2006年1月25日

【 ご参考資料 】  

ウインドリバー、
ソフトウェア無線アプリケーション向けの最新ソリューションを発表

 

最新のVxWorks、ソフトウェア無線(SDR)オペレーティング環境を実現

  • SCA(Software Communications Architecture)のApplication Environment Profile(AEP)2.2.1をサポート
  • カナダ通信研究所(CRC)、オブジェクティブ・インターフェイス・システムズ(OIS)とパートナー提携

2006年1月11日--スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO: Device Software Optimization)を推進するリーディングカンパニーであるウインドリバー株式会社(本社:渋谷区広尾、代表取締役社長:藤吉 実知和、米国本社:アラメダ、ナスダック上場: WIND、以下ウインドリバー)は本日、現在業界で急速に成長している分野であるソフトウェア無線(SDR)アプリケーション向けのソリューションを発表しました。ウインドリバーは2005年12月に発表したリアルタイムOSの最新版「Wind River VxWorks 6.2」で、Software Communications Architecture(SCA)オペレーティング環境を実現しており、これを利用することで、ハードウェアベースの無線機器から標準に準拠しプログラミング可能なソフトウェア無線機器への移行が可能となり、柔軟性に飛んだ機器開発を実現します。開発者はVxWorks 6.2を利用して、米国防省のJTRS(Joint Tactical Radio System:共同戦術無線システム)の実装に用いるSoftware Communications Architecture(SCA)準拠のソフトウェア無線を構築できます。この最新のソフトウェア無線は、さまざまな周波数やチャネル間を移行できるよう再設定が可能で、通信業界の"トリプルプレイ"といわれる音声、データ、動画を強力にサポートします。

ソフトウェア無線技術の活用は軍用や災害時などの限られた分野にとどまらず、将来的にインフラストラクチャが整備されるようになれば、携帯電話や無線ネットワークなどの一般消費者向けの機器にも実用化されると見られ、現在大学などでも研究が進められています。

「ウインドリバーのデバイスソフトウェア技術は、防衛および公共の安全な通信システムにおける相互運用性という重要な課題に応えるものです。将来的にはCOTSソフトウェアがもたらす規模の経済というメリットにより、通信支出を大幅に削減できるでしょう」とウインドリバーのプロダクトプランニング/マネジメント部門担当副社長、ジョン・ファネリは述べています。「さらには、ウインドリバーのソリューションにより、1台の小さな無線機で消防、警察、軍などの各従事者のあらゆるニーズに応えることができます。つまり、無線の利用を更に促進することが可能となります。」

ソフトウエア無線アプリケーション開発用に拡張されたWind River Platform VxWorks Edition の最新版
最新のVxWorks6.2では、ソフトウエア無線アプリケーションを開発するために必要な機能強化が図られています。主な特徴は以下のとおりです。

  • オープンスタンダードに基づいたJTRS AEP2.2.1対応、および各種ネットワークやセキュリティ機能強化:
    最新バージョン、VxWorks6.2では、Application Environment Profile(AEP)2.2.1準拠のPOSIX対応を強化し、JTRS向けSCAのソフトウエア無線アプリケーションの開発が容易に可能となります。また各種セキュリティ機能も強化し、ファイアウォール、OpenSSL、IPsecなど、IPv4/IPv6のネットワーク技術向けのセキュリティ機能、WS-SecurityなどのWebサービスのセキュリティ機能を備えています。各種の業界標準に準拠しているため、ネットワークに接続したデバイス間で、安全かつ確実な相互運用性を実現します。

VxWorks6.2に関する詳細情報は、以下からご覧いただけます。

http://www.windriver.com/japan/products/vxworks6/index.html

カナダ通信研究所(CRC)、オブジェクティブ・インターフェイス・システムズ(OIS)との
パートナー提携

SCAのオペレーティング環境は、Core FrameworkとORBソリューションがあって、初めて完全なものといえます。カナダ通信研究所(CRC)の「SCARI SoftwareSuite」は、Component Development Libraryと共に、SDR実装のためのSCACore Frameworkを提供しています。SCARIは、通信のバックボーンとしてオブジェクティブ・インターフェイス・システムズ(OIS)が提供するリアルタイムORB「ORBexpress」を利用した基盤技術であるSCAを実装しています。SCARI Software Suiteは、米国防省のJTRSが定めたSCA仕様の2.2をベースとしています。

CRCの衛星通信・無線プロパゲーション研究所 (Satellite Communications and Radio Propagation) で副社長を務めるクロード・ベリスル氏は、次のように語っています。「この提携は、ソフトウェア無線技術における世界的リーダーとしてのCRCの地位を確立する上で、重要なものとなります。CRCのSCARI Software Suiteと最新のVxWorks 6.2との統合により、われわれはSCA開発者に新たなソリューションを提供できるようになります。今後、ウインドリバーとの協業を通じて、ソフトウェア無線アプリケーション開発の成功事例を増やせると確信しています。」

オブジェクティブ・インターフェイス・システムズ社の上級副社長、ジョセフ・ジャコブ氏は次のように語っています。「リアルタイムの高性能組み込み通信ミドルウェアのリーダーであるオブジェクト・インターフェイスは、すでにウインドリバーの全製品をサポートしています。今回、ソフトウェア無線のオペレーティング環境において、再びウインドリバーと協業できることを楽しみにしています。ウインドリバーの業界をリードするリアルタイムOSであるVxWorksと、わが社が提供するORBexpressとを組み合わせることで、堅牢かつ安全、高性能な基盤を提供し、開発者はその上にSCA Core Frameworkを適用できます。」

カナダ通信研究所(CRC)について
CRCはカナダ産業省の機関で、高度通信分野におけるカナダ政府の主要な研究開発拠点となっています。研究開発は公共目的で行われ、技術と知識を通じてカナダ経済を強化することを目指しています。CRCでは、ワイヤレスシステム、無線通信の基盤技術、通信ネットワーク、光技術およびインタラクティブマルチメディアの4つの研究分野を持ち、学際的アプローチで長期的研究開発を行っています。SCARI-OpenおよびSCARI Software Suiteなど、CRCのSDR技術に関するより詳しい情報は、www.crc.ca/sdrでご覧いただけます

オブジェクティブ・インターフェイス・システムズ(OIS)について
OISは、リアルタイムの高性能組み込み通信ミドルウェアを提供する世界をリードするベンダーです。Real-time Common Object Request BrokerArchitecture(CORBA)、Data Distribution Service(DDS)標準をベースとしたパブリッシュ・サブスクリプション技術、MILSアーキテクチャに基づく安全な通信ミドルウェア開発ツールを提供することで、防衛・航空宇宙、テレコム、データ通信、インダストリアルオートメーション・制御装置、運輸、コンシューマエレクトロニクスなどの市場で要求される高性能へのニーズを満たします。OISの製品は、アビオニクスシステム、ネットワーク管理、運送制御システムなど、多くのミッションクリティカル製品およびシステムの通信のコアに利用されています。顧客には、ボーイング、BAEシステムズ、ブリティッシュアエロスペース、CERN、ダイムラー・ベンツ、EADS、エリクソン、ユーロコントロール、ゼネラルダイナミクス、ハリス、ヒューネットワークシステムズ、ITT、川崎重工、ローレンスリバモア国立研究所、ロッキードマーティン、ルーセント、ニコン、ノーテル、ノースロップ・グラマン、レイセオン、ロックウェル・コリンズ、サーブ、サムスン電子、サンディア、TEAC、TRW、米国防省などがあります。

ウインドリバーについて
ウインドリバー (www.windriver.com、Nasdaq: WIND)は、スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO)を推進するリーディングカンパニーです。ウインドリバーは、企業が、高品質で信頼性の高いスマートデバイスに搭載するソフトウェアを低価格で迅速に開発・実行できる環境を提供しています。Wind River Workbench、General Purpose Platform(汎用プラットフォーム)、特定マーケット別Platform 製品は、ソフトウェア開発全工程におけるコスト、リスクを低減、デバイスの品質と信頼性向上に貢献します。設立は1981年、カリフォルニア州アラメダ(Alameda)に本社を置き、世界15カ国で事業を展開しており、国内ではウインドリバー株式会社より最新の製品/サービスを提供しています。

※ Wind River Systems、Wind River Systems ロゴ、VxWorks は、Wind River Systems, Inc. の登録商標または商標です。他のすべての名前は、各社の商標、登録商標またはサービスマークです。


<リリースに関するお問い合わせ先>
ウインドリバー株式会社
東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクェアタワー
マーケティング本部 広報室
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