マルチコア・プロセッシング・システムへの移行、デバッグ、最適化のためのソリューションを提供する
ウインドリバーのVxWorksプラットフォームと開発ツール群が登場
2007年10月30日、カリフォルニア州アラメダ発 – スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO)の世界的なリーダーであるウインドリバー(NASDAQ:WIND)は本日、2007年後半より、Wind River VxWorksベースのすべてのプラットフォームにおいて、対称型マルチプロセッシング(SMP)に対応したVxWorks® 6.6が利用可能になることを発表しました。VxWorksは、徹底的にテストされた商用リアルタイムOSで、今日の市場において最も広く使用されています。バージョン6.6ではマルチコアプロセッサ対応のSMPがサポートされており、製品の開発において、リスク、労力およびコストを抑えつつ、マルチコアプロセッサの強みをフル活用することが可能になります。また、ウインドリバー開発スィート、WorkbenchやWorkbench for On-Chip Debugging(以下Workbench OCD)もSMPに対応し、複雑なマルチプロセッサに対するソリューションを提供することにより、ウインドリバーはDSO企業として業界トップの地位をさらに強化します。
VxWorksでSMPがサポートされるようになった今、マルチコアへの移行に際して、開発者の皆様が直面するありとあらゆる技術的な課題やビジネス上の問題に対応したソリューションを提供できる企業はウインドリバーをおいて他にありません。ウインドリバーは今回、VxWorksおよびWorkbenchの双方に相当な投資を行い、開発者の皆様が、ディターミニスティックなリアルタイムパフォーマンスを維持しながら、広範囲に対応するマルチコアプロセッシングの利点を最大限に引き出すことが可能なソリューションを提供いたします。さらに、既存の知的財産を最大限に活用しながら、SMP開発のニーズに速やかに対応し、製品のポートフォリオを拡大できるようにしました。組込み業界にとって、マルチコアは比較的新しい技術ですが、マルチプロセッシングはそうではありません。ウインドリバーは、長年にわたるマルチプロセッシングの経験を活かして、お客様のマルチコア対応ソリューションを最短で市場に投入するための製品を開発しました。
ウインドリバーのプロダクトマーケティングのヴァイス・プレジデントを務めるクルジート・カルカットは次のように述べています。「マルチコア・アーキテクチャに対応したアプリケーションの開発は、開発チームにとっても、設計チームにとっても、大きな負担となる複雑な作業です。私どもは、開発者の方からよく、自社のシステムをマルチコア対応にするには、どのように移行、デバッグ、最適化を実施すればよいかという質問を頂きます。今回のリリースで、ウインドリバーでは、開発者の皆様の課題に直接こたえるために、OSから開発ツールにいたるまで、マルチコアの利点を存分に享受できるよう、SMP対応のVxWorksプラットフォームを提供いたします。」
ウインドリバーのプラットフォームをご利用いただくことで、安定したソフトウェア基盤と完全な開発ツールセットを手にすることができます。開発者は、マルチコアプロセッサの優れたパフォーマンス性能をフルに活用しながら、マルチコア・デバイス・ソフトウェア開発を効率よくおこなうことができます。以下は、VxWorksプラットフォームの主なメリットです。
- 既存のVxWorksソフトウェアやツールを最大限に活用することにより、タイトな開発時間を節約
- 商業的に利用可能なランタイムプラットフォームと、マルチコアプロセッシングに対応した開発ツールによる市場投入までの時間短縮
- パフォーマンス、フットプリント、リアルタイム性のいずれに関しても広範な要件を満たすことのできるバランスのとれた、フレキシブルな設計の実現
- WorkbenchとWorkbench OCDを使用した高度なマルチコアデバッグとパファーマンスチューニング。ウインドリバーのプロフェッショナルサービス、テクニカル・アカウント・マネージャー、技術サポートを介したウインドリバーの専門知識の利用
ウインドリバーのマルチコアテクノロジを支援するパートナー
ウインドリバーは、マルチコアプロセッサおよびCOTS(Commercial Off-The-Shelf)ハードウェアの主要メーカーと業務提携を結んでいます。そうした提携を行うことで、優れた標準サポートの提供およびVxWorksプラットフォームと基幹ハードウェアの統合に力を入れています。アーム、フリースケール・セミコンダクタ、キャビウム・ネットワークス、インテル、ミップス・テクノロジー、ブロードコム、ラザマイクロエレクトロニクスといった業界をリードするプロセッサメーカーや、カーチス・ライト、GEファナックといったCOTSボードメーカーが、自社のマルチコア・ハードウェア・コンポーネントの優れたパフォーマンス性を引き出すソフトウェアソリューションの開発を支援すべく、ウインドリバーをサポートしています。
ウインドリバーの企業開発および戦略部門担当のヴァイス・プレジデントであるヴィンセント・リロールは次のように述べています。「ウインドリバーは、DSO市場における25年以上におよぶ経験を活かして、ソフトウェアプラットフォームの見地からマルチコアプロセッシングの価値を強化するというユニークなポジションにいます。また、Wind River Linuxプラットフォームでの既存のSMPマルチコアサポートに加え、さらにWind River VxWorks 6.6でもマルチコアプロセッサ用にSMPをサポートすることによって、ウインドリバーは、他に類をみない豊富なマルチコア用デバイスOS環境を提供します。こうした姿勢によって、ウインドリバーは、品質の向上と機能の拡張を実現しつつ、マルチコアデバイスをいち早く市場に投入することに熱心なソフトウェアベンダーとして、ハードウェアパートナーによってその重要性が高く評価されています。
主要なお客様による評価
中国の華為技術社や中興通信社、ドイツのクーカ・ロボット社を含むさまざまな業界を代表する数社のお客様に依頼をして、VxWorks 6.6 SMP対応ソフトウェアの次世代バージョンの評価をしていただいています。これらのお客様は現在、VxWorks SMP対応版を自社の製品ラインに組み込むことによって、どのようなメリットがもたらされるかを厳密に評価しています。
エンドースメント
以下の企業よりエンドースメントを頂戴しております(社名アルファベット順)。
アーム株式会社 代表取締役社長 西嶋貴史様
今回のウインドリバー社のVxWorksSMPのリリース、及びARM MPCore対応により、VxWorksの開発者はARM MPCoreのSMPのスケーラビリティを使用する事が可能となり、VxWorksが持つ最新のネットワークやマルチメディア等のミドルウエア機能を利用した高性能なコンスーマ機器等の開発を効率的に行う事が可能になります。また、今回のVxWorksSMPとARM MPCoreを組み合わせる事により、VxWorksの開発者はハイパフォーマンス、低消費電力な製品を、迅速かつタイムリーに市場に出荷できるものと確信しております。
Cavium Netoworks Japan 日本代表 Henry Choi様
今回のウインドリバー社のVxWorksSMPのリリースを歓迎いたします。NGNでますます注目を集める弊社開発のプロセッサ群に対応することで、多くのお客様が求めるソリューションを提供できると期待しております。
フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社 ネットワーキング&CEコンソールグループ
ジェネラルマネージャー 伊南恒志様
NGNに代表されるネットワーク高度化の流れの中で、当社の通信プロセッサ、特にマルチコア・プロセッサ技術に強い期待が寄せられています。ウインドリバー社の最新のマルチコア・ソリューション VxWorks SMPが、このマルチコア・プロセッサに対応したことで、非常に高い性能と低消費電力を両立させるための革新的なプラットフォームと、その優れた開発ソリューションの組み合わせが実現しました。これは、進化し続けるネットワーク・サービスに対応して迅速に次世代のシステム開発を行うための理想的なソリューションです。
提供予定
VxWorks 6.6 SMP対応版は、VxWorks 6.6ベースのすべてのプラットフォームに対するアドオン製品としてオプションで提供されます。VxWorks Platforms 6.6およびVxWorks 6.6 SMP対応版アドオン製品の提供は2007年後半から開始の予定です。
マルチコア向けに最適化されたウインドリバーの技術に関する詳細はhttp://www.windriver.com/japan/announces/smp/index.htmlをご閲覧ください。
ウインドリバーについて
ウインドリバー (www.windriver.com、Nasdaq: WIND)は、スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO)をワールドワイドに提供するリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、企業が、スマートデバイスに搭載するソフトウェアを、より高い品質および信頼性のさらなる向上を実現しつつ、リーズナブルなコストで開発することを可能にし、早期にマーケットへ投入することを支援します。Wind River Workbench、General Purpose Platform(汎用プラットフォーム)、特定マーケット別Platform 製品は、ソフトウェア開発全工程におけるコスト、リスクを低減、デバイス機器の品質と信頼性向上に貢献します。
設立は1981年、カリフォルニア州アラメダ(Alameda)に本社を置き、世界16カ国で事業を展開しており、国内ではウインドリバー株式会社より最新の製品/サービスを提供しています。
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将来の見通しに関する記述
このプレスリリースには、予測される製品特性およびパフォーマンスならびに予測される顧客利益に関する記述や将来の見通しに関する記述が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述にはリスクや不確定要素がかかわっており、ここで意図された内容と実際の結果とが著しく異なる場合があります。かかる差異の原因となり得る要因には、当社の当社製品およびサービスを適時に提供できる能力、当社の顧客の業績ならびに当社製品およびサービスの適合度、2007年1月31日期末の会計年度の当社の年次報告書(Form10-K)、四半期報告書(Form 10-Q)、その他のSECに提出する定期報告書に詳述されたその他のコストおよびリスク要因の影響などが含まれます。ウインドリバーは、法的に要求される場合を除き、新しい情報、将来的な事由、またはその他の結果によるか否かにかかわらず、これら将来の見通しに関する記述を更新する義務を一切負いません。
※ Wind River Systems、Wind River Systems ロゴ、VxWorks は、Wind River Systems, Inc. の登録商標または商標です。他のすべての名前は、各社の商標、登録商標またはサービスマークです。
【お問い合わせ先】
ウインドリバー株式会社
東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクェアタワー
マーケティング本部 広報室
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