2004年1月14日

【報道用資料】  

本資料は本社発プレスリリースの抄訳です。

ウインドリバー、家電Linuxフォーラム(CELF)に参加

 

組み込みOS技術の先進企業がCESで、Linux と VxWorks® 用のデバッグツールを実演

2004年1月8日米国カリフォルニア州アラメダ発-
スマートデバイス向けソフトウェアとサービスを提供するリーディングカンパニーであるウインドリバー株式会社 (本社:渋谷区広尾、代表取締役社長:藤吉 実知和、米国本社:アラメダ、ナスダック上場:WIND、以下ウインドリバー)は、家電向けの Linux フォーラムの CELF ( Consumer Electronics Linux Forum )に、参加したことを明らかにしました。CELFはソニー、フィリップス、松下電器産業など、家電業界のリーダー的企業が、Linuxを家電向けのオープンソース・プラットフォームに発展させることを目指して昨年7月に設立されました。ウインドリバーは1月8日から11日まで、ラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で、Linux用プログラムのデバッグ・ソリューションを含む最先端の組み込みソフトウェア技術を展示しました。

米国の調査会社アバディーン・グループで、Linux とグリッド・コンピューティングを担当するリサーチ・ディレクタのビル・クレイブルック氏は、ウインドリバーの CELF 参加についてこう語っています。「電子機器組み込み用のリアルタイム OS で成功を収めたウインドリバーの参加は、CELF の技術のさらなる発展を促す契機になります。ウインドリバーは昨年から、Linux のサポートに積極的な姿勢を示すようになりましたが、CELF 参加を決めたことにより、組み込み Linux 市場でその存在感を示すことになるでしょう」

ウインドリバーの製品担当シニアバイスプレジデントのデイヴ・フレイザーは、「デジタル家電にLinuxを求めるお客さまのニーズが高まり、当社が CELF に参加することによってオープンスタンダードの普及に拍車がかかることを誇りに思います。ウインドリバーは、組み込みソフトウェアの世界最大の企業として、高い実績を残してきた組み込み用リアルタイム・ソリューションを、信頼できるサポートとサービスとともにお届けします。私たちはLinux が、家電機器において、さらに堅牢な信頼性をもつ技術になることを望んでいます」

フィリップス、サムスン、モトローラなど多くの家電機器を提供している世界的なメーカーは、ウインドリバーが提供している家電機器用のプラットフォームを利用しています。これは、デジタル・セットトップ・ボックスやブロードバンド・マルチメディア・ゲートウェイなどの市場に特化した統合組み込みプラットフォームにより、革新的な製品を迅速かつコスト効率で、市場に送り出すことができるからです。家電機器メーカーによるLinuxの採用に弾みがつくようになり、ウインドリバーはCELFとともに、VxWorks® と Linux の共存環境を含め、お客さまの目下のニーズにかなう製品を提供していきます。

本日の発表は、昨年12月に発表した OSDL(Open Source Development Lab) *1 への参加など、ウインドリバーがこれまでに行った一連の Linux 関連の発表に続くものです。ウインドリバーは今回の発表により、デジタル家電、ネットワーク・インフラ、産業用機器、自動車・航空宇宙・防衛の5つの市場にわたり Linux サポートの推進を明確にしました。ウインドリバーはOSDL参加の他に、昨年10月に組み込み Linux 向けソフトウェア開発をサポートするJTAGデバッグツール visionPROBE II を発表し *2 、12月にはオープンソースのJava開発環境を発展させている Eclipse コンソーシアムに参加することを表明しました *3 。ウインドリバーのCELFへの参加は、弊社リアルタイムOSの VxWorks と Linux カーネルの両方で開発されるお客さまを同じように支援するという目標に、さらに近づくためのステップです。

*1: OSDLは、Linux の信頼性を高め企業システムや通信インフラを担える OS として普及させることを目的に、2000年に設立された NPO (非営利団体)です。現在は、基幹業務向けデータセンターLinuxと通信業者向けキャリアグレード Linux ( CGL ) の2つのプロジェクトをサポートしています。CGLは、通信事業者がインターネットのインフラを支えるための無停止サービスを、これまで使用してきたUNIXに代えてLinuxで実現することを目指しています。ウインドリバーの VxWorks は、インターネットを支えるサーバの自己診断機能を支えるサービスプロセッサの OS や通信機器のラインカードなどに数多く採用実績され、信頼性が高い IPv6 の実装実績があります。ウインドリバーは ODSL の CGL ワーキンググループに参加し、無停止サービスを支える次世代 Linux の仕様開発および普及促進を積極的に支援しています。

*2: visionPROBE II は、もともと特定の OS に依存しない JTAG デバッグツールでしたが、特にウインドリバー独自のリアルタイム OS の VxWorks との組み合わせで最大限の能力を発揮できます。さらに、組み込み Linux をサポートすることにより、開発者は同じツールで両方の OS 向けの組み込みプログラムをデバッグすることができます。組み込み Linux 向けに実績があるカスタムハードウェアの立ち上げ支援ツールはほとんどなく、デバッグに多大な労力を要していました。市場で実績がある visionPROBE II が Linux に対応したことにより、カーネル移植からアプリケーション開発に至るデバッグ作業が大幅に軽減されることになります。

*3: Eclipse コンソーシアムは2001年11月に、IBM が4,000万ドル相当のJava開発ツールのコードをオープンソース・コミュニティに供与し、RedHat、ボーランド、コンピュータ・アソシエイツなど150社の開発環境関連ベンダーがパートナーとなって立ち上がりました。Java はマイクロプロセッサや OS の種類を問わず、互換性が高くモジュール化されたコードを開発することができます。Eclipseでは、JAVA 関連の開発に限らず、様々なソフトウェア開発に対して、プラグインして利用できる様々な開発ツールと豊富なコード・サンプルを使って、生産性が高い開発環境を構築することができます。ウインドリバーが Eclipse コンソーシアムに参加することは、オープンスタンダードをベースにした開発環境実現を支援する契機となります。Eclipse の詳細情報は、http://www.eclipse.org から入手できます。

Wind River および ウインドリバー株式会社について
Wind River (www.windriver.com)は、スマートデバイスに搭載するエンベデッドソフトウェアとサービスをワールドワイドに提供しているリーディングカンパニーです。デジタルコンシューマ機器、ネットワーク機器、自動車、FA、および航空宇宙/防衛など幅広い産業の製品に組み込まれるリアルタイムOSとミドルウェア、最先端のネットワークテクノロジプロトコルスタック群、ソフトウェア開発およびハードウェア設計支援ツール、を提供します。1981年設立、カリフォルニア州アラメダ(Alameda)に本社を置き、世界16カ国で事業を展開。国内ではウインドリバー株式会社より最新の製品/サービスを提供しています。

登録商標:Wind River Systems、Wind River Systemsロゴ、VxWorks は、Wind River Systems, Inc. の登録商標または商標です。他のすべての名前は、各社の商標、登録商標またはサービスマークです。


<お問い合わせ先>
ウインドリバー株式会社
東京都渋谷区広尾1-1-39 恵比寿プライムスクェアタワー
マーケティング本部 マーケティングコミュニケーション部
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