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2007年4月2日、カリフォルニア州サンノゼ発
(「Embedded Systems Conference」会場発表より) – スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO)の世界的なリーダーであるウインドリバー (NASDAQ:WIND)は本日、新たに機能拡張されたWind River Workbench® 2.6.1 On-Chip Debugging Edition(以下Workbench 2.6.1 OCD)を発表しました。
Wrokbench OCDは、複雑なオンチップ・デバッグ処理を効率化するためのウインドリバーの包括的なスマートデバイス搭載ソフトウェア開発用のツールセットです。今回発表されたWorkbench 2.6.1 OCDは、Linuxカーネルにデバッグのためのエージェント等を組み込むことなくLinuxカーネルやユーザー・アプリケーションのデバッグが可能となっており、また、マルチコア・デバイスの開発者の皆様に、業界標準に基づく開発環境を提供いたします。
新機能は以下の通りです。
Workbench 2.6.1 OCDの新機能:
- マルチコアへの幅広いサポート:
業界をリードするJTAG準拠の開発ソリューションとして、幅広いOSや32ビット/64ビット・プロセッサに対応できるようイーサネット経由でのJTAG/EJTAG/BDMへの接続を可能にし、複雑なデバイスのデバッグ処理をサポートします。また、今回新たに加わった特長として、同一のスキャン・チェーンでの複数のデバイスのデバッグも可能になりました。Workbench 2.6.1では、最大8台までのデバイスを同時にデバッグすることができ、複数の開発者がさまざまなネットワークを介して、広範な新しいマルチコア・プロセッサ上で単体のICEユニットを共有することができるようになりました。
- Linuxでのデバッグ機能の強化:
Workbench 2.6.1 OCDは、開発者が、カーネル計測ツールを使用せずに、Linuxカーネル、ユーザー・アプリケーション、共有ライブラリをデバッグできるようになりました。Workbench 2.6.1 OCDでは、開発者は、Linuxでデバッグ処理を実行しながらシステムとユーザー・アプリケーションの両コンテキストを確認できるため、システムとアプリケーション間の相互操作にかかわるデバッグ処理が簡素化されます。
- 使い勝手の向上:
Workbench 2.6.1 OCDは、アプリケーション開発を通じたハードウェア立ち上げのための、業界をリードするEclipseベースのJTAG開発環境を提供します。今回、Eclipseに新たな「ビューア」形式のプラグインが加わり、デバイス・ソフトウェア開発やハードウェア立ち上げ用のEclipseベースの開発環境に対して大幅な向上が図られています。
「開発者が、マイクロコア技術のパフォーマンス性能を最大限に活用するために欠かせない要素は、高品質のツールと最適にデザインされたデバイスの2つです。」と、フリースケール・セミコンダクタのネットワーキング・システム事業部マーケティング・ディレクターのジェフ・ティムズ氏は言い、次のように続けています。「ウインドリバーのICEソリューションおよびWorkbench OCDマルチコア開発環境は、MPC8641DおよびMCP8572チップを含むフリースケールの先進的なマルチコア・プラットフォームに対応しており、ワールドクラスの製品開発の高速化および簡素化を可能にする高品質のツールです。」
新しいEclipseの「ビューア」プラグインの特長:
- Quick Target Launchユーティリティ:
このプラグインを使用すると、簡単にターゲットを横断する起動方法を定義することができます。ソフトウェア開発者は、すでに実行中のターゲットを利用するか、またはリセットしてからターゲットを起動するか、あらかじめ定義された起動方法のリストから選択することができます。この結果、開発者は、ターゲットの起動方法を選択してすぐに、複雑なハードウェアやソフトウェアの問題のデバッグ作業に移ることができます。
- Launch Configurationユーティリティ:
このプラグインを使用すると、効率よく初期設定を行うことができます。開発者は、ガイダンスに沿って直感的なワークフローをたどり、必要な設定オプションを順番に実行するだけで、デバイスを正確に設定することができます。開発者は、設定ユーティリティのなかで、自分のデバイスに関係ある設定領域間だけを簡単に移動することが可能です。
- Binary Uploadユーティリティ:
このプラグインを使用すると、Flashのセクタを含むデバイス上のメモリ領域を視覚的に選択し、その画像情報を自分のホストPC上のファイルにアップロードすることができます。ファイルはそのまま保管し、他のファイルと比較したり、別の開発領域で使用したりすることができます。
- Compare ユーティリティ:
このプラグインを使用すると、デバイス上の任意のメモリ領域とホストPC上のファイルとを簡単に比較することができます。ファイル間の差異はWorkbenchの編集画面で視覚的に表示されるので、両者の違いを特定する際に役立ちます。
新規マルチコアCPUのサポート追加
Workbench OCDは、広範なプロセッサおよびOSをサポートしています。ウインドリバーでは、マルチコア・デバイスへの対応を充実させるべく、新たに以下のプロセッサをサポートしています。
- Broadcom社 Sibyte:BCM1125、1125H、1250、1255、1280、1455
- インテル社 XScale:IOP 342
- フリースケール社:MPC8641D Rev 2.0
- PA Semi社:PA6T-1682M
さらにウインドリバーでは、以下を含む主要なデバイス・ソフトウェア・アーキテクチャをサポートすべく、継続的に投資を行っています。
- ARM:ARM Thumb 2、Cortex M3、フリースケール社およびATMEL社SoC
- CF:フリースケール社SoC
- MIPS:Broadcom社SoC
- Power:PA Semi社 PA6T-1682M
- PowerPC:フリースケール社およびAMCC社SoC
- XScale:インテル社SoC
対応OSには、ウインドリバーが誇る業界トップのVxWorksおよびWind River Linuxのほか、kernel.org Linux、Express Logic社のThreadXなどがあります。その他の市販のOSや自社向けインハウスOSの統合についても、ウインドリバーのプロフェッショナル・サービスにて対応いたします。
Wind River Workbench 2.6.1, OCD Editionに関する詳細
Workbench 2.6.1 OCDは、ウインドリバーのエンタープライズ・ライセンス・モデルに基づいて販売されており、さまざまなハードウェア、ソフトウェアおよびバンドル・オプションを取り揃えています。詳細情報は、以下からご覧いただけます。
http://www.windriver.com/japan/products/wind_river_wb_ocd/index.html
Wind River および ウインドリバー株式会社について
ウインドリバー (www.windriver.com、Nasdaq: WIND)は、スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO)をワールドワイドに提供するリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、お客様がより速く、より低コストで、より優れた、そしてより信頼性の高い機器を開発し、市場に投入、管理することを支援します。Wind River Workbench、General Purpose Platform(汎用プラットフォーム)、 特定マーケット別Platform 製品は、ソフトウェア開発全工程におけるコスト、リスクを低減、デバイス機器の品質と信頼性向上に貢献します。設立は1981年。 カリフォルニア州アラメダ(Alameda)に本社を置き、世界16カ国で事業を展開しており、日本国内ではウインドリバー株式会社が最新の製品/サービスを提供しています。
※ Wind River Systems、Wind River Systems ロゴ、VxWorks は、Wind River Systems, Inc. の登録商標または商標です。他のすべての名前は、各社の商標、登録商標またはサービスマークです。

【お問い合わせ先】
ウインドリバー株式会社
東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクェアタワー
マーケティング本部 広報室
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