-組み込み機器とエンタープライズシステムの統合 ( Connected World )を実現する、Platform IA 2.0 とPlatform ID 2.0 を発表-
2004年1月26日米国カリフォルニア州アラメダ発-
組み込み機器開発向けソフトウェアとサービスを提供するリーディングカンパニーであるウインドリバー株式会社 (本社:渋谷区広尾、代表取締役社長:藤吉 実知和、米国本社:アラメダ、ナスダック上場:WIND、以下ウインドリバー)は、製造現場での企業情報システムと制御・計測機能を持つ組み込み機器のWebサービスによる相互接続、および組み込み機器とPCの周辺装置などとの
USB などによる相互接続を可能にする次世代のプラットフォームである、Wind River Platform for Industrial Automation 2.0 (以下 Platform IA ) と Wind River Platform for Industrial Devices (以下 Platform ID ) を発表しました。リアルタイムOS(RTOS)の VxWorks® をベースにしたこれらの新プラットフォームは、製造現場における組み込み機器間の相互接続、資源管理や監視などを担う企業情報システムとの連携性を高めることに加え、性能および信頼性の向上を機器開発者にもたらします。
ウインドリバーのチーフ・マーケティング・オフィサーのディヴ・フレイザーは、こう語っています。「Webサービスは、組み込み機器と企業情報システムを接続する重要な標準技術として注目を集めています。製造業で使用される様々な制御・計測機器などの組み込み機器開発の分野向けのソフトウェア統合開発プラットフォームにより、今回Webサービスの実現をサポート可能となります。今後も、ウインドリバーは年を追って加速する技術革新を牽引し続ける役割を担っていくことになります。」
組み込み機器と企業情報システムとの接続性
今日の産業用のシステムには、制御および計測機能を担う組み込み機器が、資源管理や監視を実行するエンタープライズアプリケーションとデータを交換することができるように、連携性のある接続基盤を構築する必要性が高まっています。XML、SOAP、WSDL
は、様々な産業分野でWebサービス標準によるグローバルな相互接続性を実現する上で欠くことのできない技術になりました。Platform IAとPlatform ID は、Webサービス対応だけではなく、SNMP (Simple Network Management Protocol)
による運用管理システムへの対応、SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) によるメール交換、HTTP (Hyper Text Transfer Protocol) によるWebサーバ、Windowsに対応したOPC (OLE for Process Control)のサポートを提供し、総合的に企業情報システムとの連携性を考慮した機器開発を支援することができます。
デバイスとデバイスの接続性
産業用システムの効率を高めるためには、デバイス間の相互接続性の信頼性と最適化を標準技術に基づいて実現する必要があります。制御ネットワークのための接続性では、Ethernetと CAN (Controller Area Network) が標準的な基盤技術となり、PCとその周辺機器との接続ではUSBの普及が広がりました。Platform
IA 2.0 とPlatform ID 2.0 は、USB2.0 をサポートしてTCP/IPの性能と信頼性を高め、CANのチップセットをサポートできるように拡張しています。
ロックウェル・オートメーションのLogix-Netlinx-Kinetix事業部門、バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのケン・ディーケン氏は、次のように語っています。「お客様はかつての守備範囲を超えた情報活用が、高い業績をもたらす力の源泉になることを理解されるようになりました。ロックウェル・オートメーションのLogix製品とその統合されたアーキテクチャは、かつては製造現場だけで閉じていた情報の流れに対して、オープンで柔軟性に富む幅広い通信手段を提供しています。ウインドリバーはリアルタイムの情報の流れを理解し、私たちとお客様の要求に応える有効なソリューションを提示する能力があります」
Platform IA と Platform ID を活用することにより、産業用システム機器メーカーは、従来、非常に時間と手間のかかっていた基本機能部分の統合および最適化の作業に関する負担を飛躍的に減らし、競争力のコアとなる技術の開発と差別化に、時間と資源を集中して取り組むことができます。
Platform IA とPlatform ID は、一年毎の加入ライセンス方式(サブスクリプション)で提供していますので、すでにPlatform IA と Platform ID で開発環境を標準化されているお客様は、新しくリリースされた最新版の機能や特性を、いち早くご利用頂けます。
Wind River Platform for Industrial Automation
Platform IA は、インダストリアルオートメーション機器を迅速に開発するためのソフトウェア統合開発プラットフォームで、高い信頼性と接続性と管理性を兼ね備えています。Platform IA は、対象となる機器のソフトウェアの設計開発と運用を迅速に行うために、基本的に必要とされるソフトウェア機能を、信頼性に定評がある VxWorks
リアルタイム・オペレーティング・システム(RTOS)と事前に統合検証しており、強力な開発支援ツール群と供に提供しています。これらの開発環境により、対象となる機器をフィールドバスやEthernetベースの工場内ネットワークをはじめ、監視システム、業務アプリケーションやインターネットにも容易に接続することが可能になります。Platform IA は、プログラマブル・ロジック・コントローラ、産業用ロボット、プロセス制御機器などのファクトリオートメーションのアプリケーションを設計される方々向けの製品です。
Wind River Platform for Industrial Devices
Platform ID は、産業用システム機器を開発するために提供されているソフトウェア統合開発プラットフォームです。Platform
ID は、RTOSである VxWorks 、産業用システムなどで標準的な接続プロトコル群、グラフィクス、デバイス管理など、機器の迅速な開発に必要な基本ソフトウェアを事前に統合検証しています。Platform ID は、ビルディング・オートメーション、発電と送電、医用機器、輸送関連、計測などのシステム開発に特に適した製品です。Platform ID のさらに詳細な情報は、ウインドリバーの英文Webサイト、 http://www.windriver.com/products/platforms/industrial/ を、ご覧ください。
*注: Web Services: Webサービスは、異なるシステムが Web から提供しているサービスを探し、見つけたサービスに接続し、データを利用したり交換したりするための仕組みを提供します。2000年5月に
SOAP (Simple Object Access Protocol)1.1 が提案され、XML で記述されたメッセージを送る封筒に入れて、Webの標準プロトコルHTTPで異なるシステムにデータを渡して、処理を連携させることが可能になりました。2000年9月に他社のサービスをWebから利用するために、サービスを記述する言語の
WSDL ( Web Services Description Language ) とサービスを登録して公開するディレクトリの UDDI(Universal Description, Discovery and Integration) が提案されました。W3Cの標準化と開発環境への実装を経たこれらの技術により、異なる企業の様々なアプリケーション間でも、データ交換やRPC (Remote Procedure Call) の仕組みを、従来より安価に実現できるようになりました。
ウインドリバーの Platform IA 2.0 と Platform ID 2.0 は、Webサービスを活用した企業の業務システム統合の波に、産業用システムを合流させる重要な契機になります。製造現場などのシステムと業務システムのデータを統合的に扱うことが可能になれば、需要・生産・在庫計画の最適化、緻密な業績指標を基づく顧客満足の向上、新たな自動化の推進など、企業の競争力強化につながる機会を増大させることができるからです。
Wind River および ウインドリバー株式会社について
Wind River (www.windriver.com)は、スマートデバイスに搭載するエンベデッドソフトウェアとサービスをワールドワイドに提供しているリーディングカンパニーです。デジタルコンシューマ機器、ネットワーク機器、自動車、FA、および航空宇宙/防衛など幅広い産業の製品に組み込まれるリアルタイムOSとミドルウェア、最先端のネットワークテクノロジプロトコルスタック群、ソフトウェア開発およびハードウェア設計支援ツール、を提供します。1981年設立、カリフォルニア州アラメダ(Alameda)に本社を置き、世界16カ国で事業を展開。国内ではウインドリバー株式会社より最新の製品/サービスを提供しています。
登録商標:Wind River Systems、Wind River Systemsロゴ、VxWorks は、Wind River Systems, Inc. の登録商標または商標です。他のすべての名前は、各社の商標、登録商標またはサービスマークです。
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東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクェアタワー
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