スマートデバイス搭載ソフトウェアの最適化(DSO: Device Software Optimization)を推進するリーディングカンパニーであるウインドリバー株式会社(本社:渋谷区広尾、代表取締役社長:藤吉 実知和、米国本社:アラメダ、ナスダック上場: WIND、以下ウインドリバー)は本日、米国本社会長兼社長兼CEOであるケン・クラインが来日会見を行い、日本市場が得意とするデジタル家電分野の強化をはじめ今後大きく成長が予想される車載向け市場の開拓など、急速に需要が拡大するデバイス・ソフトウェア開発の全開発プロセスを最適化するソリューション提供を一層強化することを発表しました。ウインドリバーは、産業別に専門家を配備した受託開発を通じて、低コストで信頼性が高いソフトウェアを搭載したデバイスを迅速に製品化するDSOソリューションの普及を促進します。
インテリジェント・デバイスが招くソフトウェア危機
デジタル家電をはじめとする電子機器の開発では、インテリジェントな機能を実現するために、ソフトウェアが製品の差別化の鍵を握るようになりました。開発過程に占めるソフトウェアの比重が高まり、100万行を超えるコードを信頼性高く短期間で記述する必要性が高まっています。新しいデバイスには、ネットワーク接続、デバイス間の相互運用性、セキュリティ、遠隔管理などが求められることも多くなり、適切なミドルウェアを容易に統合して、実際に運用できることを検証する必要があります。
電子機器に組み込まれるソフトウェアは、種類が異なる複数のプロセッサとOS向けに、個別に開発ツールやミドルウェアを選択して行われてきました。しかし、記述するコードが急激に増大し、対応すべきミドルウェアが増えて複雑化が進むと、統合可能性や相互運用性の検証が難しい課題になり、コストを増大させ開発期間を長期化する原因になります。
DSOソリューション
ウインドリバーが提唱するデバイス・ソフトウェアの最適化(DSO)は、複数のプロセッサとOSにまたがって、共通の開発環境と実証済みのミドルウェアを提供します。お客様はDSOソリューションにより、開発プロセスを全社的に標準化して、人的・技術的リソースの再利用性を高め、信頼性が高く優れたソフトウェアを低コストで市場に早く届けることができます。
ウインドリバーのDSOソリューションは、お客様が最適のOSを選択して、必要なミドルウェアをデバイスに統合できるように支援します。最新のメッセージング、ネットワーキング、セキュリティのプロトコルがPlatformという産業別に用意された実行環境に統合できるようになっていますので、ミドルウェアの統合とテストにかける時間を最小限に抑えることができます。
開発環境はオープンソースのEclipseをベースにしているため、お客様は複数の異なるOS上で行われる全開発プロセスを標準化することができ、Eclipseのコミュニティによって育まれた700以上の豊富なプラグインを戦力化することができます。オープンソースの技術に積極的に対応することは、ソフトウェアの相互運用性を高め、コミュニティによって進化が加速するソフトウェアの恩恵を、低コストで戦力化する上で重要なことです。
ウインドリバーは、お客様のデバイス開発プロジェクトの素早い立ち上げを支援するため、半導体メーカーと協力して産業別のアプリケーションの参照設計を拡充しています。さらに、ウインドリバーのBSP(ボード・サポート・パッケージ)では、豊富な実証済みのコードを迅速な開発に活かすことができます。加えて、ウインドリバーの製品には、パートナー・エコシステムを通じて相互運用可能なサードパーティのツールやミドルウェアが豊富にあり、容易に追加して統合することが可能です。オープンソースのコミュニティに貢献することにより、ウインドリバーはパートナーのエコシステムをさらに広げることができ、お客様がオープンソースの技術を戦力化する上で幅広い選択肢と充実したサポートを提供することができます。
オープンソースを融合した新開発環境
ウインドリバーが6月に出荷した「Wind River Workbench2.3」は、VxWorksリアルタイムOSとともに、Wind River Linux、Red Hat Linux、kernel.org 2.6 Linux、MontaVista Linux、Thread Xの開発が可能なマルチOS対応の統合開発環境です。Wind River Workbench2.3は、カーネルおよびアプリケーション・レベルの開発が行えるツールですが、Linuxアプリケーションの開発やオンチップ・デバッグなどの特定のニーズに的を絞ったツールも利用でき、開発ツールのコストを最適化することができます。
また、ウインドリバーはEclipse Foundationで、デバイス・ソフトウェアの開発環境を充実させる上で主導的な役割を果たしています。ウインドリバーは本年3月にデバイス・ソフトウェアの開発プラットフォームを確立するDSDP(Device Software Development Platform)プロジェクトを提案し、Eclipse Foundationの戦略的開発メンバーになりました。ウインドリバーはIBM、インテル、モンタビスタ、QNXなどのマーケットリーダーとともにDSDPの発展を主導しています。
ウインドリバーが提供するデジタル家電、ネットワークなどの産業別の実行環境に、Wind River Workbenchを組み合わせることにより、お客様はLinuxをはじめとする様々なオープンソースの技術を同じ開発環境で戦力化することができます。Eclipseに基づく共通の統合開発環境を全社的に採用することは、開発プロセスの全行程を標準化する重要なステップとなり、将来的にトレーニング・コストやIDEやミドルウェアを選択する時間を削減し、開発者が新プロジェクトに即応できる基盤を築くことになります。
お客様が開発プロセスを全社的に標準化できれば、ソフトウェアの相互運用性と統合が容易になり、低コストで信頼性が高いソフトウェアを迅速に製品化するDSOの目標に一層取り組みやすくなり、その効果を早く享受することができるようになります。
ウインドリバー米国本社会長兼社長兼CEO、ケン・クラインは、「日本はデジタル家電や携帯電話、自動車といった世界をリードする産業がデバイスソフト開発に深くかかわっています。今後、車載向け市場の積極的な開拓、各分野別の受託開発サービスを拡充するとともに、DSOを通じたデバイス・ソフトウェアの開発プロセス標準化の普及に一層力を入れ、低コストで信頼性が高いソフトウェアを迅速に商品化するソリューションの充実に努めます。ウインドリバーはDSOソリューションを通じて、お客様の満足度を高め、日本におけるDSO戦略の浸透を加速します。」と語っています。
Wind River および ウインドリバー株式会社について
ウインドリバーはデバイス・ソフトウェアの最適化(DSO)のグローバル・リーダです。ウインドリバーはお客様が高速で優れたデバイス・ソフトウェアを低コストで一層信頼性が高く開発することを可能にします。Wind River Platformは、必要なミドルウェアやプロトコルを統合し、全社的な開発を完全に標準化するソリューションです。Wind River Platformは、開発にともなう人力、コスト、リスクを軽減し、概念設計から製品化に至るデバイス・ソフトウェアの開発プロセスの全ての段階で、品質と信頼性を最適化することができます。
登録商標:
Wind River Systems、Wind River Systems ロゴ、VxWorks は、Wind River Systems, Inc. の登録商標または商標です。他のすべての名前は、各社の商標、登録商標またはサービスマークです。
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ウインドリバー株式会社
東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクェアタワー
マーケティング本部 広報室
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