ウインドリバーの共通統合環境が、次世代Linuxベースの
携帯端末の開発において重要な役割を担う
2007年12月13日、カリフォルニア州アラメダ発 – スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO)の世界的なリーダーであるウインドリバー(NASDAQ:WIND)は本日、ウインドリバーの商用LinuxテクノロジがLiMo Foundation(リモ・ファウンデーション)の共通統合環境(Common Integration Environment、以下CIE)に採用されたことを発表しました。CIEソリューションは、複数のレイヤ、携帯端末用に最適化されたカーネルディストリビューション、および一連のツール群を含むウインドリバー独自のビルドシステムおよびコンフィギュレーションシステムで構成されています。このソリューションは、Linuxベースの携帯端末市場の細分化を抑制するというファウンデーションの目標の下、加盟メンバーが開発する際に土台となるビルディングブロックを提供します。今回ウインドリバーのテクノロジがLiMo Foundationに採用されたことによって、同ファウンデーションの加盟メンバーの関連製品はすべてCIEをベースに開発されることになり、携帯端末業界標準のオープンソース・プラットフォーム・プロバイダとしてのウインドリバーの地位はさらに強化されます。
Limo Foundationのエグゼクティブ・ディレクターであるモーガン・ギリス氏は次のように述べています。「LiMo Foundationがウインドリバーの技術を採用した理由は、同社のそのユニークな開発環境が、携帯電話メーカー、インターネット・サービス・プロバイダ(ISV)、オープンソース・コミュニティを含む多くの開発者の共同作業、ならびに、急速に進化する携帯電話向けスタックおよびエコシステムを管理・統合するという基本的な問題の解決に特に適した設計となっていたからです。今後、加盟メンバーの寄与製品がすべてウインドリバーのユニークな階層化ビルドシステムを使用して開発されることになれば、ウインドリバーは当ファウンデーションに対して大きな競争優位性をもたらしてくれることになるでしょう。ウインドリバーのサポートによって、携帯端末向けLinux業界およびエコシステムは、今後さらに統合化が進むことが予測されます。」
OEMメーカーや携帯電話会社は、市場投入までの時間やコストの増大を不必要に招いている開発プロセスの複雑化を解消すべく、Linuxベースの携帯端末市場の細分化を抑制する必要に迫られています。細分化抑制の方法の1つは、Linuxディストリビューションからアプリケーションフレームワークおよびその上位までの携帯端末向けスタックの標準化であり、これがLiMo Foundationの主な目標です。それらスタックコンポーネントを統合するには、すべてのコンポーネントプロバイダの提供製品を、独立モジュールとしても、統合製品としても管理できるようにするための共通の統合環境が必要です。
ウインドリバーは、自らの商用テクノロジのキーコンポーネントを提供しますが、これは同ファウンデーションに対して、様々な加盟メンバーから提供された複数のコンポーネントで構成された商用製品の開発、テスト、検証、およびデプロイメント用のプラットフォームとして利用されます。ウインドリバーの提供するCIEは以下を可能にします。
- LiMo Foundationでは、多様なエンジニアリングチームで構成される加盟メンバーによって開発された複数のコンポーネントを簡単に管理できるようになります。その結果、様々なアプリケーションやミドルウェアコンポーネントが、LiMo Foundation標準のプラットフォームに基づいて提供、構築、およびテストされるようになるため、品質が維持されるとともに、最終的に市場投入までの時間が短縮されます。
- LiMo Foundationでのコンポーネントの更新や入れ替えが簡素化されるため、OEMメーカーや携帯電話会社は、LiMo Foundationの標準規格を維持しつつ、製品の差別化を図ることができるようになります。
- LiMo Foundationでは、複数のプロジェクトに対して、標準化されたコンポーネントとアプリケーションのスイートを活用できるようになります。これは、LiMo Foundationのミッションである、Linuxベースの携帯端末の技術革新と差別化の推進および市場投入までの時間短縮を実現する鍵となります。
- 複数のバージョンの統合ソフトウェアを扱うという手間が緩和されるため、デバッギング~テスト~検証のサイクルが短期化されます。
ウインドリバーのモバイル・ソリューション担当ジェネラル・マネージャーであるジェーソン・ウィットモアは次のように述べています。「今回LiMo Foundationが、ウインドリバーのテクノロジを使用したコンポーネントに基づくCIEの標準化を選択したことは、ウインドリバーが、携帯端末業界において商用Linuxプラットフォームの選択肢として急速に認められつつあることを意味しています。」
その他の機能について
ウインドリバーのCIEコポーネントには、ソフトウェアベースの階層化ビルドシステムが含まれています。レイヤを様々に構成し、各メンバーそれぞれのニーズに合わせてビルドをカスタマイズすることによって、複数のモジュールやコンポーネントで構成されるランタイムをインテリジェントに構築できます。CIEで構成した各レイヤには、バイナリ、ソースコード、他のコンポーネントからのソースコードとの差分、メタデータ、追加ファイル等を、いずれのレベル(ライブラリ、ミドルウェア、ユーザースペース・アプリケーション、カーネルパッチ、カーネル・コンフィギュレーション変更、またはカーネル・モジュール)においても含めることができます。CIEは既存のビルドシステムと共存させることも可能で、複数のARMコアベースのハードウェアの実装をサポートしています。また、CIEを使用することで、加盟メンバーは、同一の統合環境およびビルドシステム内で、ファウンデーションの定義に従って知的財産をオープンソース、ファウンデーション公開ライセンス、プロプライエタリの各種類に区別できます。
ウインドリバーについて
ウインドリバー (www.windriver.com、Nasdaq: WIND)は、スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO)をワールドワイドに提供するリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、企業が、スマートデバイスに搭載するソフトウェアを、より高い品質および信頼性のさらなる向上を実現しつつ、リーズナブルなコストで開発することを可能にし、早期にマーケットへ投入することを支援します。Wind River Workbench、General Purpose Platform(汎用プラットフォーム)、特定マーケット別Platform 製品は、ソフトウェア開発全工程におけるコスト、リスクを低減、デバイス機器の品質と信頼性向上に貢献します。
設立は1981年、カリフォルニア州アラメダ(Alameda)に本社を置き、世界16カ国で事業を展開しており、国内ではウインドリバー株式会社より最新の製品/サービスを提供しています。
※ Wind River Systems、Wind River Systems ロゴ、VxWorks は、Wind River Systems, Inc. の登録商標または商標です。他のすべての名前は、各社の商標、登録商標またはサービスマークです。
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