をとおして独立を維持できるため、開発の迅速化と陳腐化の抑制を図ることができます。
  • モジュール形式のXML設定データおよびセキュリティ方針 – 認証および認証の更新処理が高速化されるため、変更コストを削減することができます。

ウインドリバーの航空宇宙・防衛担当のヴァイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャーであるロブ・ホフマンは次のように述べています。「VxWorks MILS 2 は、多くの防衛および航空宇宙関連のプログラムから得たデータに基づいて開発されており、マルチ・レベル・セキュア・システムを構築するお客様に幅広く採用されることを期待しています。OSについて極めて高度なセキュリティレベルの認証を取得するのは、非常に時間とコストのかかる作業です。今回の発表は、VxWorks MILS 2が当社のお客様のマルチ・レベル・セキュア・システムの認証および認定機関に確実に認められるようにするために、ウインドリバーがいかに真剣に取り組んでいるかをまさに立証するものです。」

アイダホ大学のCenter for Secure and Dependable Systems (安全かつ信頼性の高いシステムのための研究センター)の所長を務めるジェームズ・アルベスフォス博士は次のように述べています。「アイダホ大学では、ウインドリバーおよびNSAと協力し、VxWorks MILS 2 に関する一連の設計およびコーディング・ガイドラインを作成中です。このガイドラインに従うことで、VxWorks MILS 2 に対してフォーマルメソッドを用いた評価を迅速に適用することができるようになり、フォーマルメソッド対応していないコードを使用したシステムで頭を悩ます必要がなくなります。」

提供予定
MILSに基づくセキュリティをお求めのお客様は、ウインドリバーのVxWorks MILS 2の早期アクセス版をお試しください。VxWorks MILS 2 の認証期間は、お客様個別の「評価目標」によって異なります。評価目標は、セキュリティ分析で実際に評価の対象となるものです。

ウインドリバーの航空宇宙・防衛に関するテクノロジの詳細は、当社Webサイト http://www.windriver.com/japan/solutions/aerospace-defense/ をご覧ください。

 

ウインドリバーについて
ウインドリバー (www.windriver.com、Nasdaq: WIND)は、スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO)をワールドワイドに提供するリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、企業が、スマートデバイスに搭載するソフトウェアを、より高い品質および信頼性のさらなる向上を実現しつつ、リーズナブルなコストで開発することを可能にし、早期にマーケットへ投入することを支援します。Wind River Workbench、General Purpose Platform(汎用プラットフォーム)、特定マーケット別Platform 製品は、ソフトウェア開発全工程におけるコスト、リスクを低減、デバイス機器の品質と信頼性向上に貢献します。

設立は1981年、カリフォルニア州アラメダ(Alameda)に本社を置き、世界16カ国で事業を展開しており、国内ではウインドリバー株式会社より最新の製品/サービスを提供しています。

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※ Wind River Systems、Wind River Systems ロゴ、VxWorks は、Wind River Systems, Inc. の登録商標または商標です。他のすべての名前は、各社の商標、登録商標またはサービスマークです。


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