各社のテクノロジを採用した新しいNI CompactRIOコントローラで
先進グラフィカルシステム設計を実現
スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO: Device Software Optimization)を推進するリーディングカンパニーであるウインドリバー株式会社(本社:渋谷区広尾、代表取締役社長:藤吉 実知和、米国本社:アラメダ、ナスダック上場: WIND、以下ウインドリバー)は、ナショナルインスツルメンツ(本社:テキサス州オースティン、会長兼社長CEO: James Truchard、NASDAQ: NATI、以下 NI)と、フリースケールセミコンダクタ社(NYSE: FSL, FSL.B、以下フリースケール社)と協力して開発した高性能リアルタイムコントローラ、「NI cRIO-9012」を、ナショナルインスツルメンツ社が販売を開始することを発表します。本コントローラは、Power Architecture™ テクノロジをベースとしたフリースケール社のMPC5200プロセッサと、ウインドリバー社のVxWorksリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)を採用しており、NI CompactRIOプラットフォームが本来有している堅牢性や信頼性、コストパフォーマンスを備えているほか、従来のCompactRIOコントローラよりも優れた処理能力を実現しています。本コントローラとグラフィカル開発環境(NI LabVIEW)を組み合わせた「グラフィカルシステム設計手法」を採ることで、ユーザは組込システム開発の効率を向上させることが可能となります。
「グラフィカルシステム設計」とは、グラフィカル開発言語を用いて組込システムをプログラミングする手法のことです。グラフィカルなプログラミング言語とプログラマブルなハードウェアを一つのプラットフォームに統合することで、開発システムの一元化が図れるため、組込システムの設計・試作・実装にかかる時間と労力を削減することができます。これまでのCompactRIOは、主に制御用コントローラや計測プラットフォームとして使用されていましたが、今回の「NI cRIO-9012」の登場により、組込系の設計プラットフォームとしても使用できるようになり、NI LabVIEWのメリットも組込分野で広く活用できるようになります。
本コントローラに搭載されたフリースケール社の400MHz MPC5200プロセッサは、浮動小数点ユニットを内蔵しており、ネットワーク、メディア、工業用制御、および自動車アプリケーションに最適です。MPC5200は、従来の同等製品「NI cRIO-9002」コントローラに比べ、最大4倍の処理能力を半分近い消費電力で実現することができます。また、MPC5200により動作するウインドリバー 社のVxWorksは、フォールトトラレント(耐故障)なファイルシステムにより、信頼性の高いデータロギング機能を提供できるため、バッテリや太陽電池を使用した過酷な条件下で動作するリモートアプリケーションを長時間実行し続けることが可能です。また、リアルタイムアプリケーション用の「NI LabVIEW Real-Timeモジュール」は、シェア変数により分散システム間のネットワーク通信を短時間で行え、さらにLabVIEWプロジェクト機能によりコードの管理と複数のCompactRIOシステムへのアプリケーションの実装を効率的に行うことができます。
さらに、本コントローラは上記のような性能の向上に加え、より多くのメモリと不揮発性ディスクを搭載しているほか、デジタル信号処理機能の向上と、ロギングとネットワークのデータ転送の高速化も実現しています。この新しいコントローラを使用したCompactRIO組込システムは、自動車、工業用機器、エネルギー、環境などの様々な業界において、機械制御/監視、車載ロギング、および組込システムの試作などのアプリケーションに最適です。
ウインドリバー社のプロダクトマネジメントのディレクタ、ウォーレン・クリスは、次のように述べています。
「デバイスソフトウェアは急速に複雑化した結果、エンジニアにとって生産性を高めることは、さらに難題となっています。そのような中、グラフィカルシステム設計は、カスタムデバイスソフトウェアの設計から実装までの時間を短縮する重要な方法と認識しています。最先端のVxWorks RTOSテクノロジに、LabVIEWの使いやすい開発プログラミングツールとCompactRIOプラットフォームを組み合わせることで、柔軟でパワフルなデバイスソフトウェア設計が可能です。このため、エンジニアは顧客が必要としている機能を盛り込むことや、システム全体に重点を置いて開発に取り組むことができるようになります。」
フリースケール社とウインドリバー社、そしてナショナルインスツルメンツ社は、グラフィカルシステム設計を利用した組込システム開発の効率化のため、グラフィカルシステム設計を実現するプラットフォームの開発を協力して行っており、今後も協力関係を続けていきます。
ウインドリバーは、ナショナルインスツルメンツ社製LabVIEWに対応したウインドリバー オンチップデバッギング(OCD) APIを開発いたしました。ナショナルインスツルメンツ社との連携により、 LabVIEWのソフトウェア開発環境とOCD APIを統合して、より一体感のあるソリューションとしてテスト、製造段階でお使いいただくことが可能です。デバイスの出荷前のテストや、ハードウェアおよびソフトウェアのトラブルシューティングに、オープンで拡張性に富んだ環境を構築する事ができます。
また、ウインドリバーのJTAGツールWind River ICEやWind River Probeを使用すれば、ハードウェアの動作試験やフラッシュプログラミングから、マルチコア・チップの実行制御やトレースを用いる複雑なデバッグまで、幅広く評価、テスト、デバッグを行うことができます。OCD APIとLabVIEWの統合により、これら業界トップのJTAGツールを使う診断ソフトウェアやテストプログラムを、LabVIEW上で簡単に書けるようになりました。
さらには、LabVIEWに対応したOCD APIを用いて、ウインドリバーのJTAGツールを使用した試験・診断ソリューションを、お客様の用途にあわせて構築できます。さらに、ターゲットデバイスや被試験デバイスへのアクセス、テストルーチンの記述、デバイスのフラッシュプログラミング、診断のための実行、それぞれの製品に特化したカスタム試験・分析環境の作成なども可能です。 なお、これを機に、国内においても、ウインドリバーと日本ナショナルインスツルメンツは、共同でのマーケティング活動を推進してまいります。
まずはじめに、ウインドリバーは、2006年11月9日(木)に東京プリンスホテル・パークタワーコンベンションホールで開催されます日本ナショナルインスツルメンツ株式会社主催の展示会「LabVIEW Days 2006」へ出展いたします。
その中で、ウインドリバーの開発スィートWind River Workbenchをはじめとする開発環境をご紹介します。その中でも特にナショナルインスツルメンツ社製グラフィカル開発ソフトウェア「LabVIEW」とウインドリバー社製オンチップデバッグAPIならびにオンチップデバッグ(JTAGツール)Wind River ICEを連携させカスタムツールを実現可能にする内容をプレゼンテーションセッションとデモ展示を通してご紹介いたします。セッション概要は以下の通りです。
ウインドリバーセッション:
2006年11月9日(木) F-3 15:15-16:00
セッションタイトル:
「LabVIEWとウインドリバー開発環境でスマートデバイスを迅速に開発」
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社について
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社(www.ni.com/jp)は、1976年の創業以来、LabVIEW等の迅速なテスト開発ソフトウェア、モジュール式計測・制御ハードウェア、またこれらを支える同期プラットフォームを提供しているナショナルインスツルメンツ(www.ni.com)の日本法人です。ナショナルインスツルメンツの提供する「ソフトウェア」、「ハードウェア」、「プラットフォーム」の3つの要素は、柔軟性・拡張性に富んだテストソリューションの構築を可能とするもので、技術革新によるテストニーズの変化にエンジニアや科学者がすばやく対応する上で欠かせない「あらゆるテストに必須の計測・制御テクノロジ」です。ナショナルインスツルメンツは米国テキサス州オースティンに本社を持ち、従業員は3,800名以上、セールスオフィスは40ヶ国以上にあります。米国においては、Fortune誌に掲載されるThe 100 Best Companies to Work For(アメリカで最も働きがいのある会社)に過去7年間連続して選ばれています。
Wind River および ウインドリバー株式会社について
ウインドリバー (www.windriver.com、Nasdaq: WIND)は、スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO)をワールドワイドに提供するリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、お客様がより速く、より低コストで、より優れた、そしてより信頼性の高い機器を開発し、市場に投入、管理することを支援します。Wind River Workbench、General Purpose Platform(汎用プラットフォーム)、 特定マーケット別Platform 製品は、ソフトウェア開発全工程におけるコスト、リスクを低減、デバイス機器の品質と信頼性向上に貢献します。設立は1981年。 カリフォルニア州アラメダ(Alameda)に本社を置き、世界16カ国で事業を展開しており、日本国内ではウインドリバー株式会社が最新の製品/サービスを提供しています。
※ Wind River Systems、Wind River Systems ロゴ、VxWorks は、Wind River Systems, Inc. の登録商標または商標です。他のすべての名前は、各社の商標、登録商標またはサービスマークです。
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【お問い合わせ先】
報道関係者向け
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
マーケティング部
TEL: 0120-108492 / FAX: 03-5472-2994
E-mail: prjapan@ni.com
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一般読者向け
日本ナショナルインスツルメンツ株式会社
営業部
TEL: 0120-527196 / FAX: 03-5472-2977
E-mail: salesjapan@ni.com
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【お問い合わせ先】
ウインドリバー株式会社
東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクェアタワー
マーケティング本部 広報室
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